岡山県労働組合会議

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連想分類語  平和大会

と き:2016年10月22日(土)~24日(月)

ところ:青森県三沢市

概 要

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安倍政権による安保法制(戦争法)の強行後、南スーダンへの自衛隊派遣が行われようとしています。今年の日本平和大会は、南スーダンに派遣される自衛隊がいる青森県三沢市で開催され、全国から600名が集まりました。

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集会では、元自衛官・末延隆成さんが、「政府は南スーダンでの武力紛争を紛争ではなく衝突とごまかし、安全を装っている。しかし、確実に犠牲者がでる。そもそも、安保法制による任務には大義がない。南スーダンでは民間人と兵士の区別はつかない。派遣された自衛隊員が行うのは単なる人殺しだ」と発言しました。また、自衛隊員の息子をもつ平和子さんの発言は胸を打つものがありました。「私は戦争には反対で安保法制反対の活動にも加わっていた。息子が自衛隊に入隊したいと言ったときはドキリとした。それでも、息子は結婚しており、生活不安を解消するために入隊。その後、PKOで南スーダンに派遣された。自衛隊内で息子の立場が悪くならないために、絶縁状を書いて送った。本来は人の命を守るのが自衛隊の任務のはず。安倍政権の行っていることは戦争利権以外の何ものでもない」と涙ながらに訴えました。戦争によって引き裂かれる家族。安倍政権の進める戦争する国づくりは、全ての人間関係を引き裂きます。

全労連副議長・長尾ゆりさんは、「いま市民の共同が野党を動かしている。安倍政権は野党共闘の広がりに焦り、騙しの手口を進めている。安倍首相が狙うのは、すべてにおいて軍事優先、武器輸出で儲ける軍国化だ。平和大会で基地のない日本、平和な日本を学び合い語り合おう」とあいさつしました。

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政党からは、伊波洋一さん(参議院議員・沖縄の風)、高橋千鶴子さん(衆議院議員・日本共産党)、そして、野党統一候補として勝利した田名部匡代さん(参議議員議・民進党)があいさつしました。

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海外代表のウェルデン・ベロさんは、「フィリピンでは25年前に米軍基地を撤去することに成功した。しかし、いま再びアメリカはフィリピンに基地を置こうとしている。アジア太平洋のアメリカの軍事力の枠組みの中にあり、アメリカがアジアの平和と経済発展が実現するという考え方であり、それに追従する日本とフィリピンの政治体制は反主権国家というほかない」とアメリカに対する批判を発しました。

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大会では日本平和委員会事務局長・千坂純さんが基調報告を行いました。南スーダンへの自衛隊派兵を止めさせること、沖縄の新基地建設阻止、憲法9条を軸にしたアジア共同体を構築することが話され、「憲法を根本から破壊した戦争する国へ日本を変えさせてはいけない。憲法に基づく平和外交を積極的に展開し、日本をアメリカの軍事戦略に組み込む日米軍事同盟と日米安保条約を廃止することが必要だ。市民との共同を大きく発展させ、安倍政権を打倒する大きな一歩を踏み出そう」と呼びかけました。

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二日目は分科会が開催され、入門分科会では安保破棄中央実行委員の小泉親司さんが問題提起を行いました。冒頭では、地元の青年が行ったアンケート調査の結果が報告され、三沢基地があるから他国(主に中国や北朝鮮)の侵略から日本は守られているという意見や基地はカッコいいなど好意的な意見が多くありました。

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小泉さんは、「基地とは人殺しの訓練を行う場所だ。そして、日本は戦争に負けた歴史があるが、負けようが勝とうがアメリカ軍が基地を置くためには地位協定が必要になる。地位協定ははっきりって、アメリカ軍の特権が明記されたもので、日本を守るとはどこにも書いていない」とアメリカ軍の実態を話し、「三沢市の人口は4万5000人。対して米兵・家族は8500人。三沢市民に対して2割の米軍関係者がいる。そして、訓練による爆音被害で住民が次々と移転し、人口が減少した。四川目地域の集団移転は悲痛な歴史だ。基地撤去こそが三沢の未来を豊かにする」と述べました。

