岡山県労働組合会議

はい、岡山県労会議です。086-221-0133

と き:2017年9月20日(月)12時15分~

ところ:岡山駅さんすて

9月20日(月)、平和の波アピール行動に19人が参加しました。街頭に立つとまだ暑さを感じます。横断幕を2枚、プラスター、黄色の風船、署名用紙名をもって、今日から国連で始まる核兵器禁止条約の批准署名に連帯する行動を岡山駅さんすてで行いました。県原水協の平井さん、県平和委員会の中尾さん、県労会議の伊原が訴えました。署名も10筆集まり、カンパも1千円いただきました。じっと訴えを聞いて署名をしてくださる方や若い人が3人署名に応じてくれるなど手ごたえを感じる行動となりました。

訴えでは「今日から一週間核兵器禁止条約の批准署名が成功するように平和の波行動を行っています。私たちは国連に連帯して、核兵器廃絶署名と同時に日本政府には批准署名に応じるよう求めています。北朝鮮の核開発やミサイル発射問題など、このままでは核戦争に発展しかねない状況です。絶対に戦争をしてはいけません。核兵器の使用など言語道断です。国民の声を集めて日本政府へは批准署名に応じること、核兵器廃絶の先頭に立つように求めましょう。日本が世界で唯一の被爆国だということを忘れてはいけません」と訴えました。

この運動のために制作した黄色の折り鶴横断幕やプラスターはアピール度100%です。

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と き:2017年9月17日(日)10時~

ところ:岡山市勤労者福祉センター

私たちのまち・岡山を考える市民のつどいの2日目です。9月17日(日)は記念講演でした。講師は姜尚中(カンサンジュン)さんです。会場には300人以上が参加していっぱいです。姜氏は福島第1原発の爆発を契機に、全国各地を回って、エネルギーと貧困医について考えてきたと話しました。「福島第1原発、熊本の地震被災の現場、各政党、長崎県端島(軍艦島)、栃木県上都賀郡の足尾銅山の跡地、同じ港区でありながらホームレスの多い浜松町、阪神縄地大震災後の神戸、熊本県の水俣市、殺傷事件のあった相模原市緑区の障害者施設(津久井やまゆり園)、そしてご自身が生まれた日本一貧しい村である人吉市を紹介して、貧困とエネルギーの関係と日本人の思想形成の原点をインタビューした内容を通して考えてきた」とその経験を具体的に話しました。

「明治150年は来年だが、安倍首相は150年を祝いたいと考えている。お爺さんの佐藤栄作さんが100年だった。これからの日本を考えるとき、明治以降の歴史がどうだったのかを考えることは、何が起こるのかわからない現代を考えるうえでとても重要だ」とその意図を明かしました。

姜尚中さんの写真撮影は禁止でした。

明治150年では何がスローガンになるのか?「それは和魂洋才(わこんようさい)であり、日本古来の精神を大切にしつつ、西洋からの優れた 学問・知識・技術などを摂取・活用し、両者を調和・発展させていくという意味で、今は暗く厳しいが日本には明かりがさしているという意味で、これは幕末の尊王攘夷、水戸学(常陸国水戸藩で形成された政治思想の学問であり、儒学思想を中心に、国学・史学・神道を結合させたもの)からきている。これがグローバル化のトレンドとして出てくるものであり、日本の精神は一つ」とするものだと説明しました。

写真はネットから拝借しました。

その上で、福島第1原発の爆発が投げかけたものは何であったのか、「国策としての人災とも言える原発事故に誰も責任をとろうとしていない。それだけでなく、NPTにも加盟していないインドに原発を輸出しようとしている問題を深刻に受け止めたい」と問題を投げかけました。足尾銅山や水俣を例に、日本は汚染や公害をコンクリートで覆ってなかったことにしている。貧困者がどこから来るのか?国策から来る貧困でありながら最後は立ち退くまで放置して、出ていくとビル建設が始まる。当時の問題は継承されないのが現実だ。阪神淡路大震災でも跡地にはビルが建ち、マンションが建つ。誰も震災の怖さを知らない。その人たちには避難訓練の大切さも理解されない」と日本政権が過去を継承する姿勢がないことに違和感を表しました。さらに貧困に対する偏見はどこから来るのか?との解明もされ、自業自得論の原型についても話は及びました。話は現代に戻り、北朝鮮のミサイル問題では何故飛ぶのか?「冷戦後、北朝鮮はアメリカから悪魔の枢軸と呼ばれてきました。孤立している北朝鮮は朝鮮戦争も終わらない中で核とミサイルにしがみつき、権威を誇示しようとしている。これまでアメリカと同盟を組んで来た日本にはミサイルは飛んでこなかった。そこまでの技術がなかったからだ。戦争はずーとあった。今もある。日本の米軍基地を攻撃しない保障はない。北朝鮮はその能力を持っている。防ぐには話し合いしかない。日本は対アメリカ戦争の主戦場になるだろう。日本は間を取り持つ必要がある」と政府のやり方を批判しました。

