日付 2016年7月22日
と き:2016年7月22日(金)12:15~
ところ:中国電力岡山支社周辺
概 要
原発ゼロをめざすイレブンアクション岡山は195回目となる抗議デモを行いました。本日の行動には27人が参加し、原発ゼロを訴えました。
出発前のミニ集会では、伊原潔さんが情勢報告を行い、「東京電力福島第一原発の事故で歩車線量が最も高い地域に指定された帰還困難地域について、政府は一部解除する方針を固めた。線量が下がってきたことを理由に5年後をめどに徐々に解除する考えだ。しかし、復興拠点以外の大半の区域はさらに長い間、帰還不能になる。そうすると、解除対象から外れる区域の避難者は国から見放されかねない。こうした背景には除染に巨額の資金が必要になることがある。除染費用は国が立て替えており、最終的には東電に責任があり、返済義務を負う。つまり、除染費用を削減すれば東電の返済額も縮小するということだ」と述べました。
政府は福島第原発事故に伴う放射性汚染土について、放射性セシウム濃度「1キロ当たり8000ベクレルを上限」に道路の盛り土など公共工事で再利用する方針を正式決定しています。しかし、原子炉等規制法は「原発解体で生じる金属などを安全に再利用できる基準」を100ベクレル以下と規定しています。国際放射線防護委員会が「健康リスクが無視できるレベル」として定めた「被ばく線量年間0.01ミリシーベルト」から導いた数値でこれを超えれば放射性廃棄物として地下埋設するよう定められています。国の決定は全国各地に健康被害を発生させることになりかねない危険なものです。
経済的メリットよりもまずは人命を第一に考えた復興と帰還を求めます。
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とき:2016年7月22日(金)9時~
倉敷市役所 ~ 倉敷市船穂支所のコース。
倉敷市役所の出発集会は倉敷市職労の星原さんの司会で始まりました。
倉敷市の高島幸慶(総務部長)さんが伊東香市長のメッセージを代読されました。
「原水爆のない社会をめざして行進されている運動されている皆さん、ご苦労様です。核兵器と戦争のない社会を求める運動に敬意を表します。NPT再検討会議では核兵器のない世界平和の努力が続けられています。核兵器廃絶と恒久平和の大切さを認識すると同時に、平和な社会の実現は人類共通の願いです。倉敷市は1961年9月平和都市宣言をしました。今年で36年目です。この宣言の趣旨に沿って、これからも平和諸施策の実施に向けて努力します」と紹介されました。
ペナントと挨拶文、国際署名の受け渡しがされ、地元実行委員会を代表して田口明子さんのあいさつを行いました。
「私は昨年、NPT再検討会議に参加しました。貴重な体験でした。世界の8割の国が核兵器の非人道性を訴えましたが、核保有国との対立が明らかになりました。核兵器のない世界への願いと平和憲法を持つ日本の責務について考えさせられました。平和憲法が壊されようとしています。被爆者の方が生涯にわたって苦しんでいいます。同じ苦しみを繰り返してはいけません。憲法9条を守りたい。核兵器廃絶の草の根の運動が今に生き、国民の手によって受け継がれています。被爆2世3世が被ばくの実相を使命して語り継がれる時代になってきました。二度と戦争を繰り返してはいけない。私たちが被爆者の心をつなぎ、休まずに行進を続けることが平和への一歩です。平和行進は12万人以上が参加する 国民的な行動です。ひとり一人の思いをつなぐことは簡単ではないが無力じゃない。今日も1日頑張りましょう」と訴えました。
通し行進者の山内金久さん(東京板橋原水協)
「東京から広島まで1000キロを歩きます。3回目の通し行進 2年前は北海道根室納沙布岬から81日間。昨前は沖縄から54日間 今年は東京を出発して78日目 元気に歩いている。世界は動いています。オバマ氏も広島を訪問した。広島の大会がこれまでにない大きな成果を治められるよう頑張りたい。大きな蝉の鳴き声に負けない平和行進を」と自己紹介しました。
マテット(フィリピンから)さん
「おはようございます。フィリピンから来たマテットです。広島まで山内さんと通し行進をしています。ノウモア広島、ノウモア長崎、ノウモア被爆者 平和行進です」と片言の日本語を交えて挨拶されました。
0 Comments | Posted by kiyoshi in 7.22平和行進