岡山県労働組合会議

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2010年日本平和大会in佐世保

とき:2010年12月3日~5日

ところ:長崎県佐世保市内

概要:

日本平和大会が12月3日~5日、長崎県佐世保市で開かれました。全国から1200人が参加して各地で取り組まれている米軍再編強化に反対する闘いや、沖縄の普天間基地返還・辺野古移設に反対して連帯する運動を交流されました。岡山県からは平和委員会の大西会長をはじめ、実行委員会から17名(昨年同数)が参加しました。

主催者を代表してあいさつする全労連大黒議長

大会では、海外代表として原水禁大会や平和大会で何度も来日されているイ・ジュンキュさん(韓国)やコラソン・ファブロスさん(フィリピン)など4名が来賓として挨拶を行いました。韓国代表は北朝鮮の砲撃事件に対する李明博大統領の対抗手段は北朝鮮と韓国との緊張を高めているが、韓国国民は平和的解決を願っていると話しました。フィリピン代表からは米軍施設を撤去した運動など貴重な経験が紹介されるなど、日本の平和運動を励ます連帯の言葉を聞くことができました。地元の佐世保実行委員会は合唱やダンスなど文化行事満載の歓迎でした。基地調査のガイド役での奮闘をはじめ、高校生の合唱団や市民団体のよさこいダンスなどが会場を盛り上げ、大会成功のために幅広く文化団体が組織され、日頃の活動のスタイルや大会成功のために苦労された様子を知ることができました。沖縄県知事選挙で大奮闘したイハ洋一さんや宜野湾市の新市長となった安里さんからのビデオメッセージが届き、大きく映し出されたスクリーンを通じて、選挙支援へのお礼と闘いの決意が述べられると会場は大きな連帯の拍手に包まれました。

ビデオメッセージで知事選挙支援の感謝を述べるイハ洋一さん

地元高校生の合唱

躍動的なよさこいダンスの歓迎

大会前の基地調査で船上から撮影してイージス艦(調査船と並走)

弓張展望所から見る佐世保軍港

第3分科会の「米軍基地のない沖縄と日本をめざす草の根からの運動交流―沖縄と全国が心ひとつに」では、岩国市の愛宕山を守る会、沖縄統一連の闘い、横須賀や横田基地撤去の闘いが注目されました。

沖縄の歴史と知事選挙など一連の闘いを紹介する田村統一連事務局長

フィリピンのコラソンさんは世界の軍事地図を紹介(右横)

沖縄では「選挙で負けた気がしない。仲井間知事に県外移設を明言させた。運動は前進している」とパワーポイントを使って詳細な報告がされました。岩国市の闘いでは「基地があっても闘いや運動と無縁だった住民が怒りをもって闘っている」と、代表の岡村さんは溢れる気持ちと熱を込めて語りました。海外代表として参加していたフィリピンのコラソンさんは、基地撤退後も米軍が訪れ、住民からは「再び米軍が駐留するのではないか」と不安が広がっていると話しました。国民はこれを許していない。そして、基地撤去の運動を通じて専門家や幅の広い団体との共闘、そして大統領選挙で勝利して憲法を変えたこと等を紹介して、日本にはその条件があると激励しました。岡山からは津山市の葛原さんが日本原自衛隊の米軍との共同演習の様子と闘いを報告しました。

2日目の集会ではアフガン戦争で苦しむ子どもたちが紹介されカンパが訴えられた。カンパ額は40万円を超えました。劣化ウラン弾の放射能で水頭症になった子どもや寒いので暖をとるための熱湯でやけどを負う子どもたちが多く紹介された。戦争の被害者は無辜の子どもたちや一般市民だ。国と国の戦争では人間が忘れられる。

汚れた井戸水を飲むアフガンの子ども(煮沸消毒しないと飲めない)

2日目の全体集会で紹介された九州・沖縄の仲間たち

3日目は市内商店街のピースウォークで締めくくられましたが、今回の大会は①沖縄の選挙を通じて闘いが前進していること、②米軍再編・自衛隊の共同訓練反対の運動が全国で連帯して取り組まれ押し返す流れをつくっていること、③安保条約改定50年の節目であり、安保条約による軍備増強が浮き彫りになっている。軍事的対応しかできない民主党政権に対して、くらしや農業破壊を対置することで、安保条約に反対する国民的運動の条件が広がっていることが浮き彫りとなる大会でした。

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