日付 2011年3月8日
3月2日午後、岡山県北一帯を米軍機が低空飛行し、津山市で民家に被害を与えた問題で、岡山県は中国四国防衛局に通報しました。住民の苦情を聞いた日本共産党の末永弘之津山市議の通報で、岡山県の美作県民局と津山市危機管理室の職員が4日、被害のあった津山市上田邑(かみたのむら)の井口貞信さん宅を訪れ、被害を確認しました。土蔵が一棟全壊し、洗濯機1台が壊れ、ガラス窓が1枚破損、電話線が切れていました。(岡山民報)
3月7日、岡山県平和委員会の大西会長、中尾名誉会長、県労美作の杭田議長が現場を視察しました。山陽新聞などの報道によると、防衛省の中国四国防衛局(広島市)が現地を視察し、「自衛隊機ではない」と断定したうえで、「米軍機の可能性があり、照会中。現時点で倒壊との因果関係は分からない」としています。この視察には岡山県、津山市職員も立会いました。大西さんをはじめ県平和委員会のメンバーはこの調査に同行し、井口さんから当時の状況を聞き、被害状況を撮影しました。山陽新聞では、同局が津山市から連絡を受け3日、米軍岩国基地(山口県岩国市)に該当機の有無を照会。中国四国防衛局の山下課長は「米軍の回答を受けて対応を協議する。倒壊の原因は衝撃波の有無を含めて不明。米軍機の飛行ルートも認知していない」と話したと報道されています。平和委員会のよる現地調査の詳細は後日報告します。
破壊された土塀の前で話を聞く中尾さん
航空法は市街地で高度300メートル以上、その他は高度150メートル以上での飛行を定めているが、米軍には適応されてないとされています。しかし、無法な飛行を認める協定はなく、1999年に低空飛行問題での日米合意(外務省によると、地位協定に関する日米の協議機関・日米合同委員会は1999年、米軍の低空飛行訓練に関し六項目の合意を行い、「人口密集地では三百メートル、それ以外では百五十メートル」という日本の航空法に基づく高度制限を守ることを確認している)があります。これまでにも岡山県の県北では米軍機による住民被害が出ており、H17年6月の真庭市蒜山で起こった低空飛行問題では、7月に岡山県は要望書を提出している経緯があります。全国各地で米軍機による爆音被害が続出しており、岡山県でも例外でないことを今回に事件は示しています。
・群馬県前橋市でF18爆音被害が続出
・秋田県大館市で比内地鳥が大量圧死(昨年2月、6月)
・広島県では岩国基地からのF18戦闘機が飛行訓練(2010年4月~9月で49件)
・鹿児島県屋久島空港では嘉手納基地のMC130特殊作戦機が夜間訓練
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とき:2011年2月20日(日)
ところ:滋賀県饗庭野市内
概要:
自衛隊を米軍の指揮の下に自衛隊が海外で戦争をするための訓練が、滋賀県の饗庭野基地で、11回目の「日米合同演習」が2月20日からはじまりました。
アメリカ軍海兵隊は、沖縄・普天間基地から岩国を経由して、日本原と同規模の近畿圏最大の饗庭野基地に入り合同演習を開始しました。
演習は、アフガニスタンでの戦闘を想定した内容と言われており、自衛隊は米兵の指揮の下に闘わされるもので、自主性のない訓練です。
「ふるさとをアメリカ軍につかわせない滋賀県連絡会」の呼びかけで、2月20日13:00から「日米合同演習反対2・20あいば野大集会」が、滋賀県の高島市民会館開かれ、近畿の各県から550人が参加しました。
岡山県からは、安保破棄諸要求貫徹岡山県実行委員会の中尾元重代表と私大西の二人が参加しました。
集会では、憲法前文の「平和に生きる権利」や「9条」など戦争から免れて平和で幸せに生きる権利を政府に求めようとの集会宣言を採択しました。
杉原秀典滋賀県連絡会代表のあいさつ、森 茂樹共産党県議の報告、千坂 純日本平和委員会事務局長に続いて、同規模の演習場を抱える岡山県を代表して中尾氏が連帯のあいさつを行いました。
集会後、高島市の今津町の中心街を約1時間是も行進しました。
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