岡山県労働組合会議

はい、岡山県労会議です。086-221-0133

と き:2018年9月1日(土)10:00~

ところ:西川原プラザ

概 要

岡山県労働組合会議は第30回定期大会を開催しました。17組合から65人の代議員が出席しました。活発な討論で議案を深め、2018年度からの新体制を確立しました。

開会あいさつで三上議長は、「組織拡大は急務だ。最重要課題としてすべての組合にとりくんでほしい。高教組は、青年の外国人教員2人を新たに仲間に迎えた。労働組合にの力を高め、嘘と誤魔化し、政治の私物化で民主主義を破壊する安倍政権を終わりにしよう」と話しました。

来賓として、全労連から橋口紀塩副議長、日本共産党岡山県員会から森脇ひさき県会議員、倉敷民主商工会から禰屋町子さんが出席。橋口さんは、「全労連の組織強化には単産・地方のみなさんの協力が不可欠だ。特に最賃運動を重要課題とし、8時間働けばふつうに暮らせる社会の実現を目指し、社会的賃金闘争にとりくんでもらいたい」と訴えました。

議案提案では、地域経済と労働者の生活を守るために奮闘してきた1年を総括し2018年度方針として、「組織拡大強化を最重点課題としながら、最賃引き上げや社会保障拡充のとりくみのさらなる前進。3000万人署名を成功させ、改憲阻止を実現することを基調とし運動の発展を計る」ことが提案されました。議案は満場一致で採択されました。

 

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と き:2018年8月29日(水)19:00~

ところ:岡山協立保育園

概 要

全国福祉保育労働組合(福保労)岡山支部は「福祉に働く者の法律と権利教室」を開催し、20人以上が参加。岡山県国家公務員労働組合共闘会議(岡山県国公)から森岡直樹さんを講師に招き、労働基準法の原則と相談事例からケース・スタディを行いました。

福保労岡山支部の石村委員長は、「労働組合や福祉の仕事に対して色々な疑問や悩みがあると思う。しかし、イキイキと働き続けることのできる職場は一人ではつくれない。学習と交流を通して、一緒になってとりくもう」と学習会の主旨を説明しました。

森岡さんは、「法律の世界では労働者と使用者は対等とされている。しかし、実際には経済的力関係は大きく違う。そこで、すべての労働者に労働基本権として、団結権、団体交渉権、争議権が認められている」と話したうえで、労働基準監督署に寄せられた相談事例を紹介しました。

参加者からは残業時間の申請について質問がありました。森岡さんは、「残業代は実時間に応じて支払わなければならない。人によって能力に違いがあるため、早い遅いは当然ある。仕事が遅い=能力が低いという理由で残業代を支払わないことは許されない」と解説しました。

その後、4つのグループに分かれて感想交流が行われました。「事例から学ぶことで、園内にも労働基準法違反があることがわかった」「他の保育園を知らないため、今の状態が当たり前だと思っていた」と言う感想や、「残業時間の申請をしても、園長の裁量で最終的に時間が決められる」という具体的な悩みも出されました。

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とき:2018年8月29日(水)12時15分~

ところ:岡山駅西口さんすて

8月29日(水)、沖縄辺野古基地建設に反対する署名を行いました。4人の参加でした。署名は3筆。30分間の訴えでした。夕方よりは昼にやった方が組合関係者の参加を得やすいと思いましたがどちらでも同じ結果でした。通行する人の関心も薄い様子です。やはり、人数が圧倒的に少ないことが署名数に影響していると思います。平和委員会の署名は夕方でしたが、20筆は超えました。

そろそろ終わりにしようと締めに入ったところで、年配の女性が「息子が沖縄の宮古島で僻地医師をやっている。軍用機の爆音がうるさくて仕事にならないと怒っている。自分は橋本岳の支援者だが安倍は支持していない。辺野古基地建設は反対。自分のような人間もいるから署名運動は頑張ってほしい」と署名をしてくださいました。「それなら自民党支持をやめればいいのに」とは思いましたが、訴えが届いたと感じました。人間は体験を通じて考えるのでしょうが、理性で判断できないのでしょうか?そのためには積極的に検証する姿勢が必要なのでしょう。もう一歩、踏み出していただきたいと感じました。さらに聞くとご夫婦で医師をされているそうです。8月27日の共同通信社の世論調査では「辺野古移設不支持44%、支持40%」だそうです。微妙な質問で反対なのか賛成なのかが分かりません。マスコミはもっとまともな世論調査ができないのだろうか?