長くなりましたが、優しい口調で語った姜尚中の言葉からは、日本の政府の歴史を紐解きながらの体質とも言えるその歴史の流れに「思想的にも貧しい日本の姿」が見えました。日本人には、政府がつくりだした貧困と公害に対する差別と偏見、侮蔑の思想が植え付けられていることを自覚する必要があります。

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と き:2017年9月15日(金)12時15分~

ところ:中国電力岡山支店周辺

9月15日(金)は249回目の金曜イレブンアクションです。21人が参加しました。岡山医療生協から若い方や日頃からマラソンで鍛えている人などが参加して賑やかです。刈羽原発の再稼働に向けて規制委員会のお墨付きには「あまりにも福島県民の感情を無視した判断であり、会社の体質や同じ過ちを犯す保障などない会社に再稼働の合格証を渡していいとは思えません。田中委員長も当初は反対していたと聞きますが「がっかり」です。福島第1原発事故が発生してから5年ほどは停止していた原発は、規制委員会という推進組織が合格証を与える仕組みによって再稼働を始めました。川内原発、高浜原発、伊方原発、玄海原発と続きました。さらに原発は動き出すと思います。まだ、6万人~8万人の避難者がいます。支援金を打ち切り避難者とは認めない動きもあります。危険な原発という国民の認識はありますが、原発は次々に再稼働しています。もう、政府を変えるしか方法がないと思います。今のままでは日本は汚染大国になってしまいます。北朝鮮のミサイル問題もあります。戦争にでもなれば原発に飛んでくることも考えられます。安倍政権に政治を任せていると暮らしがめちゃくちゃになりそうで怖くなります。

どうして国民はそのことに気が付かないのでしょうか?代わりの政党がないとか言いますが、自公政権は最悪です。それ以外の政党なら他の政党の方がまだいい、と言うよりもまともです。国民の命を守ろうとせずに、言葉だけで実際は戦争やアメリカと大企業言いなりの政治です。

そんなことを考えながらデモ行進を行いました。今日は秋も深くなり、「村祭りの替え歌」で抗議しました。「刈羽の原発お墨付き/東電儲かる喜んだ/どんどんやたらと許可を出す/どんどん溜まるよ廃棄物/規制の委員は無責任」と声を上げました。

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と き:2017年9月14日(木)18時~

ところ:勤労者福祉センター4階会議室

9月14日(木)県労会議の健康講座を開きました。労組や一般の方が15名参加されました。講師は林精研岡山カウンセリングルームの野崎詩織(臨床心理士)です。テーマは「ストレスチェック制度とその活用」です。パワーポイントを使って詳細な制度のあらましと制度発足1年の気付いたことや、義務化後の現状などが報告されました。

ストレスチェックは2004年に東京医科大学衛生学公衆衛生学で公表され2007年から始まりましたが、2015年に50人以上の職場で実施が義務付けされました。目的は本院委ストレスの気づきや、セルフケアに役立てることや職場環境の改善に役立てることにあります。実際に結果が個人に返ってもわかりにくく、活用の仕方などで周知が難しいと話されました。高ストレス者は従業員の10%になるそうで、医師の面接をすすめるも希望者は少ないようです。およそ600人に3人くらいで、面接を希望しない方へのフォローも課題だと話されました。高ストレスの職場の原因は、当たり前のようですが「業務の効率化や労働時間の圧縮など労働強化にあるようです。職場環境が悪く、上司の指導もよくないのもストレスが高くなる」要因です。こうした制度を実施してみてわかったことは、判定図を読み解いて、使いこなせる企業が少ないことにあるようです。現状は「ストレス状況が見えにくくなった、メンタルヘルス対策に意欲的な企業が出てきた」と強調されました。

