月別 2014年5月
憲法集会2014.5.3
とき:2014年5月3日13時30分~
ところ;三木記念ホール
日本国憲法施行67周年、第38回目の憲法集会が5月3日、三木記念ホールで開かれました。
開会のあいさつは中富公一先生(岡山大学)
集会では新俳句人連盟岡山支部・三上史郎さんのお話と反戦俳句の紹介、岡山合唱団による「おばあちゃんの遺言2014」など反戦を綴った合唱、福島の原発事故から逃れて岡山に移住してきた人、また直接支援物資を送って福島県民の支援活動をしている岡山の4団体の活動を通して、憲法と政治を考えるシンポジウムなど、多彩な行事が集会を盛り上げました。
岡山合唱団の皆さん
シンポジウム「震災後、岡山で生きる」
福島原発事故から逃れ岡山へ移住、避難、保養に来た人たちを支援する皆さん
メインは小森陽一さん(東京大学大学院教授)のお話です。「安倍内閣はなぜ危険なのか、-その政治思想と手法を読む-」と題して、アメリカの軍事同盟国として、歴代政権が国民を騙しながら、憲法解釈によって自衛隊を海外派遣しようと立憲主義を踏みにじる「戦争する国づくり」にこそ安倍政権の「歴史的使命」があると強調しました。小森先生は冒頭に「なぜ安倍内閣が危険なのか?それは第2次安倍政権だから」だとして、「安倍内閣の支持率が高いのは、権力の側に代わる人がいないからだと」とその政権の危うさを説明しました。
小森陽一先生(東京大学大学院教授)
その上で、「1950年の朝鮮戦争からサンフランシスコ講和条約、旧安保条約まで日本再軍備の方向が狙われ、自由民主党は結党以来、一貫し自衛隊を海外に出す戦略をとってきた。しかし、憲法に違反した自衛隊の海外派兵を取り繕うほど、逆に自衛隊を個別的自衛権、専守防衛に縛り付け、歴代の法制局長官は自衛隊を戦闘地域に出せば、それは「憲法違反になる」と言い続けてきた。安倍政権の歴史的使命は自衛隊の軍隊化であり、集団的自衛権の行使を容認しようとすれば国民との対決点はますます先鋭化する」と述べました。安倍政権がやろうとしていることは、麻生太郎氏が「ナチスに学べ」と言ったように国民の知らないところで軍隊化を既成事実化し、閣議決定だけで派兵できる仕組みをつくることにあると話しました。
上着を脱がれて熱がこもっても弁舌さわやか。分かりやすいと好評。ユーモアも。
10年前に9条の会ができたとき「憲法を変えた方がいい」という世論は6割だった。今は全く逆であり、草の根の運動が世論を変えた。我々が頑張ればマスコミも情報を出してくる。小森さんは「連休明けがまさに正念場であり、改憲策動を押し返す運動をさらに進めよう」と訴え、話を締めくくりました。
閉会のあいさつは三上雅弘委員長(高教組)
小森先生の話は歴史を遡りながらも、とても分かりやすく、難しい言葉もやさしく、安倍政権の狙いと矛盾がよくわかる内容でした。参加者は目の覚めるような話に勇気づけられ惜しみない拍手を送りました。
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と き:2014年5月2日(金)12:15~
ところ:中国電力岡山支社周辺
概 要
原発ゼロをめざすイレブンアクション岡山は24人の参加で、85回目となる中国電力への抗議行動を行いました。本日は真夏のように暑い日でしたが、新緑の季節感じる清々しい気持ちになりました。
デモ出発前に伊原さんが情勢報告をし、「台湾の馬英九政権は新北市で進められている第4原子力発電所の建設を停止した。そして、将来的な稼働の是非は住民投票で決めることを表明している。台湾では原発建設の中止を求める声が高まっており、国民の要求に譲歩した形になる。しかし、日本の安部政権は国民の声を無視して原発を推進し続けている」と話しました。
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と き:2014年5月1日(木)10:00~
ところ:旭川河川敷
概 要
本日、第85回メーデーが開催され485人が参加しました。今年のメーデーは「戦争する国づくり」を進める安倍政権による暴走政治を阻止し、憲法が活きる安全・安心社会の実現、労働者・国民本位の政治転換を掲げました。
開会にあたり花田実行委員長があいさつを行い、「安倍政権は消費税増税をはじめ成長戦略における、労働者派遣法の改悪、残業代ゼロ制度など国民生活を破壊する新自由主義政策を推進めている。同時に、国民の知る権利を侵害する特定秘密保護法の強行成立、解釈改憲による集団的自衛権の行使など戦争する国づくりを進めている。今年のメーデーはこうした安倍政権の動きにストップをかける重要な節目になる」と話しました。
続いて、大月秀樹さん(岡山市経済局長)があいさつを行い、「いま日本経済は回復に向けて動き出している。しかし、消費税増税や雇用不振など厳しい状況が続いている。労働者のみなさんが安心して働き生活できる状況を生みだすように私たちも努めていく」と述べました。
その後、石村智子さん(日本共産党・中国ブロック国民運動委員長)が登壇し、「いま長時間労働、低賃金、パワハラなどで労働者を使いつぶしにするブラック企業が大きな問題になっている。安倍首相は労働法制を大改悪し、ブラック企業の後押しをしている。私たち日本共産党は、ブラック企業の無法を許さないブラック企業規制法案の制定を目指している。無法状態の働かせ方から、労働者の権利を守るためにともにがんばりましょう」と話しました。
最後に、西岡ひとみさん(JAL不当解雇撤回闘争大阪原告団)が壇上に上がり、「日本航空は経営悪化を理由に165名のパイロットと客室乗務員を整理解雇した。しかし、日本航空は整理解雇の翌年、約2000億円の利益を出している。整理解雇の必要があったとは思えない。いま格安航空の価格競争によって安全が脅かされている。ベテランパイロット、乗務員を職場に戻し安全な空を取り戻したい。5月15日には客室乗務員の高裁判決が出され、6月5日にはパイロットの高裁判決が出る。みなさんのご支援とご協力をお願いします」と訴えました。
来賓からのあいさつ終了後、各団体が登壇して訴えを行いました。
母親連絡会のみなさん(^_^)/
医労連のみなさん(*^^)v
高教組のみなさんヽ(^o^)丿
岡山市職労のみなさん(^O^)/
メーデー宣言を氷山さん(JMIU・富士鋼業支部)が読み上げ、満場一致の拍手で採択されました。
最後に、神宝さん(県国公議長)が、「労働法制の大改悪、改憲・集団的自衛権の行使は何としても阻止しないといけない。本日のメーデーを機に力を合わせてがんばろう」と閉会あいさつを行い、団結ガンバローで集会を閉じました。
その後、岡山駅前までデモ行進を行い、第85回岡山中央メーデーは終了しました。
働く者の賃金を引き上げよう! 労働法制の規制緩和を許すな 長時間労働をなくそう!と元気よくコールしながら歩きました。
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