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とき:8月27日~28日

ところ:倉敷市真備町、岡山市東区平島

8月27日~28日、全国災対連の調査団14人が岡山入りしました。調査団は豪雨災害による影響とこれまでの経験が生かせるよう倉敷真備町、岡山市東区・南古都地域を見て回り対策を検討しました。全国災対連は、全労連以外に新建築課技術者集団(新建)や科学者会議、農民連、行政の地質担当者、街づくり、阪神・淡路大震災救援・復興県民会議などの専門家がいます。こうした方々の助言や支援を受けることが今後の復興の手助けになります。全国災対連はボランティアで活動しています。今回初めて新建の岡山支部会員がいることを知りました。

27日の午後、倉敷の田辺市議、須増県議の案内で真備町の被災地区、小田川の末政川、馬谷川の決壊場所、水害の原因ともされる小田川の雑木(今はきれいに刈り取られています)、9月8日から開設する県災対連の事務所と被災した大家さんの家屋、トレーラーハウス、被災した須増県議の実家、箭田・川辺地域の水田と被災家屋、岡田小学校の避難所などを見て回りました。

小田川支流・未政川の決壊場所は今も土台から抉られた家屋や、流されて傾いた家、大きく削り取られた土地は水がたまり、ポンプで排出しながらも未だに水が引かず池のようになっています。何故?決壊したのか、と須増県議は「小田川が砂を含む堤防で特に未政川は粘土質が少なかったと言われている。一度決壊した個所に、別の個所で決壊した水が流れ込み、激しい勢いですべて破壊した。そのために亡くなった方が多い」と話しました。

調査団は天井川決壊の脆さや越水による堤防破壊と水流による破壊力を目の当たりにして「地質学的な調査」を強調しました。川辺事務所の家主さんに母屋や居間の被災状況を見せていただきました。2階の窓の半分くらいまで水に浸かったことが分かる生々しく残っています。床板も土壁も剥がされています。家主さんは「母屋は取り壊す」と話しました。土壁について調査団に尋ねると「カビがあっても再利用できるが、藁や土を加えて1年位寝かす必要がある。荒壁を塗って2年くらい。それから2年くらいで上壁を塗る」と土壁家屋の再建が時間を要することを説明しました。床下の構造を見ながら、居間と台所の構造が違うことを指摘して、違う構造の建物を密着させると強度が弱る」と指摘。家屋の再建に専門家の助言が必要なことを感じました。

小田川の決壊場所に立ち、周辺の街並みを眺め、天井川としての危険性や雑木、河川管理に話題が集中しました。

河川管理の不十分さは一目で分かりました。雑木の刈り取りが、長い間要望されながら聞き入れられなかったこと、ダム放流の問題など様々な要素が他県の水害と比較するような形で話が広がりました。どうやらダムは無駄が多いようです。この問題も専門家の検証が必要であり災対連の仕事になりそうです。農業支援、家屋の再建と費用、自治体独自の支援金、災害後のまちづくなど話題は尽きませんが、28日の岡山東区の状態と合わせて災対連が国以上の支援を実現する運動を住民とともに展開できるのか?責任を感じます。

28日は共産党竹永市議の後援会事務所を拠点に、大野さん(責任者)の案内で被災者の声を聞くことができました。経験から水かさの判断を誤り、思わぬ水害にあった経験談は誰にも共通する問題です。県境が変わっている認識がないと避難勧告に対する受け止めが違ってくることも分かりました。

家を新築し、鍵の受け渡しの日に被災したというニュースも当時聞きましたが、どちらの責任になるかの分かれ目と工務店が災害保険に入っていることなども知りました。知らないことが多く課題は山積みですが市民ぐるみの運動として県災対連を育てたいと思う2日間でした。今後も全国災対連の力を借りながら復興に全力をあげます。

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と き:2018年8月27日(月)17:30~

ところ:岡山駅西口さんすて前

概 要

 

