連想分類語 国民平和大行進
とき:2013年7月16日(火)12時~17時
ところ:岡山県備前市寒河
7月16日(月)国民平和大行進は兵庫県から岡山県に引き継がれました。引き継ぎ場所となった寒河のバス亭では、岡山原水協から120人が出迎えました。兵庫県の行進団が到着すると早速、引き継ぎ集会となりました。
兵庫県の行進団
司会の平井さん(岡山県原水協事務局長)が兵庫原水協代表の梶本事務局長を紹介すると、梶本さんは西岡代表のメッセージを読み上げ、「9名の県内通し行進者と雷雨、交通渋滞の中を何とか岡山県に引き継いだ。参議院選挙と知事選挙があり、覚悟はしていたが兵庫にとっては痛手だった。しかし、行進参加者も沿道募金も昨年を上回った。岡山の皆さん、元気で広島に引き継いで下さい。長崎でお会いできることを楽しみにしています」と紹介しました。
梶本さん
岡山県を代表して母親連絡会の河重寛子さんは、「不安定な天気が続きますが、皆さん元気ですか?平和行進は岡山県に引き継がれました。参議院選挙の真っただ中、安倍政権は新規制基準を梃子に原発を再稼働しようとしている。福島第1原発は地下水が溢れ、汚染が広がっている。15万人もの人達が避難生活をしている。日本は核兵器を持とうと思えば1年以内につくれると、昨年、自民党幹事長・石破茂氏はこう言った。これが原発再稼働にしがみ付く本当の理由だ。核と人類は共存できない。2013年原水爆禁止世界大会を成功させましょう」と挨拶しました。
河重寛子さん
続いて、東京から通し行進者と奮闘している村田澄男さんが紹介されました。村田さんは元養護老人ホームの職員で定年退職を機に全国通し行進に挑戦されています。フィリピンからの全国通し行進者のマラヤ・ファブロスさんは膝の半月板損傷でドクターストップとなり行進を断念されています。村田さんは、「65歳になる。兵庫県では10人の通し行進者がいた。多くの人達が行進し、自治体でも歓迎してくれた。この行進が県民の共感を得て自治体をも動かしている事に感動している。兵庫県は知事選挙の最中であり、幸いタスキがオレンジで選挙のシンボルカラーと一致した。参議院選挙でも核兵器廃絶と平和を求める勢力に前進してほしい」とエールを送りました。
村田澄男さん
続いて、岡山県の通し行進者、中島正智さんが紹介され、「未来の子ども達にきれいで平和な世界を残したいという思いで平和行進に参加した。福島に事故で放射能の恐怖を肌で感じた日本から世界に核廃絶を訴えたい」と決意を述べました。
中島正智さん
早速、行進旗の引き継ぎや湯茶の接待を終えると、「核兵器をなくそう、ノーモア広島、ノーモア長崎」と88名の行進団がスタートしました。
行進団の先頭
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ところ:笠岡市市役所~広島県福山市大津野石碑公園
7月26日、国民平和大行進は11日目となり、いよいよ岡山県から広島県に引き継ぐ笠岡市役所前での出発集会となりました。
笠岡市職労の皆さん
全国通し行進者の皆さん
応本笠岡市職労書記長の司会で始まり、天野副市長が笠岡市を代表して挨拶を行いました。副市長は、「1958年から55年目の平和行進と聞いている。平和への熱い思いを広島に届けてほしい。世界は今でも戦争と核の脅威にさらされている。戦後67年たって、戦争を知らない子供たちが増えたが、平和の大切さを伝えようと笠岡市でも平和祭で黒い雨を上映した。国民平和大行進の皆さんが世界に向けて平和への願いを発信して欲しい」と力強く話されました。出発式では副議長さんも紹介されました。
天野副市長
笠岡市の実行委員会を代表して樋之津倫子さんが紹介され、「私の夏は今日から始まる。この行進を迎えないと暑い夏を乗り切れない。教師時代に英語版・裸足のゲンという本を通して生徒と原爆の恐ろしさを学んだ。しかし、震災と原発事故から、原発による放射能の危険をなくすことも新しい平和行進の課題となった。6月29日には20万人、7月16日17万人の中央集会が開かれたが、作家の瀬戸内寂聴さんが、行動することで訴えよう、と呼びかけられた。直接訴えることが政府を動かす。一人ひとりがその駒となって行動しよう」と決意を語りました。
樋之津倫子現地実行委員長
岡山コープ笠岡ブロック委員長の竹下優子さんは、「今年は戦後67年。戦争体験者も少なくなってきている。東日本大震災で原発の怖さを知った。知らない土地で心細い生活をされている人たちのことを考えると心が痛む。子供たちに戦争の大切さを伝えたい。平和行進を元気いっぱい歩こう」と母親の立場から切々を話しました。
岡山コープ笠岡ブロック・竹下優子さん
全国通し行進者が紹介された後、県内通し行進者の氏平さんは「県外から放射能を逃れて岡山に越してきた人達が300人くらい集まる集会に参加したが、岡山に来たら安心して 眠ることができると話された。内部被曝の怖さに毎日怯えて暮らす人たちのことを考えると、原発をなくしたいと願い、その思いを強くしている。岡山の日生町は原発の誘致をストップさせた経験を持つ自治体。先輩たちの経験に学びながら平和行進を最後まで歩き通したい」と語りました。
全国通し行進者の渡辺さん
県内行進者の氏平さん
笠岡副市長さん、副議長さんも途中まで一緒に
子供たちも元気いっぱい
行進の途中では城見保育園の園児たちが色とりどりのボンボンを持って迎えてくれ、城見小学校ではそうめんと冷たい麦茶で地元の婦人会の皆さんが迎えてくれました。
岡山県労会議の花田議長と伊原事務局長は広島の引き継ぎ場所となった大津野石碑公園で、全労連旗を無事に広島県労連の尾野議長と門田事務局長に手渡しました。
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と き:2012年7月19日(木)9:30~
ところ:岡山市内
概 要:
岡山県内行進4日目は岡山県庁―岡山市役所間を行進しました。岡山県庁前で行われた出発式では岡山県総務学事課・福田課長があいさつを行い、「核兵器廃絶を願う皆さんの行動は意義深いもの。今なお2万発もの核兵器がありなくさないといけない。平和の大切さを認識している」と行進団を激励しました。氏平みほ子県会議員は、「核兵器なくす共同の輪を広げるために平和行進をがんばってもらいたい」と行進団にエールを送りました。
午前中は岡山市内の中心商店街を元気に行進。〝平和七夕まつり″の折鶴が飾られた下を「核兵器をなくしましょう」「原発はいりません」とアピールしながら行進しました。行進団は途中、岡山空襲資料館に立ち寄りました。丸山亀雄さん(岡山空襲平和資料館館長)は、「私は67年前の空襲を実際に経験した。こんなことは2度と起こってはいけない。平和な世界を求める平和行進を応援している」と平和への願いと、平和行進への期待を話しました
岡山市役所到着後、集結集会が行われ、県内通行進者の氏平長親さんは、「40年前の1975年に製作された映画『歩く』に当時の私の姿が映っている。全国通し行進者のみなさんと一緒に歩いていると昔のことを思い出し、懐かしい気持ちだ」と話しました。
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