岡山県労働組合会議

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連想分類語  岡山県地方人権問題研究集会

と き:2013年2月2日(土)10時~16時30分

ところ:勤労者福祉センター

2月2日(土)、岡山県地域人権問題研究集会実行委員会は「人権と連帯の花開く岡山-憲法が輝く地域づくり」をテーマに岡山県地域人権問題研究集会2013を開催しました。集会では人権連の中島会長が主催者挨拶を行い、小畑隆資実行委員長(岡山大学名誉教授・憲法学者)が、「憲法破壊の政治を許さず、憲法を活かす政治をめざして-今なぜ、基本的人権なのか」と題して基調講演を行いました。集会は210名が参加して熱気ある内容となりました。参加者は午後から分科会会場で人権や福祉、労働など6つの分科会で熱心な討論を行いました。

集会には210人が参加

中島会長はあいさつの中で、「新自由主義社会の中で多くの人に生活苦が迫っている。市場原理に基づく経済で人間の尊厳を踏みにじられている。こうした憲法が守られない状況に対して国民は声を上げはじめ、原発ゼロやTPP、生活保護などの問題で大きな運動が起こっている。原発ゼロを求める国会行動では、高校生が安倍首相に対してマイクで訴える現場にも立ち会ったが、国民の様々な分野で憲法を守れとの声が上がっている」として、「こうした中で昨年からこの集会を開いている意義は大きい。実践的にも憲法を暮らしに活かす運動を人権という観点で深めながら運動を前進させよう」と訴えました。

人権連の中島会長

基調講演に立った小畑さんは、「憲法改悪に向けた動きは、維新の会など野党第2党の正面から憲法を攻撃する勢力の力も借りながら、自民党の憲法草案は憲法の理念を根本から変えようとしている。それは99条であり、自民党の憲法草案では、権力者の憲法遵守義務を解除して、逆に国民に憲法遵守義務を押し付けている。基本的人権を公共の利益に反しない範囲に止め、公共の福祉のすり替えをしている。天皇も草案では、天皇をいただく国家としながら、天皇に関する権能は定めず、権力者にとって自由な社会に変えようとしている」と話しました。小畑さんは、配布された冊子の基調報告の重点を掘り下げるために、自民党の憲法改悪草案の中身を参加者に判り易く話しました。

講演をする小畑隆資さん(岡山大学名誉教授)

基調報告はココ小畑基調講演(130202)

歴史にも遡って、日本固有の歴史や伝統という一見聞こえの良い響きの中に国民を閉じ込めて、憲法の理念をねじ曲げようとしていると熱を込めて語りかけました。初めて憲法の理念に触れた人の中には、「憲法が権力者を縛るものだとは知らなかった」という意見や、「自民党の憲法草案の本質に迫った話だった。9条や25条の話だと思っていたが、99条を変えられると憲法の理念が逆立ちすることになる。これは大変だ」という意見が聞かれました。

労働分科会の議論の様子

分科会の基調報告はココ2.2人権と労働の分科会の基調報告(伊原)

参加者はその後、分科会に分かれて実践的な議論を行いました。ここでは第4分科会「労働」の分科会について報告します。報告の内容はココに第4分科会報告

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