日付 2011年8月29日
ところ:くらしき健康福祉プラザ・プラザホール
概 要:
10月23日に開催される全国青年大集会2011に向けて、青年集会in岡山「明日をつくろう!自分らしく生きることのできる社会をめざして」が岡山県倉敷市で開催されました。講師に日本共産党国民運動委員会の筒井晴彦さんを招いて、「労働時間の短縮」とテーマとして話してもらいました。集会には38人が参加し、充実した集会になりました。
講演前に青年を代表して松坂純也さん(岡山民主商工会)が青年活動の展望について発言しました。
松坂純也さんは自身が派遣切りに合い苦しい状況に追い込まれた経験を踏まえて、「私は以前、派遣社員として働いていた職場を派遣切りになりました。ネットカフェで寝泊まりし、公園で時間をつぶす日々が続きました。このままではいけないと思い生活保護の申請に行きました。そこで生活保護にもルールがあることを知らされ、現実の厳しさを思い知りました」と話し、「あるときホッスペース21の存在を知らされ、そこで民青と出合いました。民青の仲間に出会うことがなかったら今の僕はなかったと思います。この仲間と一緒に青年運動を盛り上げていきたいです」と希望に満ちた発言に会場からは拍手が鳴り響きました。
講演で筒井晴彦さんは、「労働時間の短縮は、人間的な生活を実現するうえできわめて重要な課題です。しかし、働くルールの全体像をつかむことがとても重要になります」とし、「働くルールを最も確立しているのはヨーロッパです。ヨーロッパではEU基本権憲章により、雇用の継続が基本とされています。この基本により、①正規雇用(期間の定めのない雇用契約)があたりまえ。②非正規でも正規雇用と給与・社会保障などすべて同じ待遇。③解雇規制法があり、簡単には解雇できない。④手厚い社会保障により失業しても生活が守られます」とヨーロッパの実例を紹介しました。「日本では年中自動車の生産を行っている職場にも派遣社員がいます。しかし、この実態があるのは日本だけです。また、日本では公的間にも契約社員などの非正規労働者がいますが、ベルギーとスペインでは禁止されています。このように国際的基準で日本をみると日本がどれだけ世界基準とかけ離れているかがわかります」と話しました。講演の締めくくりとして、「ヨーロッパには労働者と社会をつなぐルールがあります。ルールを作り外部から企業を規制しているのです。しかし、このルールは労働者が闘わなければ作ることはできません。闘ってこそルールができるのです」と話しました。
講演終了後、全国青年大集会への参加呼びかけがあり、青年自身がこれからの自分たちの生き方、働き方を考えることを決意する集会決議が発表されました。
集会終了後、筒井晴彦さんを交えての感想交流会が持たれました。感想交流会には15人の青年が参加し、日頃の自分たちの働き方、また職場の実態について交流しました。「青年が積極的に運動に結集するためにはどうしたらいいのか」という発言を受け、筒井晴彦さんは、「職場の問題は団体交渉で解決できます。しかし、その人個人が根本に抱え苦しんでいる問題までは解決できません。やはり、その人自身が自立し、自身の中に羅針盤を持つことがなにより必要です」と話しました。
今回の青年集会のテーマは「労働時間の短縮」としたことは大きな前進になったと思います。働き方について考えることを今回一回きりで終わらせるのではなく、継続した青年運動にしたいと思います。青年が自分で自分の生き方・働き方を考えることが結集につながると思います。
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とき:2011年8月27日(土)17時30分~19時30分
ところ:岡山市ピュアリティーまきび
概要:
8月27日(土)17時30分~岡山県医療労働組合連合会の50周年を祝うレセプションが「ピュアリィティーまきび」で開かれました。第49回定期大会の後、80人が出席したレセプションのオープニングでは、関西高校吹奏楽部が美しい音色が会場に響き渡り、ライブリーアベニューというコンサートマーチや加山雄三メドレーなど4曲が演奏されました。
関西高校吹奏楽部の皆さん
冒頭あいさつに立った県医労連の福田委員長は、まず出席者に謝意を述べ、高校野球など最近のニュースに触れて東日本大震災被災地への思いを語りました。また、震災以降被災地復興を支援してきた労働組合の活動を振り返りました。また、1年の奮闘の中で県医労連が4,105人の組織に発展してきたことを報告し、今日の峰を築いた先輩たちや仲間の苦労に感謝したいと話しました。
県医労・連田委員長
日本医労連を代表してあいさつをした中央執行委員長の山田真美子さんは、「岡山県医労連の50年を祝いたい、過去最高の峰を築いたことにも拍手を送る。時代は変わってきた、原発集会ではツイッターで人が爆発的に集まり、ニコニコ動画で様々な反応が帰ってくる。4月にプロ野球選手会を訪ねた。そこでは選手会の歴史が常に語られ、100%加盟の組合を維持している。労働組合の歴史をきちんと伝え、先輩たちの奮闘を語ることが大きな力を生むことにつながると改めて感じた」と話しました。
日本医労連・山田委員長
乾杯では全医労の若い2人が初々しくデビューしました。
県医労連の発展を思わせる勢いのあるレセプションとなりました。歓談では水落理初代委員長の話や県労会議花田議長のあいさつが続き、若者が中心となって制作した50周年を振り返るメモリアル映像が披露されました。団塊の世代が運動の峰を築き、それを引き継ごうとする若者が誕生しつつあり、県医労連の勢いが感じられるレセプションに参加者は盛んな拍手を送りました。
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