戦争をさせない、9条壊すな、総がかり行動実行委員会は3000万人署名を集めました。行動には4人が参加し、30分で7筆の署名を集約しました。

県労会議の弓田さんは、「安倍政権は集団的自衛権の行使容認、安保関連法を強行した。9条に自衛隊を書き込むことが実現すれば、名実ともに軍隊と同じになり、日本はあまりかと一緒になって世界中で武力行使をすることになる。しかも、その目的は日本の国益=経済的利益を守るためとされている。日本の利益のために海外で戦争をすることが許されていいわけがない。憲法9条の平和主義を守ろう」と訴えました。

また、県労倉敷の平林明成さんは、「9条改憲をどう思うか」と問いかけ、「もしかしたら自分には関係ないと思っているかもしれない。しかし、憲法9条が変えられ、平和主義がなくなることは何を意味するのかを考えてみてほしい。この問題はみなさん自身の生活に直結する問題だ」と述べました。

安倍政権は2020年の改憲発議を目論んでいます。総裁選でも改憲を宣言し、改憲派の中でも1000万人署名を開始しています。一人ひとりが自分たちの問題として憲法を考え判断していくことが求められます。

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と き:2018年8月26日(日)9時~

ところ:岡山県倉敷市真備ボランティアセンター

8月26日(日)、5回目のボランティア活動、倉敷真備に金曜イレブンアクションで顔なじみになったTさん(女性)とご一緒でした。もう一人Fさんも来られると連絡がありましたが行きのシャトルバスでご一緒することは叶いませんでした。新倉敷駅のバス停にはすでに7人くらいが待っていました。私とTさんも列に並ぶと次々に増えてきました。前に並んでいる女性に話しかけると「横浜から来た」というので、お礼を言いながら暫し、岡山の方言について盛り上がりました。Tさんはとにかくよくしゃべる人で、岡山弁にも詳しくひとしきり奥深い話に。初めて知ったのですが彼女は美作の出身で、私も知らない岡山弁を紹介してくれました。横浜から来た女性は後にKさんというお名前も分かりました。「昨晩に夜行バスで来た」と話し、明るい笑顔の方で、熊本や東北の支援にも行かれているようすを聞かせていただきました。お話からかなりのベテランと判断しました。

ボランティアセンターでは福岡からきた2人組の女性と同じグループとなり、結局、横浜のKさんと合わせると、女性4人、男性は私のみの5人のグループとなりました。リーダーは私になりました。福岡から来た2人は今朝、新幹線で来たばかりで日帰りとのこと。その内の一人は「まだ被災後、間もない頃に来た」と話し、「随分片付いている」と感想を話してくれました。

今日は下二万のサテライト事務所で説明を受けた後、近くのMさん宅に向かいました。広いお家で、庭には大きな栗の木があり、半分くらいは泥を被っていました。奥さんお話だと、「先日の台風雨でずいぶんきれいになった」と話されましたが、下の枝を剪定して見栄え良くしておきました。Tさんは植木剪定の経験があるらしく、こまめでした。

サテライトの指示では側溝の土をかき出すこと、家周りの泥出し、トイレまわりの清掃、屋根のドラム缶を撤去できるのかの判断などを任せられました。

早速、泥のかき出しをはじめながら、トイレの方も見てみましたが、Tさんが水道修理にも経験があるとのことで、彼女に任せました。途中、Tさんと二人でトイレのタンクと小便器、便座などを外して搬出しましたが、水道の管を切ったために、元栓を開くと水が漏れるようになり、止む無くサテライトにヘルプして水道屋さんに来てもらうようにしました。

やはり工具がないと仕事は完結しません。

昼食休憩をしている時に、家主のMさんから被災した時のお話を聞きました。「水がみる見るうちに上がってきて、コメの入った冷蔵庫を2階に上げたが結局、無駄だった。屋根には流れてきたドラム缶がそのままになっており、消防に頼んだが未だに撤去はできていない。コメは庭に暫く置くと発酵してお酒のように臭ってきた。たまに浸水はするが今回のようなことは初めての経験だ」と予想外の災害に対処できなかったことを悔やむようにお話されました。お住いの一棟は「解体する」とおっしゃっていました。休憩をしながら熊本地震の話や東北の災害に話が及びました。Tさんが常に自分の体験談を話しだし、県外の3人の話が途中で切れるために、十分に話を聞き出すことができず、ちょっと残念でした。しかしTさんは東日本大震災の時からのベテランボランティアで、今回の災害では1ヵ月以上ベテランです。その経験は豊富で話し出すと堰を切るように止まりません。話は尽きません。

