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11.19革新岡山の会第28回総会と学習会

とき:2010年11月19日(土)13時~

ところ:岡山市勤労者福祉センター4階大会議室

概要:

情勢は自ら切り開くもの

  平和・民主・革新をめざす岡山の会(略称:革新岡山の会)は11月20日に勤労者福祉センターで第28回総会を開催し、50名を超える参加者で2010年度の運動方針、予算、新役員を決定し、伊波洋一さんに連帯し勝利を願うメッセージを確認しました。

  方針では、国民は政権交代があっても、国民生活は変わらない、二大政党というがその政治の基本は変わらない事を、国民は体験し新しい政治を探求しています。そのような状況の中で革新懇には2つの任務がある。①当面する切実な要求実現に全力を上げる。②日本の政治を国民本位に変える力を大きくする。このことを掲げて激動の情勢にふさわしい運動を展開する事を確認しました。

 今年の総会は次々と大変活発な発言が続きました。全国革新懇の地域・職場・青年革新懇全国交流集会で特別発言をした品川さんの発言の「ごまかされない状況を作るための公然と活動をすべき時期が来た。」「俺たちが状況を作るんだ」と言う発言に感銘を受けた。NPT再検討会議に向けた取り組みの中で草の根の力が世界を大きく動かした。民主党県連が「直接知事は国へいくな、県連を通じていけ」という地方の政府は民主党県連だという陳情一元化問題。また、医療ツーリヅムなど県の政策の中身に問題がある。消費税をゼロにという運動を。国保問題で学習会を重視し、署名に取り組んでいる、労働組合の署名への奮闘を。憲法をもう少し勉強せんといけんと思う。日本原の基地の利用が広がってきている、平和な岡山を作る運動をもっとやる必要がある。介護保健作られて10年、改悪に次ぐ改悪がされている、公費投入を拡大し、必要なときに受けられる制度に等発言がありました。

  総会の第2部は、岡山大学名誉教授の小畑隆資氏による「民主党の国会論」~衆議院比例定数削減の狙い~と題して学習講演会を開催しました

  小畑氏は11月19日に民主党の政治改革推進本部(本部長:岡田幹事長)の総会で、国会議員の定数削減と、定数減と議員報酬減で歳費1割削減の方針を改めて決めた。その定数削減の狙いと問題点を3点指摘しました。

議員定数削減の歴史的経過と狙いを説明する小畑さん

  第1に、「国会議員が自ら身を切る事が必要」(菅首相)と言っているが切られるのは国民の声。歳費削減と言うが定数減で年間約83億円、政党助成金は320億円である。これをやめた方が効果は4倍ある。議員数もヨーロッパの国と比べても多くない。とその矛盾を明らかにしました。

 第2に「消費税の議論をするからには、・・・・その効果が少なくとも象徴的な意味で真っ先に実現しなければいけないテーマだ」(玄葉政調会長記者会見)と言っており、消費税導入を狙うパフォーマンスで、財界奉仕、アメリカの軍事戦略の推進、改憲が究極の狙いである事。

 第3に「政権選択可能な選挙を実現するため、小選挙区をより重視する観点」(民主党政策集)が国民には隠された狙いとしてある。そのことは少数政党の排除であり、与党の国会審議無視の強権政治=独裁政治になると指摘しました。

 この問題は民主主義の根幹にかかわる事であり、国民の代表を選ぶ権利の縮減、少数者の人権保障が無視、切り捨てられる民意は必ずしも少数意見だけではない(例えば9条改悪反対の民意)等民意と政治がかけ離れ政治が不安定的になるとし憲法にも班知る物だと報告しました。

 民主党の国家構想は小沢一郎著の「日本改造計画」(講談社1993年)にあるとまとめ、一つ一つの課題での対決と同時にトータルとしての対決が必要、一つ一つの運動をどうつなげトータルに闘っていくか、そのところが革新懇、大きな要にと期待を表明して講演を終了しました。

  公務員削減が言われていることについてどうお考えかと言う質問に応えて、「公務員は命と暮らしを守るバリアー」「おかしいよ」と言う組立が必要と応えました。

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