連想分類語 イレブンアクション
と き:2012年2月12日(日)13:30~
ところ:勤労者福祉センター4F
概 要:
41年前、岡山県の鹿久居島(日生)に原子力発電所を誘致するという話が持ち上がりました。しかし、地元住民の懸命な反対運動により、原発誘致を阻止しました。原発ゼロをめざすイレブンアクション岡山実行委員会は報告者に福島捷美さん(元県議会議員、現社会民主党岡山県連合幹事長)、古松国昭さん(年金者組合)の2名を招き、41年前の経過についての報告会を開催しました。報告会には48人が参加し、県民の関心の高さを感じました。
会場は満員でした(^_^)/
福島捷美さんは、「社会党日生支部の原発調査団は福井県に入り、安全性、漁業補償、固定資産税、原発の日米関係、誘致運動と反対運動の問題等を研究しました。そして、固定資産税が2億円タナボタ式に入るという話が全くの嘘偽りであることを知りました」と中電の誘致運動がいかに卑劣な手段であったかを話しました。
福島捷美さん(元県議会議員、現社会民主党岡山県連合幹事長)
原発誘致反対町民会議の報告書によると、鹿久居島(日生)が候補地に選ばれた理由について①用地は国有地なので買収に都合がいい②島に民家がない③水島、播磨工業地帯の中間点に位置する④すでに島根原発1号機を建設中なうえ、原発総合計画では山陽側に建設予定である⑤日生町は保守的であるため、誘致運動に都合がいいことの5点が報告されています。福島捷美さんは、「全く住民をバカにしている。しかし、金とケンカするのは難しいことです」と訴えました。
古松国昭さん(年金者組合)
古松国昭さんは、「私の印象では当時、地元住民と近隣住民の意識の違いは大きかったです。こんな運動が起こっていることを知らない県民が大半を占めていました」と県民間にも温度差があったことを話しました。
最後に福島捷美さんは、「原発建設阻止に至ったのは地元漁民の〝海を汚してはいけない″という強い意志があったからこそです」と締めくくり、住民の反対運動の勝利であること強調しました。
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と き:2011年12月16日(金)18:00 ~
ところ:県労会議会議室
概 要:
第2回イレブンアクション岡山実行委員会が開催され、労働組合や民主団体などから14人が集まりました。
12月11日に高知県梼原町視察を行ったことなど経過報告がされた後、今後の課題について原発ゼロの運動をどのように広げるのかが議論されました。参加者からは、「誰にでもすぐにできる運動にした方がいい」、「新見や真庭など範囲を広げて運動するべき」、「政府への要請行動を行ってはどうか」などの意見が出されました。
現在、原発をめぐって世の中全体がおかしな方向へ動き始めています。3.11東日本大震災により原発の恐ろしさは世の中に知れ渡り、全世界で脱原発を求める運動が起こっています。しかし、日本政府は利益を優先して原発推進を止めようとしません。
実行委員会では、脱原発の世論が大きくなるために継続してとりくみを進めることを共有しました。
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と き:2011年12月11日(日)
ところ:高知県梼原町
概 要:
原発ゼロをめざすイレブンアクション岡山実行委員会は風力発電など自然エネルギーの利用に町全体でとりくんでいる高知県梼原町に行き、フィールドワークを行いました。今回のフィールドワークには15人が参加し、梼原町のとりくみを学びました。
フィールドワーク前に昼食( ^)o(^ )
みんなでワイワイと昼食タイム♪
梼原町役場に到着後、地元観光ガイドの中越順市さん(74歳)の案内で梼原町を巡りました。梼原町役場について、「梼原町では町にあるものを活用して環境と共生した町おこしという観点から、役場は木造となっています」と説明を受けました。
梼原町役場の外観
町役場職員の方は、「荒れ果てようとしている町内の森林を整備するために、10万円の補助金を提供し間伐を行っています。将来的に町内の公共施設はすべて木造にしていく予定です」と話してくれ、木造の町役場にとても暖かさを感じました。
梼原町役場の内装
「姫鶴台には、1基あたり600kwを発電できる風車を2基設置しています。また、町役場の屋根には太陽光パネルが設置してあり、自然エネルギーの活用に取り組んでいます。公共施設に太陽光発電を設置することはもちろんのこと、個人宅に対しては国の支援と合わせ100万円近くの補助制度を設けて推奨しています」と梼原町のエネルギー政策について説明がありました。
真剣に説明を受ける参加者一同(・へ・)
その後、中越順市さんに「ゆすはら座」を案内してもらいました。
「ゆすはら座は昭和23年に梼原町の町組によって北町に建設された建物で、平成7年9月に東町に移転復元したものです」と説明がありました。中に入ると、大正時代の和洋折衷様式を取り入れた建造物であることがわかりました。モダンな外形に花道のついた舞台、2階の桟敷席となっています。高知県下では唯一の木造りの芝居小屋で、芝居や歌舞伎、映画上映など住民の娯楽の殿堂「梼原公民館」として親しまれてきたそうです。
三嶋神社
御幸橋
三嶋神社について中越順市さんは、「梼原町、津野町を含むこの地域は、津野山郷と呼ばれています。境内には開祖津野経高を祀る津野神社や、ハリモミ等があります。また、境内に続く橋は木製で御幸橋と呼ばれ訪れる方の目を引いています」と話しました。