話をしているうちにKさんの話から、岡山のWeb登録は初めてのようで、「簡単に受付ができてよかった」と話していました。熊本での活動の紹介していただき、「主に御用聞きが多かった」と。また、「岡山の受付はスムーズだったが、他県では9時に受付をして12時になって初めて活動となり、実際には2時間くらいの稼働だった。4千人の募集で行ってみるとすでに3千人が来ていた」などの経験談も聞くことができました。私は来る度に、他県のボランティアが多く、頭が下がると同時に、ボランティアを志す人が意外に多いことも分かり、ちょっと驚きです。ボランティアがステイタスになるのかな?とも思いました。昼食休憩後の活動時間が短く、どうやら仕事は終わらないと判断。「継続」としてセンターには報告しました。

帰りの列車を待とうと新倉敷駅に向かうと朝に会えなかったFさんが疲れた表情をして座っていました。聞くと「土壁を壊して搬出する作業だった」とのことです。労いの言葉を掛けるしかありませんでした。駅までご一緒したKさんは福山で遊んでから岡山で一泊するとのことで別れました。「福岡の2人はゆっくりと変えられるのかな?」駅まではご一緒できませんでしたが、お疲れを出されないようにと願うばかりです。

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とき:2018年8月22日(木)7時30分~、9時30分~

ところ:岡山駅西口サンステ、岡山県庁

2018年8月22日(水)、岡山高教組は子ども・高校生の学習権と進路保障を求める中国ブロックキャラバンにとりくみ、早朝宣伝を行いました。宣伝には10人が参加し500枚のチラシを配布しました。

岡山高教組・三上委員長は、「日本の教育予算はOECD諸国中で最低のランクだ。せめて、欧州諸国並みに予算を引き上げることで、高校の完全無償化、大学の無償化も実現可能になる。高等学校等就学支援金が始まっているが、所得制限がある。所得制限を撤廃し、すべての高校生の学ぶ権利を保障するよう無償化を実現することが求められる」と訴えました。

岡山県の教員不足は解決しておらず、非正規の教員で何とか運営しているのが実態です。宣伝では、教員の定数拡大と労働実態が改善されない限り、少人数学級の実施は不可能であることを訴え、「様々な施策の見直しを抜きにして根本的な解決はできない。市民のみなさんに協力してほしい」と通行人に呼びかけました。

10時から1時間、岡山県への要請行動がおこなわれました。要請には8人が参加、37項目の要請と懇談が行われました。実際には時間の関係で回答は重点8項目となり、項目が絞られ集中した議論の中で質問や意見が出されました。

特に、就学援助と学習指導要綱に関わって、県は就学援助の制度を多面的に知らせているとしていますが、実際には進級時と入学時しかされておらず、後は校報で知らせているだけです。就学援助を希望する家庭は、制度を個々一般的に徹底されているわけではないことが明らかとなりました。

学習指導要綱についてはカリキュラムマネージメントで自主的な教育制度の充実を促すと回答しました。それは逆に自主性を拘束することにならないのか?と質問すると、県は学校が主体的に充実できるように援助するものであり、他県の経験も取り入れるとしました。学力テストでは、最近の新聞報道を見る限り、岡山県の学力向上は成果を出していません。むしろストレスを生んで学力を低下させていないのか?この点で、県は学力テストが行き過ぎたという事例は聞いていない。津山市では学力テストの結果を指導資料として研修に使う試みが始まっていると事例を紹介しました。

正規教員の雇用では、今年度・小学校で220人、中学校122名を採用したと回答しましたが、割合としてどれくらい増えたのか?との質問には約2%と答えました。県は10年間で教員不足を解消すると言っていますがこれで本当にできるのか疑問でした。

就学支援金は非課税世帯が原則で年収250万円までが対象です。現行は公立高等学校等の在学者は年額12万9,700円、私立高等学校等の在学者は年額13万8,000円となっています。私たちは高校無償化を求めていますが、県は毎年充実が図られているとして県単独の支援制度は研究しているものの現在は考えていないとしました。

国の無償化制度は確かに検討されていますが、今困っている家庭の負担を軽減し、貧困による高校生の学習環境を支援すべきです。県はその立場に立っているのか?分からないというよりは県の消極的な姿勢を感じる懇談でした。

