月別 2016年7月
とき:2016年7月28日~30日
ところ:東京ベルサール新宿セントラルパーク
7.28からの全労連大会始まる
7月28日から3日間の全労連大会が終わりました。全労連発足時(1989年)から3割の組織減の中、組織拡大は待ったなしの課題となりました。毎年10万人以上を増やしながらも、2万人程度の組織減をまねく実態に歯止めをかける必要があります。これ以上の組織減は組織の存亡にかかわる重大事です。簡単ではありませんが、総がかり行動の具体化などで組織拡大に打って出ようと新4カ年計画が提案され、全会一致で採択されました。
岡山県労会議がこの方針に応えるためには従来の運動をさらに進化させる必要があります。中立労組への働きかけ、未組織職場に組合をつくること、介護職場や中小企業との懇談はますます重要です。県労会議事務局だけでなく、組合員総出でやるしかないです。もう、やっていますが拡大はできていませんでは済まない状況です。勿論、一人一人の組合員が周りの非組合員に声をかける大運動も産別の力も借りながらすすめることは言うまでもありません。すべての組合が組織拡大を意識して最重点課題と取り組む大運動が求められています。
公務は最大限の努力で組織減に歯止めをかけること、民間はそれを補う組織内の拡大で成果を出すこと、事務局は新しい陣地を築く種まきをすること、行動には全員が参加するスタイルを確立すること必要、などと考えながらの大会でした。
財政難もあって無料のホットラインを有料にせざるを得ないという提案に多くの地方組織が反対しました。当然です。未組織の労働者がどんな状況にあるのか?クモの糸のような電話から日々、悲痛な叫び声を聞いている地方組織の相談員にはまさか?の方針です。大会は財政の厳しさと有料化への判断に衝撃が走りましたが、おそらく地方組織の最前線で闘っている労組役員は衝撃的で後退とも思える方針だったと思います。
私としては執行部の判断を信頼するしかない。財政の優先度で有料化すべきでないとする主張もわからないではありませんが、事務局長はそこも含めての判断だとしています。採決では反対も多く見られましたが提案は採択されました。
電話が有料化されても組織拡大を成功させるしか展望は見えません。
安倍政権への怒りとともに参議院選挙での共同の前進にみんなが確信を持っています。学習運動から若い人が育っているという報告はうらやましい。激しい組織破壊と大企業の横暴に対して果敢に闘う組合に対する敬意を表します。最賃引き上げと公正な委員会審議を求める運動へは岡山の体験を通して強く共感します。沖縄に対する差別的で暴力的な攻撃に対して支援ではなく、民主主義と憲法破壊の問題として共に闘ってほしいとの訴えに、安保破棄の事務局として毎月街頭に出て沖縄の問題を訴えている組織として連帯感を共有しました。もう、沖縄だけの問題ではありません。
3日間を通して67人が発言しましたが、全労連の仲間は日々激しく全国で闘っています。困難には知恵が必要です。立ち止まってはいられません。動き出し、もがく中でこそ未来は開けると思います。考えられるすべてをやりつくして次期大会に胸を張って参加できるように成果を出したいと思います。県労会議もある意味で崖っぷちだと感じています。
もう出来ませんでしたでは済まされないとのプレッシャーが大きくなってきました。
3日間の会議を終えて渋谷に向かった。全労連の仲間と一緒に鳥越俊太郎への支持を訴えました。1時間の行動で、東京も岡山もさして有権者の反応に変わりはないと感じました。嫌がらせをする人、うるさいという人は東京にもいました。健全な選挙活動や政策と人柄、経歴がマスコミを通じて公正に報道される時代は果たしてくるのでしょうか?東京でも鳥越俊太郎さんのポスターは落書きで汚されていました。それでも全労連の仲間は頑張っていました。日本の民主主義と健全な社会を取り戻す運動はこれからも続くと思いつつ帰途に就きました。
一緒に声を上げた都知事選挙でしたが野党共闘は民進党代表の最終盤になっての代表辞任など腰砕けもあって、都民へのアピール度はトーンダウン。連合の自主投票も響いたと思います。結果は残念ながら、核武装発言と政治資金疑惑にまみれた女性候補が当確となりました。都民はまた同じことを繰り返しました。この連鎖はいつまで続くのでしょうか?残念です。