労働組合の側からすると、「ストレスチェックが企業に悪用されないのか心配する向きもあります。また、ストレス改善に意味がないという意見もありますが、職場の労働安全衛生の議題にして、職場の分析結果を改善に結び付ける取り組みが求められている」と話し合いました。今後も検討して、職場の実践を交流する必要があります。

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と き:2017年9月11日(月)12時15分~

ところ:岡山駅西口さんすて

9月11日(月)、共謀罪廃止の宣伝・署名行動を行いました。6人の参加で署名は12筆でした。成立してもう3カ月です。臨時国会は9月末に開かれるようですが今のテンポでは廃止のための十分な運動ができているとは言えません。17日から市長選挙と補欠選挙も行われます。皆さん、忙しそうです。10月1日までは拡声器を使った宣伝ができません。「スパイみたいなことをする法律はおかしい」と言って署名をしてくださる方がいました。その通りです。私は憲法にそった人権意識が必要だと思いますが、人それぞれです。一連の運動をふりかえると憲法に対する認識を広げないと法律の是非が判断できないように思います。多くの市民の皆さんに考えていただきたいと思います。

そもそも共謀罪は「国際的組織犯罪防止条約のため」という理由がありました。しかし、国際的な組織犯罪の対象はテロではなく、国際的なマフィア対策が目的でした。テロのための対策も「爆弾テロ防止条約」や「テロ資金供与防止条約」などの5つの国連条約と8つの国際条約が採択されていますが、日本は早期に国内法をつくってこれらすべてを締結しています。したがって、新しい法律を作る必要はありません。共謀罪をつくる必要もありません。求められていないのですから。国連の質問にも日本政府は答えていません。テロ防止などと詭弁を使ってまで成立させたい共謀罪の意図が別にあり、それは簡単に言うと国民の監視ではないかと考えられます。民進党の山尾志桜里衆議院議員が不倫疑惑で離党しました。幹事長就任が内定していた時だけに疑惑報道はタイミングが良すぎます。監視されていたことは間違いないと思われます。国会議員だけでなく、国民が監視の対象になっており、違法捜査と言われないように法案成立を急いだとしか考えられません。共謀罪法案阻止に運動をこの間の情勢を振り返りながら訴えを続けました。多くの仲間が参加する運動に発展させたいと思います。

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とき:2017年9月10日(日)13時30分~

ところ:県立図書館2階

9月10日学びの広場「ミサイル防衛は日本を亡ぼす」の学習会が開かれ20人が参加しました。

講師は立命館大学の藤岡惇先生です。

藤岡先生は主に核兵器とミサイル、防衛システムについて話されました。参加者が一番印象に残ったのは9月6日にマスコミ報道された「北、電磁パルス攻撃可能」の説明だったと思われます。国民は北朝鮮のミサイル攻撃についてマスコミ情報である程度知ることができます。核弾道搭載可能になったことや、弾道ミサイルは高度が高く、PAC3などの迎撃ミサイル使えないなどの認識があります。北朝鮮とアメリカとの脅威争いに「北の開発は本当だろうか?ミサイルの性能技術は簡単には上がらない」と疑ってかかり、ある意味冷静に北朝鮮とアメリカのやり取りを見ていました。さらに日本政府がイージスアシュアやグローバルフォークを北の脅威を利用して軍備増強を図っていると見ていました。ところがそれは非常に甘い認識だと思い知らされました。

核兵器は完全に人類への脅威であり、誰かがボタンを押せば核爆発による危険だけでなく、宇宙空間で爆発すれば電磁パルスによる電気系統の故障で、コンピューターは勿論、宇宙衛星も社会もシャットダウンして、人類はあっという間に19世紀の暮らしに逆戻りすると説明されました。電気が止まれば原発の爆発します。日本人は住めなくなり、ふるさとを捨て他国に移民することになると恐怖を感じました。今日、移民は迫害され厳しい生活を余儀なくされます。北朝鮮が開発した核弾道水素爆弾は宇宙空間での「電磁パルス攻撃」が可能となります。アメリカ大陸に到達する必要はありません。アメリカは承知済みであり、核兵器搭載の核弾道を迎撃することもできず、何とか使用を止めようと必死になっていることもわかりました。こうしたことを理解していないのは日本だけで、稚拙な防衛手段で何とかなると信じている政府が滑稽に思えました。防衛大臣も電磁パルス攻撃について答えることができずにいます。仮に弾道ミサイルが発射されれば一番の被害者は日本になるだろうことぐらいは誰でも想像できます。核汚染と電磁パルスによる核攻撃が現実のものになれば、一時的に生存できても人類は長期的な土壌汚染によって壊滅的な状態に陥ることを自覚すべきです。

