日付 2010年11月19日
とき:2010年11月9日、11日、18日の3日間
ところ:岡山県内の自治体
概要:
岡山県労会議は自治労連県本部と共同して、11月9日、11日、18日の3日間に全県の自治体を訪問して、保育制度改革に関わって国に意見提出を求める陳情・請願などの要請行動を行いました。趣旨は国が検討している保育制度=「子ども・子育て新システム」は、すべての子どもに切れ目のないサービスを提供するとしながら、市場原理による保育のサービス産業化や直接契約・直接補助方式の導入など介護保険制度をモデルとした保育制度に加えて幼保一体化や最低基準の地方条例化まで、十分議論しないまま強引に進めようとしているとしました。時間の都合もあって議会事務局のみを訪問する行動でしたが、鏡野町では懇談の中で「最近は国の制度改革でいいことはない。民主党政権になってからも公約が守られてないのは問題。人事院勧告では56歳以上の賃金を下げるのは納得できない」と言う声も聞かれ、民主党政権の進めている地域主権改革に批判が広がっていると感じました。
11月11日には新庄村を訪問して、第10日地方自治研究集会で笹野村長が特別報告をしてくれたことに感謝しながら、村長へも保育制度改革の問題点を説明し、国への意見書提出を検討していただくようお願いをしました。村長の話から新庄村発展の具体的な特産物としての「ひめのもち」が全国から評価されていることや、村民の要望で始めた冠婚葬祭事業が喜ばれていることなどを知ることができました。
ひめの餅の話になると話に熱が入る笹野新庄村長
地方自治体が厳しい財政の中でも懸命に努力していることを国は分かっているのでしょうか?なりふり構わない強引なやり方に国民は必ず怒りをもって民主党政権の責任を問うことになると思います。それにしても県北は紅葉がきれいで心洗われる要請行動となりました。
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とき:2010年11月16日(火)18時30分~20時30分
ところ:山陽新聞社「さん太ホール」
講演者:浅井基文さん(広島市立大学平和研究所長)
テーマ:核密約はなぜ廃棄できないのか?
概要:
安保破棄実行委員会を代表してあいさつする中尾さん
11月16日、「安保条約をもっと知ろう、学習会」が開かれ75名が参加しました。広島市立大学広島平和研究所所長の浅井基文さんが講演を行い、「核密約はなぜ廃棄できないのか?」をテーマに、80分間に及ぶ安保条約と核密約の関係にある洞察力溢れた見解が述べられました。浅井さんは事前に課題を与えられているとして、事前に核密約に関して事前に事務局が投げかけた疑問点などを紹介して、その疑問を解きほぐすように詳しくお話しされました。
講演をする浅井基文さん
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とき:2010年11月18日(木)朝7時45分~8時10分
ところ:岡山駅ビックカメラ前
概要:
県労会議は毎月定例となったディーセントワーク宣伝を11月18日の朝7時45分から約25分間、通勤・通学する労働者・学生の皆さんに宣伝チラシの入ったティッシュを配りながら、9人が参加して伊原県労会議事務局長がマイクを握りました。働くルールと日本経済の再生やディーセントワークという言葉は分かりにくいが、働きがいと生きがいの持てる労働を象徴する言葉として、これからの労働運動の合言葉として使っていきたいと訴えました。これまでは夕方宣伝ということもあり、参加者も少なく、道行く人の反応も鈍くて、「言葉が難しいのかな?」という印象でしたが、夕方が暗くなってきたこともあり朝宣伝に切り替えました。
宣伝カーを横断幕の後ろに付け、訴えを行いました。
朝の宣伝は反応も上場でした。しっかりとチラシを受け取ってくれる反応が心地よく、訴えにも力が入りました。
チラシを配る花田議長
最近の情勢に触れて、「政府はまじめに雇用対策に取り組む姿勢があるのか疑問。公務員の定員や賃金の削減、消費税増税の実施を迫る自民党議員、障害者自立支援法の延命をはかる法案が衆議院を通過するなど、経済再生に逆行している。軍事と外交を国の基本政策とする地域主権で憲法さえ捻じ曲げようとしているが、その外交さえ尖閣諸島問題に見られるように、中国との緊張を高める方向に進んでいる。こんな政治でいいのか。まずは労働者派遣法の抜本改正でまともで生きがいの持てる労度環境を実現しましょう」と理解と支援を呼びかけました。用意した500個の宣伝チラシは当然なくなりました。
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