今回のフィールドワークでは残念ながら風力発電施設を見学することはできませんでしたが、梼原町の町をあげてのとりくみに参加者は感心していました。このようなとりくみを岡山県にも広めていきたいと思います。
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ところ:県労会議会議室
概 要:
県労会議では毎月11日をイレブンアクションデーと定め、宣伝と署名行動、学習活動を行っています。現在、各地で原発ゼロをめざす運動が展開され、原発からの撤退は全国民の7割が賛成していると報道されています。しかし、「原発をなくしたら電力が不足する」「企業が海外に出て行ってしまう」という意見がまだまだ多数を占めているというのが街頭宣伝、署名にとりくんでの感想です。原発のない日本を実現するには、世論を形成し国民の意思を表さなければいけません。
このような現状のなか、原発ゼロをめざす恒常的組織の立ち上げ実行委員会が開催され、「原発ゼロをめざすイレブンアクション岡山実行委員会」が結成されました。実行委員会は原発ゼロをめざすあらゆる個人・団体で構成されています。第1回実行委員会には岡山市職員労働組合、岡山県地域人権運動連絡協議会、原水爆禁止岡山県協議会、岡山県商工団体連合会などの団体が参加し、個人も含め8人が出席しました。
当面の活動を議論し、12月の11日に高知県梼原町の風力発電施設を視察するフィールドワークを行うことを決定しました。現在、企画を進めています。
「原発ゼロをめざすイレブンアクション岡山実行委員会」は原子力発電所が存続し続けることへの危機感を共有し、原発の廃止、原発依存のエネルギー政策の転換の世論を形成することを大きな目的とし活動を開始します。
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と き:2011年11月11日(金)18時30分~20時
ところ:岡山市勤労者福祉センター5階体育集会室
講師:大塚愛さん(子ども未来・愛ネットワーク)
概要:
11月11日(金)、194万県民アクション実行委員会(仮称)は大塚愛さん(子ども未来・愛ネットワーク)を招き、大塚さんが原発事故によって福島県の生活を離れ、岡山県に引っ越してこられた経緯や岡山県での活動の展望などをお聞きしました。集会には33人が参加しました。
挨拶をされる大塚愛さん
大塚さんは、事務局の想像とは違い(たくましくがっしりとしたイメージ)、若くて小柄で綺麗な、おっとりとした女性でした。その大塚さんは24歳の時の農業研修を契機に、福島県の川内村で自給自足の生活を始めたそうです。以下、かいつまんでお話を紹介します。
パワーポイント使って、川内村での生活をご紹介いただきました。
そこは電気も水道も電話もない山奥で、地主さんに頼んで土地を借り、彼女は小さな小屋を建て生活を始めました。田畑を自分で耕し、沢の水を頼りに暮らすなど、若い女性の生き方として、とても考えられない暮らしでした。一年の就業を経て大工となり設計士のご主人と一緒になってから、自分の力で新居を建て、自然の中でゆったりとした生活を楽しまれていたそうです。子どもさんも生まれ、当初は嫌がっていた御主人も自然な生き方に慣れ親しみ、幸せな12年間続きました。さすがに電気もない生活では困ることもあり、ご主人が勉強して太陽パネルを使った発電に取り組み、初めて電気の有難味を感じたというエピソードも話に加わりました。
原発事故で汚染された地図を示しながらの説明
当時から原発に反対する運動に取り組まれていたお二人は、3月11日の震災以降、原発事故のニュース(爆発する前)を知ると同時に、急いで川内村から脱出したそうです。幸い震災で家はダメージもなく、コップが2個割れた程度でしたが、大塚さんは当初、村を離れることに躊躇したそうです。ご主人に急かされて(御主人は原発職員だった方から地震の際の危険性を聞いていました)逃げるように西に向かったと言います。途中で爆発の話を聞いて、「遂に放射能が降ってきた」と思い、逃げることに踏ん切りが付いたと、涙ぐむように話を続けました。ご主人の実家は横浜でしたが、震災の影響が大きいと聞き、結局、実家の岡山に越してきた。岡山に来てからは何かできないかと、様々な繋がりをもとに「子ども未来・愛ネットワーク」を立ち上げ、ご主人と2人で活動されるようになりました。
アロハで廃炉というフラダンスを披露していただきました
6.11のさよなら原発1000万人アクションで知り合った方々と一緒に活動するようになり、ホームステイや住宅を借りる運動、野菜を福島県に贈る運動を進めています。おいでんせー岡山など活発な活動をしているグループもあると教えていただきました。今、全国から避難してきている方は、夏で900人くらい、今は登録者だけで500人で、ほとんどが小さなお子さんを連れた母子疎開避難だと話されました。価値観が共有できず自分だけで避難してきた人もいて、6月頃から交流会もはじめ、8~10回くらいになると話しました。いっぽ一歩からはじめ、いずれは大きな運動に発展できればと抱負を語っていただきました。子ども未来ネットワークとしては、できれば怒りや悲しみはあるものの、反対の次に来るメッセージを届けたいと語っていただけたことが印象的でした。最後に趣味から生まれた、フラダンスでジョンレノンの音楽で踊る「アロハで廃炉」を披露していただきました。
フラダンスを踊る大塚さんは、楽しそうでより輝いて見えました。
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