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と き:2018年8月21日(火)9時~

ところ:倉敷市真備町服部地区

8月21日(火)、県災対連4回目のボランティア。事前に国労の参加を確認していましたが、当時会うことはできませんでした。新倉敷駅では、意外にバスを待つ人は少なく、前回と比べて参加者少ない感じです。列に並び話しかけると、前の男性は千葉から、後ろの女性二人は県内の高校生だと分かりました。どちらもボランティアは2回目です。すると、時間より早くシャトルバスが来ました。早速乗り込むと隣の男性は昨日カプセルホテルに泊まり「朝食が少なかった」と言ってお握りとサンドイッチを頬張っていました。2日連続の県外ボランティアさんでした。岡山の人はいない。やはり車の人が多いのか?ボランティアセンターで受付を済ませると椅子に座りグループ分けです。

そこではアッと驚く出会いが待っていました。ご近所のCHさんです。「え~、CHさん、よく来られているのですか?」と聞くと、「22回目です」と返事「すごい。奇遇、偶然」近所でお散歩の時に見かけ、大掃除の時くらいしかお顔は見かけないのですがこんなところでお会いするなんてびっくりです。しかも同じグループです。暫くそのことが話題に。グループ5人の内、1人は女性、さらに2名は男性ですが1人は日頃はタイでお仕事、2週間休暇となって日本でボランティア活動だそうで、脱帽です。もう一人も神奈川県横須賀基地から昨日来て、活動を終えると帰るとのことです。女性も神奈川県のようで、熊本地震の時の支援に行こうとしたら台風で行けなくなり、今回は岡山を選んだそうです。

センターには様々な掲示物があり、県外の方は岡山の方言に興味があるようです。「じゃーじゃ」「ちょっこけー」などが話題に。そこで兵庫出身の私の体験から岡山弁のおかしさを紹介。「はよしねー」「かってけ―」と。皆さん思わず「へえ~?」と驚きの声。話題が盛り上がったところでボランティア活動の説明が始まりました。どうやら私たちは今回、真備服部地域に入るようです。早速、バスに乗るのですが、何故かバスの号車番号は「X」です。次のバスが「A」ですからちょっと不思議。

今日の活動はOさん宅です。まだ、ボランティアの活動も手に着いたところという感じで、真備箭田地域では床板剥がしが始まっていますが、ここでは家財出しの段階です。4時間かけて、やっと一部屋から家財を出して、「重要書類が紛れ込んでいる」と思われるものを分けて搬出。7割方出したところで時間切れでした。早く、壁や床下に取り掛からないともうカビが広がっています。天井も手つかずの状態です、作業が急がれます。最近まで水が引かなかった地域ですからこれからというところです。

昼休み前に手が空いたところで家主さんが、被災時の衝撃的な体験を話しはじめました。「夜中に犬が異常に泣くので、どうしたのか思っていると突然、電気が止まり、ガスの水も全部止まった。その時、ドカンと家が縮むような衝撃が来て真っ暗な中、あっという間に水が上がってきた。2階に上がって、着の身着のままで助けを待っていると水かさが増え、犬を抱えて助けを不安になった。自衛隊が来たが、「待ってくれ」と言うのでも困っていると民間のボムボートで助けられた」という怖い体験です。作業を続けながらも時間が惜しまれました。「思い出も何もかもが流され、一瞬の内に人生をひっくり返された無念さは如何ばかりだろうか?Oさんの生きてきた証を私たちは今ゴミとして今捨てている」と思うと罪悪感さえ湧いてきました。

帰りの列車の中で、4人が顔をそろえ、岡山の名物やお土産の話題で盛り上がりました。さっきまでの罪悪感は何処かへ行きました。勝手なものです。県外のボランティアに岡山の良さをアピール。「しっかり楽しんで」と倉敷駅で別れました。

ところで、私は毎回「青い最賃Tシャツ」を着て活動しているのですが、そのTシャツが目に留まって栃木からきた全教の労組の方が声を掛けてくれました。今日来たばかりで29日まで頑張ると話されました。お礼を言いながら、被災の状況をお話しました。全国から来ていただいている皆さん、本当に感謝です。次回は26日(日)です。