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と き:2016年7月27日(水)12:15~
ところ:アリスの広場前
概 要
岡山県労会議パート・臨時労組連絡会は定例の最賃宣伝を表町アリスの広場前で行いました。4人が参加、署名8筆を集めました。
マイクを握ったのは弓田さんで、「中央最低賃金審議会において引き上げ額を加重平均で24円にする提案がされた。このまま答申となれば岡山県の最低賃金は22円引上げで757円の改定となる。22円の引き上げでは生活が大きく変わるわけではない。757円の金額で一日8時間、月22日働いた場合、約13万3千円の月収となる。そこから社会保険料や税金、家賃、水道光熱費を差し引けば手元に残るお金は5万円~6万円だ。これでは一人で暮らしていくだけでやっとで、一人であっても趣味や友達付き合いなどは難しい。職場と家の往復だけの生活になってしまう。私たちは全国一律で1000円以上の最賃を求めているが、実際には月収にして22万円、時間給1500円でなければまともな生活とは言えない。最低賃金が大幅に引き上げられようとしているが、日本の場合は地域別に最賃額に差があるため、引上げが行われれば格差も拡大することになる。地域間格差があるために人口流出を誘発し地域経済を疲弊させている」と述べ、全国一律で最低賃金を1000円以上に引き上げることを訴えました。
本日は、3人の方と対話をしました。年配の男性は、「野党を伸ばさないと社会は良くならない。参議院選挙も野党共闘でいいところまで行った。地域経済を良くするためには賃金を上げるしかない」と話してくれました。離婚したので最賃の厳しさを分かっていると話しながら署名に応じた婦人は、「子どもが奨学金の返済をしながら結婚をする事が残念だ。賃金が安い。制度は知っている。子ども達が可哀そうだ」と話しました。年金暮らしの婦人は、「税金で年金が少なくなる上に減額となった。自民党に入れたけど今度は絶対に入れない。貧乏人は苦しくなるばかりでアベノミクスはおかしい」とやりきれない怒りを口にしました。
最低賃金については関心が薄くなかなか盛り上がりませんが、制度の存在を知らない人が多いのが現状です。最低賃金と自分たちの賃金の関係に気付いていくことが大切です。
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7月26日、笠岡から広島に引き継ぐコース。11日目となりました。
笠岡市役所前には小林市長さんをはじめ、栗尾議長さんも出発集会に参加をいただき、職員の皆さんも総出で見送ってくださいました。県内行進では珍しく笠岡ではCOOP生協の皆さんも子ども連れで毎年参加されています。
司会は笠岡市職員労働組合の赤澤さんです。笠岡市を代表して市長がご挨拶をされました。「今年も暑い夏がやって来ました。71年前の夏に原爆が落とされた。今なお苦しんでいる被爆者の方がいる。オバマ大統領が広島を訪問されたが、新しい時代が来たと思った。今日は皆さんと行進する。頑張ろう」と行進団を励まされました。
地元実行委員会を代表し総指揮もされる樋之津市議会議員は「今年も7月26日がやってきた。全国10万人の平和行進のタスキをつないで元気よく歩こう。平和は大切、核兵器はなくそうと話にはなるが、どうするのかということになるとなかなか一歩が踏み出せない。今日は広島に向かって、核兵器廃絶を訴えて行こう」と決意を述べました。
岡山COOP井笠エリアを代表して島本洋子さんは「毎年夏になると母方の祖父のことを思い出す。祖父は20代で戦地に行き帰ってこなかった。孫の私の存在を知らない。戦争さえなければ、平和な世の中なら祖父は娘の結婚や孫を抱くなど、幸せな人生を送ったに違いない。これから先、子どもたちの未来が幸せであってほしい」と平和への願いを子どもたちの未来へ重ねました。
