1.24生き活きフェスタ&自治研集会
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とき:2016年1月24日(日)10時∼
ところ:笠岡市保健センター
1月24日(日)、自治労連は笠岡市保健センターで生き活きフェスタを開催しました。西日本は寒波が襲いとても寒い日となりましたが地域住民500人が参加しました。午後からは「地域創生」をテーマに「住みやすい地域を私たち手で」とする研究集会が100人が集まり熱心に報告と討論が行われました。フェスタでは給食の試食会としてパンとシチューのセットが大人気。あっという間になくなりました。花の苗のプレゼントに健康チェックなど家族連れの参加者でにぎわいました。職員の仕事を紹介したパネルや展示、ゴム鉄砲などの工作教室、図書館司書による大型紙芝居も人気で子ども達の笑顔が溢れました。自治体の仕事を楽しく体験できる生き活きフェスタは毎回市民に親しまれ好評です。こうした企画が広がって子どもの時に自治体職員の仕事に触れて、大人になっても自治体と関われるようなると住民参加の自治が根付いていく気がします。
午後から開かれた研究集会では今西清さん(自治体問題研究所)が講演を行いました。2014月12日に策定された「まち・ひと・しごと創生長期ビジョン」に基づいて、全国でも人口ビジョンとして総合戦略が打ち出されています。今西さんは、こうした戦略は①経済成長戦略の優先、②選択と集中が強調され、③医療・介護が広域的政策として、地域が切り捨てられようとしていると問題を指摘しました。大規模な自治体再編政策の中で地域の自立や地域が成り立つ仕組みが求められているとしました。また、マイナンバーが戦争法に絡んだ国民監視のシステムであることや子どもの尊厳を守る地域の持続的な発展こそ、憲法13条に示される精神だということを総合的に掴むことも大切だと強調しました。
その後は2つの分科会で報告と討論がされました。第1分科会の人口減少・地域の街づくりでは、①子どもから高齢者まで「ふれあい・たすけ愛の創出」としてNPO法人子ども劇場笠岡センターの宇野均恵さんが報告。
I♡UKAN!空き家バンク制度を高梁市有漢地域局の徳田匡彦さん。③井原市美星町の現状と課題では井原市職員の瀧本智之さんがそれぞれの立場からお話しされました。子ども劇場という子どもの演劇鑑賞運動が地域に根ざす助け合いの拠点になっているとは驚きでした。登録会員は1800人。片親で4人の子どもを抱えるお母さんの心に支えになっている話は感動的でした。空き家バンク制度では今年4月から移住者が来るそうです。気長に定住政策に取り組む職員の活動は地道ですが見守りたい気持ちになりました。美星町の人口減は深刻です。どこの自治体でも他人ごとではありません。地域の産直市やイベントには多くの人が訪れます。しかし、それだけで人口が増える訳ではありません。地域に仕事をつくるのも自治体の仕事ですが自治体の苦悩を感じました。