岡山県労働組合会議

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1.7~8県学習協・新春学習会

1日目

とき:2011年1月7日(金)18時30分~21時

ところ:勤労者福祉センター4階大会議室

2日目

とき:2011年1月8日(土)9時30分~12時

ところ:岡山国際交流センター

概要:

 県学習協は1月7日から2日間、神戸女学院大学教授の石川康宏先生を講師に新春学習会を開きました。初日は「民主党政権の経済政策と闘いの課題」をテーマに90分間にわたって、パワーポイントを使った集中的な抗議が行われました。参加した45人は歯切れの良いテンポで話す石川先生の話に引き込まれていきました。

情熱的な語り口で参加者を魅了した石川先生

一般マスコミや政府が説明している経済が如何にいい加減であり、民主党政権が国民には負担を押し付けるばかりで政治にも経済にも展望を見いだせないでいる実態が次々に明らかになりました。特に世界の大きな変化に取り残される政治やTPP(環太平洋連携協定)では、わずか4カ国しか加盟してない協定にアメリカの圧力と財界の言いなりになって、農業を破壊し、350万の雇用がなくなるなど国民生活を根こそぎ困難に陥れる、と具体的に説明しました。GDPも政府の試算で0.48%~0.65%しか押し上げないことを挙げ、「これは完全にアホだ」と一刀両断に切り捨てるあたりは、「さすがに石川先生らしい痛快な批判」と参加者一同笑ってしました。また、私たちの運動に関しても、「国民は自民も民主も支持しなくなり、旧来の政治に変わる新しい政治をイメージできてない。私達が学習して賢い国民に育ち合う取り組みが必要だ。知識だけでなく思想を磨こう。賢くなる努力が必要だ。本を読もう。耳学問ではなく独習を」と参加者を励ましました。

1日目の講義終了後、石川先生を囲んで交流する学習協の仲間

2目の講義「若者よマルクスを読もう」では「マルクスをなぜ学ぶのか」「自分の到達点に満足しないマルクスの活動」「忙しくて学習できない習慣を変えて、効率的な学びのスタイルをつくろう」と、時間いっぱい使って、マルクスの歩んだ道を説明しながら学習と学んだことを活かす努力の大切さを語りました。充実した2日間に多くの参加者が興奮したように、次々に本を買っていました。

 

 

 

 

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