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9・23-24 全労連青年部第30回定期大会

と き:2017年9月23日(土)~24日(日)

ところ:全労連会館

概 要

全労連青年部は第30回定期大会を開催し、2日間で傍聴を含め44人が参加しました。大会では、憲法・平和、組織拡大、労働法制の取り組みを中心に、青年自らの職場での活動が語られました。

開会あいさつを行った郡司副部長は、「安倍政権は臨時国会を開くことをせず、解散に踏み切るつもりだ。森友・加計疑惑の追及を逃れるためであることが見え透いている。様々な人が安倍首相の解散を無責任であると批判しているが、いま私たちがすべきとは何かをしっかり考えて選挙に臨んでいこう。そして、今年の運動の成果は核兵器禁止条約が国連で採択されたことだ。わたし自身、諦めずに粘り強く運動することの大切さを実感した。諦めずに声を上げ続けていこう」と述べました。

今回、来賓として全労連幹事・布施恵輔さんと民青同盟・宅田葉月さんの2名が出席しました。布施さんは、「アジア諸国をはじめ世界各地で青年の活動が政治を動かしている。全労連青年部に結集している青年たちにこそ社会を変えるための希望がある」と伝えました。宅田さんは、「安倍政権は憲法を踏みにじり、青年の声には一切耳を傾けていない。いま青年の活躍が野党共闘を後押し、青年の声が社会を変えている只中にある。総選挙で私たちの思いを表そう」と来る総選挙での青年の活躍を呼びかけました。

議案提案を八重田副部長が行い、「非正規雇用の増加に加え、低賃金、長時間・過密労働によって青年の明るい未来が奪われている。今の働き方に疑問や悩みを抱いても自己責任論に押しつぶされてしまう。まだまだ労働組合の存在や価値は知られていない。青年労働者にこそ労働組合が必要だ」とし学習やつながりを活かして組織拡大・強化を実現することを提案しました。

その後、8グループに分かれて分散討論を行いました。どのグループでも青年労働者の切実な実態が語られました。「忙しい中で組合活動もしないといけない。会議に参加するだけでも青年にとっては闘い」「職場に自分一人しか組合員がおらず、日常活動すら満足にできない」など仕事と組合活動を両立させることの難しさが主に語られました。

2日目の全体討論では、県労会議青年部の内田部長が発言しました。今年度は会議参加率の向上を目指して活動し、会議に参加できていない青年とは面談を行っていることを報告しました。今後の課題として、「上部団体の提起する活動を優先するのではなく、メンバーの抱える課題をあぶりだすことが大切。この間の議論の中で、多くの青年が後任問題で悩んでいることが分かった。組織本体が後任問題をどう考え、フォローするのかが重要ではないか」と問題提起しました。

すべての議案は満場一致で採択され、最後は団結ガンバローで閉会となりました。

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