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その後の、グループ討論では基地を無くした後にどうしたらいいのかを考えました。沖縄県では普天間基地の返還で直接経済効果が3866億円あるとされ、税収も430億円と推定されています。沖縄の場合は観光資源が豊富という利点があり、そのまま三沢市にあてはめることはできません。各グループからの発表では、「自分たちがどういうまちに住みたいのか。どう暮らしたいのかを考える必要がある」との意見があり、平和運動とまちづくりのつながりを見出すことができました。分科会終了後は、中央公園に集合しデモ行進が行われました。

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と き:2011年11月25日(金)~27日(日)

ところ:沖縄県

概 要:

 

 「沖縄から全国へ 広げよう平和の流れ -米軍基地も軍事同盟もない憲法の輝く日本を」をテーマにした日本平和大会が沖縄県で開催されました。全国から1300人が集結し、平和への願いを一つにしました。岡山県からは23人が参加しました。

 25日に開会集会が行われ、全労連議長・大黒作治さんが、「沖縄での闘いに連帯し、全国的な闘いへと大きく発展させましょう」と開会あいさつを行いました。開催地を代表して琉球大学名誉教授・矢ヶ崎克馬さんは、「沖縄では米軍基地移設問題、オスプレイ配備の問題が民意を無視する形で行われようとしている。沖縄で平和大会が開催されることは、アメリカいいなりの政府に対して主権者である国民の強大な民意を示すことになります」と力強いあいさつをしました。その後、各界からの来賓から集会成功に向けてのメッセージがありました。

開会集会フィナーレでは駐日米軍兵犯罪と闘う遺族の方々からの報告、ヘリパット建設に反対する高江からの訴え、横須賀港の米原潜母港化と闘う神奈川の代表の発言など各県の代表団が次々に登壇し、それぞれの活動の報告と決意を表しました。岡山県代表団は津山平和委員会・葛原智さんを先頭に、3月2日に米軍戦闘機が津山市上空を低空飛行し民家に被害があったことの謝罪と保障を日本政府、米軍に求める運動について発言しました。

 26日は各分科会に分かれて集会が行われました。第7分科会は青年が中心となり、「君は、日米地位協定を知っているか」というテーマで青年分科会が開催されました。青年分科会には各県の青年が100人参加しました。

分科会開催に先駆け、主催者を代表して日本原水協・前川史朗さんは、「沖縄を蹂躪する米軍基地の問題をみなさんに自分のこととして考えてもらいたい。また、日本全体の問題としてとらえることで終えるのではなく、アジア全域の平和問題として考えることが必要だと思います」と参加者に伝えました。また、「沖縄の実態」と題したDVDが上映され、沖縄の青年が基地のない沖縄、平和な沖縄をめざして活動している様子が映しだされました。

 2011年1月12日、沖縄市を走行中の與儀功貴さんの車に、米海兵隊所属の車が対向車線から飛び出して正面衝突し、與儀功貴さんは亡くなりました。與儀功貴さんの同級生でで「遺族を支える会」の新垣翔士さんからの発言がありました。新垣翔士さんは、「ぼくが功貴の事故のことを知ったとき全く信じることができませんでした。ウソだろと何度も自分に言い聞かせました」と涙を流しながら話しました。「功貴の死によって人の命について深く考えるようになりました。同時に日米地位協定の存在を知り、米軍属・日本政府に対する怒りを感じました。いったい法律ってなん何ですか。どうして日本政府は沖縄県民の人権を守ってくれないのですか。これからもこのような事件を見て見ぬふりをするのは許せません。日本政府は日米地位協により国の安全が守れるとしています。しかし、国の安全を守っているつもりでも、住民の安全が守られていません」と怒りの思いを表しました。最後に、「過去も現在も大きな危険にさらされているのは住民です。日米地位協定を盾に不運な事故で終わらせてほしくありません。大事な家族を失いたくない思いはみんな一緒です。他人事ではありません。一人ひとりが真剣に考えなければいけません」とこれからも平和を求めて闘い続けることを表明しました。