全国通し行進の山内さんは「東京から広島の1000㌔を歩いている。どの自治体でも支援をいただき元気に行進している。平和を願う仲間との行進は幸せ。今日で82日目になる。今年で59回目になる平和行進が世界を変えようとしている。オバマさんの話もあるが、具体的には私たちの運動にかかっている。被爆国日本の世論と運動がカギを握っている。いよいよ午後は広島。今年の大会は迫力のある大会になると思う。核廃絶に向けて大きな一歩を踏み出したい」
国際青年通し行進者のマテットさんは「広島県に向けて歩きます。サポートして下さった皆さんありがとう。様々な思いを広島に持っていく。暴力をなくすために頑張ろう、人々のために、平和のために、頑張ろう!平和行進」と力強いメッセージで呼びかけました。
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とき:2016年7月25日(月)9時~
ところ:金光町支所~笠岡市役所
金光町からの出発です。行進には32人が参加しました。
浅口市金光町総合支所市民生活課長・中島理恵さんは支所長のメッセージージを代読しました。「平和行進が恒久的平和の実現のためにご尽力されていることに敬意を表します。戦後71年、忘れることのできない夏がやってきました。核兵器は人類の脅威、一層のご尽力をされるように祈念する」と挨拶されました。
浅口市職労・藤沢(執行委員長)さんが「今年も核兵器廃絶、世界平和の実現を求める時期がきました。平和行進が浅口市にやってきました。この行動をノウモア広島、ノウモア長崎を合言葉に平和行進を笠岡まで頑張って歩きたい」と決意を語りました。
通し行進者の山内さんは「歩いて楽しい行進をしている。道標など珍しいものを見ながら歩いている。昨年は沖縄戦70年ということで昨年は沖縄の平和行進を歩きました。今日で81日目となりました。どこでも自治体の首長さんや議長さんの激励と仲間の励ましで元気に歩いている。明日は広島県に引き継ぐ。しっかりと歩きたい」と挨拶し、トランペットで「原爆許すまじ」と「青い空」を演奏しました。
浅口市役所での出発集会は浅口市労働組合の斉藤さんの司会で始まりました。
田村諭副市長の栗山市長のメッセージを代読しました。市長は「平和行進参加の皆さんの平和を求める尊い気持ちに敬意を表します。広島・長崎に原爆が落ちて71年目が経過しようとしている。私は人類初の被爆国として核兵器廃絶を訴えていますが、残念ながら廃絶には至らず、人類はその脅威にさらされています。オバマ大統領は5月27日に現職の大統領として初めて広島を訪問、広島・長崎両市長を前にスピーチを行いました。第2次世界大戦の犠牲者に哀悼の意を表すとともに、核兵器のない世界を追及していくことを語りました。これによって核廃絶の機運が高まることが期待されます。平和を願う浅口市民として恒久平和願い、国際平和を追求することを表明します」と述べました。
続いて、中西議長から挨拶。浅口市実行委員会から桑野市議会議員が「浅口市は合併して10年となります。合併後、非核自治体宣言は検討するとされたままになっている。2008年9月に非核平和浅口市宣言の請願を採択、2009年9月には非核日本宣言の意見書の採択、2011年7月には栗山市長のもとに平和市長会議にも加盟しています」と平和行政について具体的な動きが紹介されました。自治体からがペナントと募金が寄せられました。
笠岡市では出迎えてくださった職員の皆様とピースバルーンが行われました。
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とき:2016年7月23日(土)13時30分~
ところ:民商会館
7.23倉敷民商弾圧事件の勝利をめざす最高裁上告趣意書の学習・決起集会が開かれました。
納税申告をサポートしてなぜ悪い、自主申告権を守れと検察の圧力、不当な裁判と闘う倉敷民商弾圧事件(小原・須増さん)は昨年4月14日に岡山地裁で有罪となりました。
この判決は検察の当初の求刑からすれば軽いものでした。裁判でも「小原さん、須増さんは中小業者のためにやったことであり、私利私欲はなく、2人が作成した確定申告書には誤りもなく、課税の適正は害されていない」と判断されました。しかし、引き続き闘われた高裁の判決はひどいものでした。