その意味でミサイル防衛の幻想と危険(藤岡先生の言葉)は大変貴重な意見だと思いました。迎撃するミサイルなどはもってのほかであり、拡散した核物質は人類に取り返しのつかない汚染をもたらします。宇宙空間で爆発すればさらなる被害が予想されることを私たちは自覚すべきだと思いました。アメリカを盾にした日本の挑発行動を一刻も早く止めさせなければいけません。

ところで、何故、北朝鮮がミサイルや核開発に狂奔するのか?が問われていると思います。そのことについても先生は話されました。まず第1は朝鮮戦争が終わっていないことであり、北朝鮮も拒否していること、第2はアメリカは北朝鮮を悪の枢軸として世界の敵にしておくことが戦略だと考えていること、第3は北朝鮮は弱みを見せるとアメリカの総攻撃に合うという恐怖をもっていること、第4は日本が小泉政権時代に北朝鮮の拉致被害者を帰さなかったことで日本も敵に回したこと、第5は体制維持のためにもアメリカと対等に渡り合うための核兵器開発が必要だった事などを上げました。もっと理由はあると思いますが時間の関係で十分にお聞きできませんでした。資料がありますのでそちらを読みたいと思います。

最後に、宇宙戦争はすでに始まっており、ドローンという無人攻撃機は衛星に導かれています。こんなことを続ければ、核の脅威は現実のものとなると強調された点は重要な指摘でした。

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と き:2017年9月8日(金)12:15~
ところ:中国電力岡山支社周辺
概 要

原発ゼロをめざすイレブンアクション岡山は248回目となる抗議行動を行いました。今回の参加者は16人で強引に進められる原発再稼働に反対の声を上げました。

出発前のミニ集会では、東京電力福島第1原発事故で避難指示が出た福島県双葉郡で、労働力の中核となる生産年齢人口の無職率が、3割と高止まりしたままであり、東電による賠償や行政の住宅支援が終了しつつある中、被災者への自立支援が課題となっていること。また、政府は日立製作所が英国に建設する原子力発電所について、日本のメガバンクが融資する建設資金を、日本貿易保険を通じて全額補償するつもりでいることが報告されました。

国内外でなりふり構わない原発依存が続いています。

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と き:2017年9月4日(月)17時~

ところ:岡山駅東口マツキヨ前

最賃引き上げグローバルアクションで9月4日17時から岡山駅東口に立ちました。12人が参加して400枚のチラシを配布しました。


県労会議パート・臨時労組連絡会の弓田事務局長と生協労組岡山の山本さん、高教組の和田さんが訴えました。「世界は時間給1500円に最賃へと動いている。日本は東京が10月1日から958円、愛知が871円、岡山が781円、広島が818円、鹿児島・沖縄が737円になる。今年は平均25円が引き上げられ、近年では最高と思える額だがそれでも1000円に満たない。1000円であっても年収は200万円にもならない。日本には年収が200万円に届かないワーキングプア―が1200万人以上いる。これでまともな暮らしはできない。世界では最賃額が1500円へと動いていることを考えれば、地域経済の活性化のためにも引き上げることが早急に求められている。今日はグローバルアクションとしてアメリカのマクドナルド労働者がストライキに立ちあがった日。このストライキに連帯して私たちの全国の仲間と一斉に宣伝に立ちあがった。日本の最賃制度が4ランクに分かれた差別的な制度だ。全国どこで暮らしても生計費は同じであり、一律の最賃額にすべきだ」と訴えました。

途中で右翼と思われる酔っぱらいのおじさんに絡まれたりしましたが、何とかかわして難を逃れました。「知り合いに渡すからもう一枚くれ」と言う人や賃金の悩みを打ち明ける人などもいて刺激を受けた宣伝となりました。

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9月3日(日)12時30分~、アベ政治を許さないプラスター行動を岡山駅東口で行いました。秋らしく涼しくなって街頭での宣伝がやり易くなりました。


