岡山県労働組合会議

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日付 2013年7月29日

と き:2013年7月28日(日)14:00~

ところ:岩国市役所前公園

概 要

 昨年7月、日米両政府は市民の反対を押切りオスプレイを岩国に搬入しました。今回、新たに12機の追加配備を決定し、7月30日に岩国基地に到着することを通告しました。岩国市は大雨・洪水警報が出されていましたが、全国から1200人が集まり、市民団体主催でオスプレイ追加配備に抗議する集会を開かれました。

 実行委員会を代表して桑原清実行委員長があいさつを行い、「オスプレイにはオートローテーション機能の欠如、突発的事故への対応機能がないことなどの欠陥が指摘されている。日本政府は昨年5月にオスプレイの安全性が確認されたと声明を出した。しかし、ヘリモードは基地内に限るなどの日米合意は守られていない。日本政府の安全宣言はすでに破たんしている。オスプレイは沖縄にも岩国にもいらない。力を合わせてオスプレイをアメリカに送り返そう」と市民集会への決意を述べました。

 続いて、佐々木明美さん(社会民主党山口県連合代表)が登壇し、「安倍政権は集団的自衛権の行使、憲法9条の改憲を行うとしているが、それはアメリカの戦争に際限なく付き合うことを意味する。つまりオスプレイ配備は改憲への道、戦争への道だ。安倍首相は日本をとり戻すと言うが、アメリカ従属的な態度を改め、国民の声をアメリカに届けることだ」と連帯のあいさつを行いました。

 仁比聡平さん(日本共産党参議院議員)は、「雨が降っているがオスプレイは刻々と岩国に迫っている。そもそも基地の沖合移設は岩国の騒音問題を少しでも軽減することが目的だった。住民との約束を裏切り、新しい滑走路、艦載機の受入、米軍住宅の建設を強行したが、誰が一度たりとも認めたことがあるだろうか」と岩国市民の気持ちに思いを馳せ、「岩国の基地強化はオスプレイの配備が目的だったことがこの一年で明らかになった。オスプレイの追加配備は沖縄のためだといっているが、沖縄県民はオール沖縄でオスプレイに配備は絶対に許さないと声を上げている。住宅地上空は飛ばない、ヘリモードは基地の中だけなどをとりきめた日米合意は一切守られていない。沖縄の全自治体が安倍総理に提出した建白書では、『米軍は今が占領中であるかのように某弱無人にふるまっている』と厳しく指摘している」と述べました。最後に仁比聡平さんは、「辺野古新基地に対しては2000通を超える反対の意見書が寄せられている。沖縄にも岩国もオスプレイはいらない。米軍基地の強化は許さないというのが国民の多数の声ではないだろうか。追加配備は本土の米軍基地を拠点とし、無法な低空飛行訓練の拡大を呼び起こすものだ。国内に設定されたルートの上をオスプレイが勝手に飛び回り、子どもたちを脅かすことになる。そんなことは絶対に許さないという私たちの闘いを大きく広げることが求められている。自民党が国会の多数を握ったとしても、国民の本当の願いとは馴染んでいない。大きな国民運動を徹底して広げ、憲法が活きていく新しい日本をつくろう!」と集会参加者にエールを送りました。

 その後、集会アピールが採択され、岩国駅までデモ行進しました。参加者は、「オスプレイはいらない」「米軍は日本から出て行け」「基地のない平和な日本をつくろう」とコールしながら歩きました。この集会へは岡山県から9人が参加しました。

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