岡山県労働組合会議

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連想分類語  クミコ

と き:2012年8月4日(土)―6日(月)

ところ:広島県・グリーンアリーナ

概 要:

 核兵器のない平和で公正な政界をめざす、原水爆金世界大会が今年も開催されました。8月の猛暑の中、海外代表を含め全国から6800人が参加しました。今回の世界大会では、核兵器の全面禁止と原発ゼロを求める声が会場に溢れていました。

 全労連・大黒作治議長の開会宣言により原水爆禁止世界大会が開会され、主催者報告を冨田宏治さんが行いました。冨田宏治さんは、「核兵器の使用は人類と文明に対する犯罪だ。非人道的であることは疑う余地がない。核兵器全面禁止のアピール署名をはじめ、様々な行動を通して、核兵器禁止条約の交渉開始を求める多数派を国際的に形成しよう」と会場に呼びかけました。

 その後、日本原水爆被害者団体協議会の坪井直さんがあいさつを行い、「現在、がんや心臓病などを患っていますが、国内だけでなく世界各国に出向いた。核兵器禁止条約を求める世界の動きは少しずつであるが前進している。私が生きている間に核兵器がなくなることを信じています」と核兵器廃絶に全力を尽くす決意を話しました。

松井一実広島市長は、「広島市では被爆体験を広く伝えるために伝承者の養成を始めています。被爆体験を胸に刻み、共に行動する大きな循環が生まれてこそ核兵器廃絶は実現できる」と述べました。

 続いて、各国政府の代表が登壇し、あいさつを行いました。キューバのホセ・フェルナンデス・デ・コシーオ在日大使は、「核抑止力の概念は核軍縮に貢献するどころか、核兵器の永久保有を奨励するものだ。主要な核保有国が戦略核兵器削減協定を結んだことは積極的ではあるが十分ではない。核兵器の完全廃絶へとつながる具体的な措置を進めなければならない」と話しました。

 国内、海外の草の根運動の報告が行われました。世界の非政府組織(NGO)代表は核兵器禁止条約の交渉開始を求める運動を紹介し、長野県から参加した大学生は学園祭などで核兵器廃絶署名を呼びかけたことなどを発言しました。また、岩国からの参加者はオスプレイ反対について訴えました。

 世界大会2日目は各分科会に分かれて行動しました。青年の多くが参加した「青年の広場―学習・交流と被爆者訪問」の分科会には1300人が参加。

グループに分かれて被爆者訪問を行いました。参加者からは、「自分がその場にいたら、たくましく生きていけないと思う」「今の私が幸せに生きているのは、今日話してくれた先輩方のおかげだ」「今の生活が簡単に脅かせれる可能性があることを頭に置き、自分にできることをしたい」などの感想が寄せられました。

 世界大会最終日の8月6日は広島平和記念公園で平和祈念式が開催されました。式典では種清和夫広島市議会議長が、「米国が9月と11月にプルトニウムを使用した新たなタイプの核実験を実施するなど、核保有国は核兵器の高度化や新型兵器の開発計画を強く推し進めている。私たちは今こそ、こうした厳しい現実を受け止め、核兵器と人間は共生できないとう確固たる信念のもとに、世界恒久平和実現のために力を尽くすことを誓う」と式辞を読み上げました。

 8時15分には原爆による犠牲者への追悼の意を表明し、黙祷を捧げました。語彙前10時30分から閉会総会が行われ、7600人が参加しました。

 閉会総会には全国で活動している青年たちが次々に登壇し、「被爆体験を広げ核兵器廃絶につなげたい」「米軍欠陥機オスプレイはいらない」と平和への思いを訴えました。歌手のクミコさんも登壇し「きっとツナガル」を青年たちと合唱しました。

 閉会総会では「広島からのよびかけ」が採択されました。よびかけでは、「放射線によって苦しむ人びとをつくらないという願いをひとつに、原発ゼロをめざす運動との連帯を発展させましょう。核兵器と原発の関係や放射線被害の実態、核エネルギーの軍事利用の非人道性について、広範な人びとと学び、語り合いましょう」と原発からの撤退と核兵器廃絶での共同を広げることがよびかけられました。

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とき:2011年7月30日(土)~31日(日)

ところ:広島県総合体育館(グリーンアリーナ)

概要:

 第57回日本母親大会が7月30日、広島県立総合体育館で開催され、全国から8500人が参加しました。全体会では被災県の岩手から70人、宮城80人、福島100人の参加が紹介されると、会場からは盛んな拍手が送られました。原発事故・放射能被害に苦しむ福島県の若いお母さんの涙の訴えに、参加者は「原発とこれ以上の放射能被害は許せない」と共感と共に連帯の拍手に包まれました。

大会実行委員長の高田公子さん(新日本婦人の会・会長)

大会実行委員会代表委員の高田公子さん(新日本婦人の会・会長)は主催者あいさつの中で、「大震災を通じて、国民の政治を見る目は大きく変わってきた。社会のきずなと連帯の力は地域の中でしっかりと根付いている。震災と原発事故への取り組みは子どもの未来を本当に守ることが出来るのか、今を生きる母親の責任を痛感させられる。命を守るため、核も基地のいらない日本へ、青い地球、日本国憲法を子どもたちにしっかりと手渡そう」と訴えました。会場では被災地への募金が訴えられ350万が集約されました。

広島の実行委員会作成のバックスクリーン

よく見るとメッセージで構成されています。

さらに近寄ると

「核と世界の子ども達」と題する歌と朗読の構成詩劇(地元広島)は感動をもって、称賛の大きな拍手が会場に響きました。反貧困ネットワーク事務局長の湯浅菜誠さんは記念講演の中で、「人間らしい社会は誰がつくるのか?」と問いかけ、「ないものをつくり、生きられる条件、社会をつくりましょう。社会が疲弊している。未婚率49%は異常。1年間に3万人も自殺しなくてもよい社会を」と話し、そのやわらかい語り口と、人柄からにじみ出る笑顔に魅せられ、会場からは共感の拍手が大きく広がりました。

湯浅誠さんのサイン会は長蛇の列に

歌手のクミコさんが特別参加して、3月11日の大震災に講演途中に遭遇した経験を交え、「INORI~祈り~」など2曲を歌われ、参加者にはCDのプレゼントと同時に、震災復興支援のクミコ募金が訴えられました。

各地の活動が紹介されました。来年は新潟です。(こいて~!新潟)

この後、参加者は市内パレードを行い、「ノーモアヒロシマ・ノーモアフクシマ」と訴えました。

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