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2・17 NPO朝日訴訟の会第13回総会

2月17日(土)、NPO朝日訴訟の会第13回総会が開催され、49人が参加しました。総会では、鈴木勉さん(佛教大学教授)による記念講演が行われました。

憲法25条を活かした社会    を実現するためにというテーマで鈴木さんは、「貧困はファシズムの温床だ。第二次世界大戦は、日独伊のファシズム国と米ソ英仏などの反ファッショ連合国の闘いであったと総括される。世界恐慌の影響で連合国側は、大量失業に苦しみながらも、社会保障法が制定した。その後、英米は大西洋憲章を発表し、国民の恐怖と欠乏からの自由のために、平和と社会保障の制度を確立してきた。社会保障はファシズム防止装置というのが連合国側の合意であった」と話し、「貧困化が進むほど、ファッショ化と民主主義は崩壊しやすい。過度な労働と生活が窮状に追いやられるなど、困窮した国民は自由と正義のために立ち上がりにくい。むしろ、目先のシンプルなメッセージを容易に受け入れ、互いに憎悪し合う土壌をつくってしまうからだ」と今の世界を分析しました。

鈴木さんは社会保障拡充を実現するための道筋について、「現在の福祉政策では自助が最優先される。ここでいう自助には本人だけでなく、家族が含まれている。これは、戦前の家制度の発想だ。福祉を充実させ平和を守るためには、まずもって現日本国憲法を守り、文字通り実行することだ。そして、福祉事業体と市民団体、労働組合がパートナーシップ関係を深めていくことだ」と述べました。

総会では、3名が発言を行い、佐古浩之さん(岡山県民医連)は経済的事由による手遅れ死亡事例調査結果について、「2016年の事例数は28都道府県で58件ある。地域に必要な医療・介護・福祉体制の拡充が求められる」と話しました。

川谷事務局長が議案を提案し、「朝日訴訟記念展示室を広く紹介し、一人でも多くの会員を増やしていく」と意気込みを語り満場の拍手で承認されました。

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