10.25民主県政の会・勝つための首長選挙学習会
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とき;2013年10月25日(金)18時30分~
ところ:勤労者福祉センター4階大会議室
民主県政をつくるみんなの会は10月25日、総会と同時に、京都自治労連執行委員長の池田豊さんを招いて「勝つための首長選挙について学習会」を開き、関係者35名が参加しました。
総会で会を代表してあいさつする中島さん(人権連・県みんなの会代表委員)
勝つためにはどんな工夫や発想が求められるか?を考えようと、参加者は「府民本位の新しい民主不正をつくる会政策委員会」の事務局長などを歴任された池田さんの話に聞き入りました。
総括と方針・会計報告を行う平井事務局長
倉敷駅高架事業問題で差し止めの5万筆署名を集めようと提起が行われました。
池田さんは、「岡山県の知事選挙が終わって1年も経過してないのにもう選挙の準備か?岡山は相当力が入っている」と話しながら、「実は、全国で首長選挙が闘われながら交流がない。京都でも徳島や兵庫県と交流が始まったばかり。ネット選挙を意識しながら、CMづくりなど、発想の転換を行って勝つための選挙を工夫してきた」とパワーポイントを使って説明しました。
「以前は団体と個人との共同、2004年には市民団体との連携、2008年には会と構成団体との共同など、選挙に勝とうとさまざまな形態を模索してきたが、うまく機能しなかった。それは、会からのつながりが重視され、個人の自由なつながりが活かされない弱点があったから。2012年は会との連携を拡大して、それぞれの構成団体の自主性を重視、勝手連的な運動として発展させることに成功した」と話しました。その上で気を付ける事は、「主要な団体が徹底した共同を行い、多彩な人間模様を活かすことであり、前例にとらわれない創造的な取り組みをすることが必要。すべての共同を求めないことだ」と強調しました。池田さんは、「団体の要求がさまざまあっても候補者を押し出す宣伝を重視すること。短期の闘いでは見せ方や働きかけを工夫することだ」と再度、ポイントを強調しました。
講演をする池田豊さん(京都自治労連委員長)
また、要求の取り上げ方では、「私たちの言いたい事、伝えたいことと有権者の知りたい事や関心は違う。市民アンケートは特別な層の要求になりがちで、間違いではないがそれにとらわれず、一般紙などの世論調査に応えることであり、言いたい事をすべて訴える演説や打ち出しは有権者には分かりにくい」と注意点を述べました。
「選挙は何よりスマートさ、センスが大切。要求いっぱいのプラカードは止めて、必要なことを大きく打ち出すプラスター、出馬表明も少人数で異色感を出すなどの発想の転換を追求する。若い世代はお金を持ってない。比較的豊かな世代からお金を集めることも今しかできない戦術として考えておく事」など、様々なアドバイスや具体的な戦術を紹介しました。
閉会挨拶をする花田自治労連岡山県本部委員長
最後に池田さんは、「今やっている事は京都だけで考えたことではない。各地の選挙に出かけて、いいところをパクってきた結果だ」として、「岡山でも他県の支援と同時に調査をしては?」と勧められました。
参加者からは、「同じことをしていたのではダメだ。支持者のやる気と有権者の関心を呼び起こす選挙にしたい」と感想が寄せられました。