岡山災対連の事務所は9月8日(土)開設が決まりました。お困りごとなんでも相談を始めます。私も暫く、お手伝いが続きそうです。

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とき:2018年8月20日(月)18時30分~

ところ:勤労者福祉センター4階会議室

8月20日(月)、自治体問題研究所による「豪雨災害 県下の現状と課題」と題する講演会が開かれました。日本共産党岡山県委員会の住寄聡美にお話を聞きました。

住寄さんは今回に豪雨災害で早くから県内を回って、前大平喜信衆議院議員や仁比聡平参議院議員、森脇・須増県議会議員らと県内を回って、被災状況を調べ、被災者の声を聞いて来られました。今回は県内の被災状況から被災者の生活支援や課題、住家や罹災証明、商工業、農業、学校、河川反乱原因の究明と浸水被害の実態について彼女の経験が詳しく述べられました。

まず、県内の被災・災害発生個所は全県に及んでいることが克明に語られました。岡山県全体では61名が死亡、3名の行方不明者、全壊が4,423棟、半壊が3,027棟、床上浸水は2,961棟、床下浸水、6,013棟と岡山県にとって史上最悪の被害です。

全壊の内、半分にあたる4,250棟は倉敷真備町の被害です。半壊は962棟です。岡山市の全壊は7棟、半壊は1,055棟です。特に真備地域は小田川の6か所の決壊によって大きな被害となりました。

岡山市も床上・床下で6,605棟は被害に会い河川決壊の恐ろしさを目の当たりにしたとしました。岡山市東区では共産党竹永市議の後援会事務所が被害に会ったものの、そこを片付けながら地域支援の拠点として復興に尽力された様子も伺いました。

県内では津山市、笠岡市、井原市、総社市、高梁市、新見市、真庭市、矢掛町、玉野市、赤磐市、浅口市、鏡野町で河川反乱の被害が出ています。全県と言っていいくらい甚大な被害が発生しました。何度も言われていることですが「晴れの国岡山、災害、水害、地震の少ない県」との安全神話が浸透している岡山県で、水害による死者が多く発生したのも避難指示が遅れ、実際に避難の遅れが原因だと報道されています。これは実感によるものですが、避難の遅れは誰もが認める所です。

お話の中で、住寄さんはダム放流時の事前警報や河川整備の問題点についても強調されました。水害の怖さは浸水だけでなく、その破壊力は堤防を決壊させ、道路のアスファルトを剥がすほどの威力を持ち、直撃を受けた家はその衝撃で塀も上も壊れ、地面もえぐり取られる被害になっていることが紹介されました。

その上で、支援の課題として、「医療介護費の窓口無料化、避難所での生活改善支援、クーラー、仕切り、ペット専用、食事の改善、罹災証明の簡素化」が上げられました。すでに解決した問題もあります。避難所の食事が当初、毎日パンばかりだったことなども話されました。安倍首相の指示もあったと思われますが、罹災証明の簡素化と倉敷市の対応が柔軟だったことも分かりました。住家の支援では「公費による土砂・ガレキの災害廃棄物としての除去、公費解体、コミュニティー大切にした木造の仮設住宅、みなし仮設の遡及適用」、課題としては、「納得のいかない被災認定、制度を利用できない人への対応、コミュニティーの維持」です。その他、業種ごとの支援課題も具体的に述べられました。災害の原因と究明については、「小田川雑木の伐採、高梁川と小田川の合流点の付け替え工事」として、想定されていたことが先延ばしとなり犠牲者を出したと指摘しました。課題としては「専門家チームの支援と研究、住民の声を聞く仕組み、ダムの管理、内水の排除、河川敷と堤防の管理」が上げられるとしました。

今回の大災害は安倍政権の政治と無関係ではありません。広く国民と共に考えなければなりません。国民の命と暮らしを守る政治と軍拡の道は明らかに対極にある政治です。

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とき:2018年8月20日(月)17時30分~

ところ:岡山駅西口さんすて

8月20日(月)憲法宣伝に6人が参加、10筆をいただきました。

今回は署名して下さる方との会話はありませんでした。憲法署名が安倍政権への批判の意思表示になること、自民党総裁選挙に向けて安倍首相が憲法9条を変えると言っていることに歯止めをかけるにはどうしたらいいのか?3千万の署名を集めることが改憲発議を止める力になること。安倍首相は自衛隊を憲法に明記させ、事実上集団的自衛権の行使ができる軍隊を憲法に明記させようとしていること、などを訴えました。

今日は自治体問題研究所の講演会のために早めに切り上げました。ご協力いただいた皆さん、ありがとうございました。

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