弁護団が主張した「結社の自由」という主張にもとづいた証人採用や証人尋問が一切認めることなく1回で結審するという地裁以上にひどい内容でした。権力と闘う裁判の厳しさを示すものです。原告は直ちに上告し、上告趣意書を提出しています。
その趣意書の内容は膨大なものですが、最高裁へは国民救援会や支援団体が毎月、東京に出向き公正な裁判を求めて要請を行っています。
最高裁では裁判が開かれずに棄却されることはよくあることです。須増さんや小原さんの無罪を勝ち取るためには、どうしても最高裁の弁論を開かせることが重要です。そのためにも考えられるできる限りのことをやり切り、裁判に勝とうと開かれた学習・決起集会です。集会には40人が参加しました。
主には上告趣意書のポイントを掴むこと、裁判長に自筆の要請書を加工ということ、署名や代表団を送る支援募金を集めようとするものです。
上告趣意書については弁護団事務局長の岡邑祐樹(オカムラユウキ)弁護士が説明にあたりました。先生によるとポイントは5つです。
第1は税理士制度・納税者の権利憲章の国際的分析、第2は何のために税理士法52条があるのか、第3は一律に罰する必要はないこと、第4は結社の自由、第5は相模原交友会事件判決の批判です。説明は結社の自由いついてだけ簡単に記します。
その1点目は倉敷民商が政治的アピールをする表現的結社であると同時に、相互扶助的な協同組合的結社であることです。そうした結社は営利を目的とした株式会社よりもより強い憲法上の保障がなされるべきというものでした。2点目は他人の求めに応じて税理士業務を行ったのかどうかが争われていますが、民商事務局員は株式会社の従業員と同じように、民商会員と事務局員は「他人」の関係とは言えないと指摘していることです。つまり、他人の求めに応じて申告書を作成していないのです。ここが重要な点です。
集会では国民救援会の竹原事務局長から自筆の要請書を書こうということ、署名を進めることや月1回の最高裁要請に代表を送って、直接要請をするというものです。
権力と闘う厳しさを考えられるすべての方法で闘おうと呼びかけられました。
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とき:2016年7月23日(土)8時45分~
ところ:山手支所~
54人が行進に参加しました。
山手支所の難波さんから所長のメッセージを代読
平和行進の皆様に心から敬意を表します。行進される皆さんのメッセージが世界に届き
核兵器のない平和な世界が訪れることを願っている。暑い中での平和行進です。身体に気を付けてください。
通し行進者・山内さんのお話し
今日もいい天気。3年目の平和行進は79日目になります。どこれも激励をいただきありがたいです。今日も元気よく歩きましょう。
マテットさんのお話し
力を合わせれば声は大きくなり行動は力強くなります。極端な暴力や、数世代にわたり多くの人命が失われるような経験は繰り返してはなりません。ノウモア広島、ノウモア長崎、ノウモア戦争、平和行進です。凛とした声で話されました。
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と き:2016年7月22日(金)12:15~
ところ:中国電力岡山支社周辺
概 要
原発ゼロをめざすイレブンアクション岡山は195回目となる抗議デモを行いました。本日の行動には27人が参加し、原発ゼロを訴えました。
出発前のミニ集会では、伊原潔さんが情勢報告を行い、「東京電力福島第一原発の事故で歩車線量が最も高い地域に指定された帰還困難地域について、政府は一部解除する方針を固めた。線量が下がってきたことを理由に5年後をめどに徐々に解除する考えだ。しかし、復興拠点以外の大半の区域はさらに長い間、帰還不能になる。そうすると、解除対象から外れる区域の避難者は国から見放されかねない。こうした背景には除染に巨額の資金が必要になることがある。除染費用は国が立て替えており、最終的には東電に責任があり、返済義務を負う。つまり、除染費用を削減すれば東電の返済額も縮小するということだ」と述べました。
