岡山県労働組合会議

はい、岡山県労会議です。086-221-0133

日付 2011年6月29日

と き:2011年6月29日(水)13:00~

ところ:岡山市内

概 要: 

 1945年6月29日、岡山は米軍による空襲を受けました。平和の波2011おかやま実行委員会は、犠牲になられた方々の鎮魂と平和な世界をという思いを込め、岡山空襲平和の日電車を走らせました。

 電車は東山電停から出発し岡山駅まで往復し、車内には岡山空襲で廃墟になった市街中心地の写真が展示されていました。本日は40人が参加し、尾崎ツトムさんのリードで平和の願いを込めた歌を参加者で歌いました。

小さな子ども達も一緒に歌いました♪

岡山空襲を体験した須々木彰さんは、「空襲があった日、私は深夜2時まで起きて勉強をしていました。突然大きな爆発音がして、空襲だと気が付いた私はすぐに両親を起こし外に家族全員で逃げました」と話し、「近くの民家に焼夷弾が落ちて花火のように爆発するのを目撃しました。また、後日同級生が焼夷弾の直撃を受けて死亡したしたことを知った時はとてもショックでした」と岡山空襲の悲惨さを話しました。岡山空襲は忘れてはならない記憶です。この記憶を伝え、戦争がどれだけ悲惨で無意味なものであるかを伝えていくことを参加者全員が決意しました。

岡山空襲で投下された焼夷弾(実物)

 7月16日(土)から2011年国民平和台行進が岡山県内に突入します。県労会議からは弓田事務局員が県内行進に参加します。まだまだ行進参加者を募集しています。平和行進を通して、平和への願いを伝えあいませんか?

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と き:2011年6月27日(月)8:30~

ところ:滋賀県大津市

概 要:

セミナー2日目は「全労連の組織化戦略について」をテーマにした第3講義が開講されました。講義では全労連政策総合局長の寺間誠治さんが講師を務めました。

寺間誠治さんは、「人間らしく生き、働くこと、ディーセントワークの実現が重要です。全国で6585件の相談がありましたが、内906件が直ちに生活保護が必要とされる状態でした。格差と貧困が可視化されているように思われます」とし、「労働組合が先頭になることで労働と貧困の問題を解決できる」と話しました。戦後直後、労働組合の組織率は高まっていました。しかし、平成6年の組合員数12,699千人をピークに伸び悩んでいます。寺間誠治さんは、「労働組合組織化への目的意識を持った取り組みを進めることが大切です。製造大企業構内の非正規労働者、流通・サービス業、中小零細企業はまだまだ組織化されていない空白地帯といえます」と組織拡大の可能性を示しました。今後の方針について、「労働組合が孤独な人々を見限るようなことがあってはいけません。今後は地域に根差した運動を展開していきます。そのためには、従来の運動スタイルにとらわれた守りの姿勢を捨て、勇気をもって労働組合自体を変革することが必要です」としました。

最後に寺間誠治さんは、「近年、労働組合役員ですら労働法の基本的知識に欠ける状態が報告されています。現状改善のためには教育学習活動強化が喫緊の課題です」とし、「運動を構築するためには、一人ひとりが自覚を持ち、自ら進んで集会等に参加し学習することです」と締めくくりました。

講義終了後、班に分かれてのグループ討論が行われ、「今運動が形骸化しているのではないか。誰のための、何の運動なのかを組織内で議論すべき」、「労働者自身が要求に気が付いていない。要求に気付かせる行動が必要だと思う」、「知識、問題意識を高め、単産・単組よりも早い情報発信をしていくことが必要だと思う」、「ドキドキしながらでも外に出る運動が必要だ」などの意見が出ました。

全日程終了後、受講者は終了証書を受け取りました

労働組合の組織化を図るにあたって、一番重要なのは組織内での方針の共有だと思います。そして、一方的に運動を進めるのではなく、組合員に機関誌・直接対話することなどを通じて活動を知らせることもまた大切なことだと思います。

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