1.7公契約キャラバン8日目(井原、笠岡、倉敷)
0 Comments | Posted by kiyoshi in 公契約キャラバン |
とき:2016年1月7日(木)9時30分∼
ところ:井原市、笠岡市、倉敷市
新年を迎え、再び公契約キャラバンです。今日は8日目です。井原市、笠岡市、倉敷市を回りました。残りは4自治体となりました。県内ハローワークのパート賃金に比して自治体非正規労働者の賃金が低すぎませんか?と聞いて回りました。笠岡市は非正規の最低賃金は高いと言われるので、県内自治体の一覧表を見てもらいました。確かに894円ですから低くはないですが、備前市は930円、里庄町は967円、美作市は870円、矢掛町860円です。笠岡市のハローワークの平均パート賃金は970円ですから、頑張っている自治体でも民間に追いついてないわけですから、何とかして欲しいですね。民間の賃金はグンと伸びています。岡山市では1000円、玉野市では1010円になりました。人勧も2年連続で上がっているという話をすると、国が上げれば当然、笠岡市もあげるとおっしゃいましたので来年は期待したいと思います。
井原市で総合評価についての考え方を聞きました。つまり、価格の評価点が90点では本当に質を重視していることになるのか?という問題です。業者の負担が高くなることやプロポーザルになって入札に成り得ないとの指摘は総社市と同じでした。ただ総合評価の経験が少ないので答えようがない、との返事でした。倉敷市ではとてもいい話ができたと思います。担当者の方も総合評価について研究したとおっしゃいました。こうしたお返事を聞くとこちらも元気になります。そこで、いきなり公契約条例は難しいと思うので基本条例、或いは指導文書から入るのも業者とのコンセンサスをとる方法論として有効ではないかと提案しました。これは否定されませんでした。総合評価について同じ問題を聞いてみました。すると、これまでに16件の総合評価を行って3件は価格によらず質で決めたとのお話は参考になりました。10%の評価は意外に効果を発揮していました。
私たちは地域経済の再生には働く者の賃金を引き上げることが決定的だと考えています。一昨年、県労会議が行った賃金実態調査では1000社にアンケートを送って200通が返ってきました。自治体がやっても同じだと思いますが、是非とも賃金実態調査をしてほしいと要望しました。