政府は福島第原発事故に伴う放射性汚染土について、放射性セシウム濃度「1キロ当たり8000ベクレルを上限」に道路の盛り土など公共工事で再利用する方針を正式決定しています。しかし、原子炉等規制法は「原発解体で生じる金属などを安全に再利用できる基準」を100ベクレル以下と規定しています。国際放射線防護委員会が「健康リスクが無視できるレベル」として定めた「被ばく線量年間0.01ミリシーベルト」から導いた数値でこれを超えれば放射性廃棄物として地下埋設するよう定められています。国の決定は全国各地に健康被害を発生させることになりかねない危険なものです。
経済的メリットよりもまずは人命を第一に考えた復興と帰還を求めます。
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とき:2016年7月22日(金)9時~
倉敷市役所 ~ 倉敷市船穂支所のコース。
倉敷市役所の出発集会は倉敷市職労の星原さんの司会で始まりました。
倉敷市の高島幸慶(総務部長)さんが伊東香市長のメッセージを代読されました。
「原水爆のない社会をめざして行進されている運動されている皆さん、ご苦労様です。核兵器と戦争のない社会を求める運動に敬意を表します。NPT再検討会議では核兵器のない世界平和の努力が続けられています。核兵器廃絶と恒久平和の大切さを認識すると同時に、平和な社会の実現は人類共通の願いです。倉敷市は1961年9月平和都市宣言をしました。今年で36年目です。この宣言の趣旨に沿って、これからも平和諸施策の実施に向けて努力します」と紹介されました。
ペナントと挨拶文、国際署名の受け渡しがされ、地元実行委員会を代表して田口明子さんのあいさつを行いました。
「私は昨年、NPT再検討会議に参加しました。貴重な体験でした。世界の8割の国が核兵器の非人道性を訴えましたが、核保有国との対立が明らかになりました。核兵器のない世界への願いと平和憲法を持つ日本の責務について考えさせられました。平和憲法が壊されようとしています。被爆者の方が生涯にわたって苦しんでいいます。同じ苦しみを繰り返してはいけません。憲法9条を守りたい。核兵器廃絶の草の根の運動が今に生き、国民の手によって受け継がれています。被爆2世3世が被ばくの実相を使命して語り継がれる時代になってきました。二度と戦争を繰り返してはいけない。私たちが被爆者の心をつなぎ、休まずに行進を続けることが平和への一歩です。平和行進は12万人以上が参加する 国民的な行動です。ひとり一人の思いをつなぐことは簡単ではないが無力じゃない。今日も1日頑張りましょう」と訴えました。
通し行進者の山内金久さん(東京板橋原水協)
「東京から広島まで1000キロを歩きます。3回目の通し行進 2年前は北海道根室納沙布岬から81日間。昨前は沖縄から54日間 今年は東京を出発して78日目 元気に歩いている。世界は動いています。オバマ氏も広島を訪問した。広島の大会がこれまでにない大きな成果を治められるよう頑張りたい。大きな蝉の鳴き声に負けない平和行進を」と自己紹介しました。
マテット(フィリピンから)さん
「おはようございます。フィリピンから来たマテットです。広島まで山内さんと通し行進をしています。ノウモア広島、ノウモア長崎、ノウモア被爆者 平和行進です」と片言の日本語を交えて挨拶されました。
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と き:2016年7月21日(木)9:00~
コース:早島町役場~倉敷市役所
概 要
平和行進6日目は早島から倉敷まで歩きます。炎天の朝、早島町役場で出発式を行い36人が参加しました。
早島町長の中川真寿男さんがあいさつを行い、「早島町も平和都市宣言をし、平和の実現に向けて努力している。核兵器のない世界をめざすみなさんのとりくみには本当に素晴らしい。しかし、世界は平和の願いとは逆行し、紛争、テロが後を絶たない。現実は厳しいが、世界は変わっている。最後まで頑張ってほしい」と話しました。
