4.25 JR福知山線列車脱線事故を問う集会
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と き:2012年4月25日(水)19:00~
ところ:国際交流センター
概 要:
2005年4月25日に福知山線列車脱線事故が発生。乗客と運転士合わせて107名が死亡しました。以来、国鉄労働組合(国労)は自らの責任も問いつつ、再び列車脱線事故などを起こさないため、「JRの安全確保」「JRの労働条件改善」を実現する決意の集会を開催しており、今回で7回目の開催となり70人が参加しました。
主催者の後藤利明執行委員長は、「国鉄の分断は財界主導の職場支配です。職場からは活動家が排除され、安全よりも利益が優先されるようになりました。以降、心を病む労働者が増加しています。このようなJRの体質が事故を起こしたのです。利用者と労働者の安全を確保するためにがんばります」とあいさつをしまし。
片岡公夫書記長が地方本部からの報告を行いました。報告では、「事故を教訓に安全確保に取り組むことに尽力します。今なお自己責任が明らかにされていません。裁判において企業責任を明らかにする判決が下されることを願います」としました。
集会にはJAL客乗不当解雇撤回裁判原告団の小森啓子さん、西岡ひとみさんからの報告がありました。西岡ひとみさん、「一昨年の時点でJALは1500億円を越える利益を出していました。それにもかかわらず、経営状態の悪化を理由に165名が解雇されてしまいました。しかし、JALの経営破綻の原因は放漫経営が行われていたことにあります」と話し、「『利益なくして安全なし』との経営スタンスに嫌気がさした労働者はどんどん自主退職しています。こんな会社に安全が守れるわけがありません。しかも、過去の経営者は何の責任も問われることがなく、今なおぬくぬくと生活しています」と怒りを込めて訴えました。小森啓子さんは、「今回下された判決は経団連の主張を丸呑みにしたものでしかありません。なぜ経営権のない私たちがこんな目に合わないといけないのか納得がいきません。今回の裁判では整理解雇の4要件が全く満たされていません。財界主導の解雇事由の社会にしてはいけない」と力のこもった発言でした。
会場からのカンパ31,580円が渡されました(*^_^*)
天野伸行教宣部長が集会アピールを読み上げ、拍手で採択されました。集会アピールには本日の集会を機に「陸の安全」「空の安全」を考え、公共交通機関の原点である安全輸送体制の確立と働くものの権利を守るために、地域の仲間と力を合わせて奮闘する決意が発表されました。