日付 2013年4月18日
とき:2013年4月18日(木)12時15分~
ところ:表町商店街アリスの広場前
憲法改悪反対岡山県共同センターは4月18日、表町商店街で憲法署名・宣伝行動に取り組みました。参加者は6名で21筆の署名を集めることができました。
自民党の憲法改正草案を片手に
県労会議の伊原事務局長が16日の憲法講座を力に、自民党の憲法改正草案を片手に持って見せながら、買い物客や通行する人に署名への協力を訴えました。「自民党はアメリカと一体になって戦争をする国づくりを進めている。今度の参議院選挙で自民党が3分の2以上の安定過半数を獲得すれば、憲法改定の発議をすることになる。その上で、改悪の発議ができるように、2分の1以上の賛成条項に変えようとしている。諸外国でもこんな国はない。その上で9条を変え、国民の権利に制限を加えるのが目的だ。絶対に許せない。自民党は小選挙区の1票の格差が違憲だと判決で断罪されているにも関わらず、抜本是正に踏み切らず、自民党に有利な小選挙区制度を維持しようとしている。これは党利党略だ。戦争の火種を作ってはならない。表町商店街は68年前に空襲で焼かれ、2千人が亡くなった。どんな理由があっても戦争をしてはいけない」と訴えました。
ご年配の皆さん、署名ありがとうございます。
商店街も空襲で焼かれた話では、共感があったとみえ、署名をしてくださる方が増えました。天候も良くて、気持ちの良い憲法宣伝となりました。
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とき:2013年4月16日(火)18時30分~
ところ:岡山市勤労者福祉センター
憲法共同センターは4月16日、小畑隆資さん(岡山大学名誉教授・政治学者)を招き、憲法学習講座を開きました。参加者は13人でした。小畑さんは、「自民党の狙いは9条の平和条項を変えることだとされているが、最大の問題は一部の条文の手直しではなく、憲法そのものの基本的な性格を根本的に改悪し、破壊しようとしている点にある。それを明確に示しているのが99条だ」としました。
憲法99条は「天皇又は摂政及び国務大臣、国家議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ」と規定されています。続けて小畑さんは、「憲法を尊重し擁護する義務を負う者の中に、国民は挙げられてないことに注意。だからと言って国民が憲法を尊重しなくてもいい、というわけではなく、憲法は権力の担い手、すなわち支配者、統治者を規制する法規範だ」と説明しました。さらに、小畑さんは、「自民党の憲法改正(?)草案にはその前文に、日本固有の歴史、文化、伝統という考え方が示されているが、あたかもその歴史は天皇を戴く国として、人類普遍の原理のごとく宣言している。こうして国民をがんじがらめに縛っておいて、天皇を元首として奉っている。彼らは、国民の人権や幸福追求の権利、学問の自由、個人の尊厳を国家に守る義務として課すのではなく、国民の権利を制限する条項に変えようとしている」と話しました。
話の中で、「歴代権力者は天皇を元首としながら、実際には権力を与えず利用してきた。その意味で明治天皇や大正天皇は権力者に利用されてきたが、昭和天皇だけは自らの判断で戦争を始め、戦争を終わらせた。その意味で昭和天皇には戦争責任がある」としました。参加者からは熱心な質問が相次ぎ、充実した講座となりました。
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