また、早島町議会・議長の小池宏治さんは、「アメリカのオバマ大統領が広島を訪れた。そのことに対して様々な意見があるが皆さんの運動の成果だ。2度と核兵器による被害を繰り返させてはいけない。みなさんの運動に期待している」と述べました。
通行進者の山内さんは、「5月6日に東京を出発し今日で77日目を迎える。3年連続で通し行進に参加しており、一昨年は北海道からのコースで昨年は長崎からのコースだった。行く先々で様々な人に助けられながら今日まで歩いてきた。平和の願いを広島に届けるために頑張って歩いていこう」と話しました。
海外代表のマテットさんは、「フィリピンでも米軍による軍事行動に反対する運動が広がっている。国際社会の先頭になって核兵器廃絶を求める平和行進の意義は高い。核兵器を廃絶するためには人々のイニシアチブが重要だ。皆さんとの連帯を強めるために私も行動に参加することを決めた」と述べました。
途中まで、早島町長の中川真寿男さんと早島町議会・議長の小池宏治さんも行進に参加しました。
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とき:2016年7月20日
ところ:岡山市∼早島町
保険福祉局長・森安は岡山市長のメッセージを代読して、「核兵器廃絶と平和な社会を求める運動に敬意を表す。岡山市は平成元年に6月29日を岡山市平和の日と定めている。世界の紛争が絶えない中、平和を願う運動の輪が広がることを願っている」と行進団をねぎらいました。
県労会議三上議長は「第2次世界大戦が終わっても未だに世界は混沌とした状態だ。平和行進として歩くことが重要な意味を持ち、1958年に平和行進は始まったが、世界に影響を与えていることに私たちは確信をもとう」と訴えました。
岡山市被ばく者会の平末さんは「昨日は東山の慰霊碑にお参りしていただき感謝している。後継者に引き継ぐ年齢となった。昭和30年に岡山に来た。当時、県知事に対して平和都市宣言をするように求めた経緯がある。被爆者は世界にいる。核兵器廃絶の署名を広げることが重要だ」と心情を語りました。
今日は元気っ子保育園の子ども達8人が途中で合流。COOP大福まで一緒に歩きました。
西市の公園では子ども達への参加に感謝のプレゼントとして、通し行進者の山内さんがトランペットでアンパンマンを演奏。青い空もみんなで歌いました。
COOP大福で休憩している間に2人の青年とお話しました。
平和行進3回目の吉田さん(ソーシャルワーカー・女性)は、「仕事で行進参加を保障してもらえることが有難い。世界大会は行ったことがある。魅力は中学の時に学んだことが生きている感じがする。原水禁大会は核廃絶の運動に参加できている実感がある。署名運動にも参加している」と明るい声で話してくれました。
国土交通省にお勤めの青年・松下さん(男性)は、「行進は8回目の参加。毎回のコースはまちまち。車検証をつくる仕事をしている。平和行進の魅力は暑い中、みんなで歩くのが平和行進の魅力。原水禁大会には参加していないが一度は参加したいと思っている。でも勤務の都合でなかなか難しい。署名運動は組合でもやっている。子ども達と歩くと心が和む」と気さくな感じインタビューの応じてくれました。
59回目の平和行進は連日の猛暑。それでも行進団は元気よく平和を訴えて歩いています。東京・板橋原水協から通し行進をされている山内金久さんはトランペット奏者であり、元東京の区議会議員。しっかりとした足取りで歩かれています。すでに、北海道、沖縄のコースを歩かれ、今回の東京からのコースで3年連続の平和行進です。時に披露されるトランペットが素晴らしい。
行進3日目は、山内さんの奏献で東山の慰霊行動が行われました。例年にない厳かな雰囲気の中で祈りが捧げられました。マテットさん(フィリピン)はミンダナオ島で人権擁護と平和運動で活動されています。2000年に紛争があり、戦争では何も残らないと訴えています。
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