その後、沖縄国際大学教授・前泊博盛さんから「日米地位協定」問題に関する講演が行われました。前泊博盛さんは日米地位協定の最大の問題点は、①協定が守られていない②協定が不完全③法の下の不平等の三点であるとしました。日米地位協定問題が解決できない背景には、「官僚・政治家は無知と無能力、戦意喪失状態にあり、対米従属外交を行っている」と大胆に話しました。「日米地位協定改定のポイントは主権なき国家から主権国家に転換することです。抜本改定には国民を守るという強い意志と深い知識、アメリカを凌駕するほどの外交力を発揮するための豊かな知恵が必要です」と締めくくりました。

各県の青年から活動報告が行われました。県労会議・弓田盛樹さんは9月26日に岡山県南部を米軍機が低空飛行し、抗議の要請を行ったこと。そして、なぜ低空飛行が行われるのかにつて学習活動を行っていることを発言しました。

ルアンによるオープニング演奏♪

分科会終了後、青年集会「ピースシャウト2011in沖縄」が開催されました。海外代表からの連帯のあいさつに続き、集会に参加している全国の青年が各々の平和への思いを壇上でアピールし、会場は熱気に溢れました。

海外からの青年が発言(*^^)v

 27日は那覇新都心公園に約1600人が集結し閉会集会が開催されました。マイクを握った海外代表が「基地いらない」とピースサインでアピールをし、参加者から拍手が溢れました。名護市市長・稲嶺進さんは、「辺野古の海にも陸にも基地はつくらせてはいけない」と全国と連帯して運動することを発言しました。その後、全国の代表団がリレートークをし、「基地NO!」「辺野古へ新基地ダメ!」と意思表示し、ピースパレードを行いました。

基地NO!と集会参加者全員で声をあげました(^_^)/

ピースパレードの様子☆

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とき:2010年12月3日~5日

ところ:長崎県佐世保市内

概要:

日本平和大会が12月3日~5日、長崎県佐世保市で開かれました。全国から1200人が参加して各地で取り組まれている米軍再編強化に反対する闘いや、沖縄の普天間基地返還・辺野古移設に反対して連帯する運動を交流されました。岡山県からは平和委員会の大西会長をはじめ、実行委員会から17名(昨年同数)が参加しました。

主催者を代表してあいさつする全労連大黒議長

大会では、海外代表として原水禁大会や平和大会で何度も来日されているイ・ジュンキュさん(韓国)やコラソン・ファブロスさん(フィリピン)など4名が来賓として挨拶を行いました。韓国代表は北朝鮮の砲撃事件に対する李明博大統領の対抗手段は北朝鮮と韓国との緊張を高めているが、韓国国民は平和的解決を願っていると話しました。フィリピン代表からは米軍施設を撤去した運動など貴重な経験が紹介されるなど、日本の平和運動を励ます連帯の言葉を聞くことができました。地元の佐世保実行委員会は合唱やダンスなど文化行事満載の歓迎でした。基地調査のガイド役での奮闘をはじめ、高校生の合唱団や市民団体のよさこいダンスなどが会場を盛り上げ、大会成功のために幅広く文化団体が組織され、日頃の活動のスタイルや大会成功のために苦労された様子を知ることができました。沖縄県知事選挙で大奮闘したイハ洋一さんや宜野湾市の新市長となった安里さんからのビデオメッセージが届き、大きく映し出されたスクリーンを通じて、選挙支援へのお礼と闘いの決意が述べられると会場は大きな連帯の拍手に包まれました。

ビデオメッセージで知事選挙支援の感謝を述べるイハ洋一さん

地元高校生の合唱

躍動的なよさこいダンスの歓迎

大会前の基地調査で船上から撮影してイージス艦(調査船と並走)

弓張展望所から見る佐世保軍港

(さらに…)

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