6.2労働学校第4講義
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と き:2011年6月2日
ところ:勤労者福祉センター
概 要:
岡山県労働者学習協会主催の労働学校第が開校されました。第4講義の今回は21名が参加し、「封建社会と宗教的世界観」について学習しました。
講義の様子
講師の長久啓太さんは、「ソクラテスは、青年が自分自身で物事を考え抜くことができるように、積極的に彼らを励ましていたそうです。ソクラテスのこの態度はとても大事だと思います」と受講者に積極的に考えるようにと促しました。原始キリスト教の歴史と近代の労働運動の接点について、「ローマ時代人々は隷属と困窮に苦しんでいました。キリスト教がローマで国教として認められるに至ったのは、圧倒的多数を占める弱者の救済をキリストが説いたからです。当時は圧迫からの解放は宗教面での解放しかありませんでした」とし、「労働運動は社会の変革に救済を見出します。キリスト教は死後の世界に救済を見出していますが、理不尽な搾取と貧困からの解放を目指しているのはどちらも同じです」と話しました。
講義終了後のグループ討論の様子
現代社会でも圧倒的多数を占めるのは労働者です。労働者が社会に対して疑問を抱き、なぜと問うことが社会を発展に導くことを考えさせられる講義でした。