4.23「国鉄分割・民営化」がもたらした、JR福知山線脱線事故を問い、1047名採用差別事件の早期解決に向けた4.23岡山県集会
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とき:2010年4月23日(金)18時50分~20時30分
ところ:国際交流センター8階
概要:1987年4月1日の国鉄「分割・民営化」から23年が経過しました。国鉄・民営化の矛盾がさまざまな形で表れています。2005年4月25日に起きた福知山線脱線事故は死者107名、負傷者562名という惨劇から5年目となりました。この事件を巡って、JR西日本会社の歴代社長3名が起訴されるという前代未聞の事態に至りました。これは利益優先主義の国鉄分割民営化がもたらした一つの結果です。JR西日本は安全宣言をした今でも設け第1主義、安全軽視の企業体質から抜けきっていません。2006年1月には伯備線で4名が触車事故に会っています。会社は伯備線の現場社員の改善を求める声を無視して、いまだに対策もとらず、人減らし合理化を進めています。伯備線は1カ月に一回巡回して安全確認をする程度のもので、いつ事故が起きてもおかしくない状況です。事故の教訓は生かされていません。もうひとつの問題は1047名の採用差別事件です。23年を経て、やっと解決に向けて政府案が示されました。3月18日に与党3党と公明党が合意して「解決案」が示されました。4月8日には政府と与党3党・公明党が解決案で合意して、よく9日に「4者4団体が受け入れを示し、国労も合意する中で「解決案」を受諾して、鉄道・運輸機構との裁判上の和解手続きを進める決定がなされ、解決に向けて大きく動き出しました。この間、解決を見ることなく60名の被解雇者が他界しました。今後はJR北海道、九州などの各社への200名の採用が課題となっています。
いつも国労の集会ではジレンの歌声に勇気づけられます。
後藤委員長は相変わらず元気に、粘り強く闘いを最後まで緩めない決意を語り、仲間を勇気づけました。そして、利用者の安全確保こそが国労の任務であり、会社の不祥事を許さない闘いこそ求められていると話しました。集会では藤田社民党岡山代表、県労会議伊原事務局長、武田日本共産党県議、支援共闘の矢山代表、争議を闘っている柴田氏自身が決意表明を行いました。中でも武田氏は23年間の闘いに敬意を表するとともに、国鉄の分割民営化が日本の分割民営化に反対して闘う労働組合をつぶすことにあったことは間違いのないことだ。普天間の問題にしても10万に集会が予定されており、国民、住民が政治を前に進めることに変わりはない。と話しました。
伊原事務局長は上意下達の会社運営には未来はない、国労の皆さんと奮闘したいと決意を語りました。
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