1.29県労第37回幹事会・県春闘共闘発足総会・学習会
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とき:2011年1月29日(土)10時~15時
ところ:勤労者福祉センター4階大会議室
概要:
県労会議は1月29日、第37回幹事会を開き2011年春闘方針を確立するとともに、午後から春闘共闘委員会を開催して、学習会で「日航の不当解雇」について学び、運動を前進させる決意も確認しながら、役員体制や当面の活動方針などを満場一致で採択しました。幹事会では20組織30人が参加して、伊原事務局長の2011年春闘方針の提案に対して各産別から6名が発言しました。提案では「日本経済を再生しているための賃上げ闘争を重視して闘うことや、大企業の244兆円もの内部留保を社会に還元していく運動を強化しよう」「地方選挙を春闘と一体のものとして位置づけ共に闘おう」と呼びかけられました。
賃上げと政治課題を結びつけてガンバロウと挨拶する花田議長
発言では①JMIUの大島幹事が「苦しい経営の中で年末一金は明治機械で0.7カ月に終わった。春闘では要求アンケートや家計簿調査、企業への一言メッセージなど、職場から練り上げる要求を大切に春闘再生の年にしたい」と決意が語られました。
JMIU・大島幹事
②医労連の岩本幹事は「昨年は20年ぶりに医労連として全国キャラバンを行った。医師・看護師不足は待ったなしだ。社会保障の拡充が求められている。2交代制の長時間労働をなくす運動を強化する。患者の受療権が脅かされており、国民春闘に固く結集して頑張る」と発言しました。
医労連・岩本幹事
③建交労の朝倉幹事は「じん肺キャラバンではお世話になっている。高齢者事業団の活動も仕事の確保が厳しくなっている。自治体には高齢者の命と生活を守る義務がある」「今年は母親大会が広島で開催される。岡山から500名が参加しようと準備が進んでいる。県の大会は津山だ。成功のために結集を」と取り組みの成功へ協力を求めました。
建交労・朝倉幹事
④明治屋労組の杉本幹事は「人事考課を盾に定年延長を拒否された組合員が裁判で闘うことになった。傍聴や要請行動などで支援を」と法律で定められた定年制の延長を拒否する会社の不当性を訴えました。
明治屋労組・杉本幹事
⑤生協労組おかやまの井木幹事は「小売りの経営は厳しくなっている。大元には消費税やTPP参加の間違った政治にある。しかし、経営側はこうした問題でもはっきりと反対を表明していない。労組は賃上げで誰でも最低1000円の時間実現に向けて職場の団結を呼び掛けている。パートの時間給が768円と相場よりも下がっている。これに歯止めを掛ける春闘として奮闘する」と話し、景気の回復と労組の課題を結びつけた労組の闘いを紹介しました。
生協労組おかやま・井木幹事
⑥県国公の石倉幹事は「地域主権改革と公務委員削減に反対する地域宣伝を重視していることや公務職場の人減らし、地方移譲に反対する」と打って出る活動を提起しました。
花田議長の音頭で団結ガンバロウを唱和
まとめの中で伊原事務局長は「現在、公契約でキャラバンをしているが、国民を苦しめる政策と自治体への交付金減らしで国民や中小業者が苦しんでいる。労働組合があらゆる国民各層と共同する運動を追求することが大切。学習しながら組合員を増やすなど組織強化を春闘の柱にして奮闘しよう」と呼びかけました。
採択された春闘アピールはココ第37回幹事会春闘アピール(採決確認)94.7KB