今日は45名の参加でしたが、13時30分から開かれる別の集会もあって若干少ないように思いました。今日は私を含め3人が訴えました。社民党の宮田代表、共産党の垣内さんが訴えました。私は司会を兼任していますので、発言者の間を埋める役ですが、戦争法、オスプレイ飛行、北朝鮮のミサイルと軍事予算、核兵器禁止条約、加計学園、経済や大企業の400兆円にも及ぶ内部留保など多岐にわたる安倍政権も問題点を指摘して「安倍政権を倒して安心して暮らせる日本にしましょう。総選挙では野党共闘で自公政権に代わる政権が実現するように頑張りましょう」と訴えました。


毎回、同じような行動と訴えになるのですが飽きないような工夫も必要です。前回は安倍政権を批判する替え歌を歌いました。今回は準備不足の感がありましたが30分の訴え時間は意外に早く来ました。
次回19日の総がかり行動は市長選挙や市議会議員補欠選挙が17日から始まりますのでお休みとなります。ご了承ください。

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とき:2017年9月2日(土)

ところ:おかやま西河原プラザ

6月から準備して、産別からもご意見をいただきながらすすめて来た県労会議の大会は29回目を迎えました。代議員66名、17組織の参加で大会を成立させ、提案した議案は満場一致で採択されました。大会では全労連から盛本常任幹事、共産党県委員会から植本県委員長、市民本位の市政をつくる会から立候補している矢引りょうすけさんが来賓として挨拶していただきました。大会では12人の代議員が発言、大会宣言案と憲法を守り活かすたたかいの特別決議案を採択して閉会ました。

冒頭に挨拶に立った三上議長(高教組委員長でもある)は4点について話しました。一つは8月18日から3日間続いた全国教育研究集会で県労会議の仲間の支援をいただき成功したことです。近年にない参加者数で実行委員会も地元の奮闘に好印象を持っていることでした。特にレポート数が地元として他県の集会と比べても多く地元団体の報告に助けられたことが成功の力になった話しました。第2兵庫の灘高校が歴史教科書の採用にあたって、つくる会の教科書ではなく、事実に基づいて様々な歴史を多方面から記述している「学び舎」の新規の歴史教科書「ともに学ぶ人間の歴史」を選んだことで右翼団体から脅された問題を取り上げました。教育は安倍政権もとでまともな教科書を選ぶ際にも厳しい環境となっている。これが教育者の現場からの闘いでもある強調しました。3点目は岡山市長選挙について革新的な市民の生活を守る候補者を応援していく必要性を強調しました。最後は組織拡大です。この問題を克服しなければ未来はない。加盟の組織を増やすことも重要であり、組織内での拡大運動を強化する必要があると述べました。

発言は議案を支持する立場から取り組みが紹介されました。特徴は県労会議がナショナルセンターとして組織の具体的実態を掴み全体のものにするよう求める発言、医療生協職場における賃金闘争の使用者との対立を乗り越えて共謀罪法案との闘いを強化した経験、組織拡大や長時間残業の削減では職場に手分けして入り職員との懇談をすすめた経験、組合を敵視する当局の攻撃が強まる中でも市民要求の実現や久しぶりに組合員を拡大した経験の報告、単組の市民共同のつどいを毎年開き開かれた組合として市民との交流を深めている経験と市長選挙勝利への決意を語った組合、組合員の減少の中でも踏ん張って春闘で賃上げの成果を出した経験、青年部が全員の参加を追及しながら後継者問題を議論していること、2018年4月から発効する労働契約法18条に縛られないように卑劣な3年雇用契約に切り替えた会社を告発するは発言。最低賃金引き上げの闘い、労使合意を反故にされ7年に及ぶ闘いを報告した組合など、困難中でも団結や粘り強い闘い前進しようとする運動が報告されました。

大会宣言や特別決議では多くの皆さんからご意見をいただいて全体で合意いただけるものになりました。

大会は1年の到達点が分かる大切なものですが、多くの組合員の協力で成功できました。

県労会議の組合員は質の高い力を秘めていると思います。困難に立ち向かい安倍政権の戦争づくりを阻止する力を見せる大会でもあったと思います。来年は30周年です。来年は組織の前進と様々な分野での闘いに勝利した報告ができる大会にしたいと思います。

今日は皆さん、お疲れ様でした。

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