連想分類語 自分史
と き:2012年4月7日(土)10:00~
ところ:国際交流センター
概 要:
岡山県学習協は5月から開校される第83期労働学校と10月に開催される全国学習交流集会のプレ企画を兼ねて、島根県学習協事務局長・吉儀和平さんを招いての学習会を行いました。今回のテーマは「吉儀流生き方から学ぶ」と題した自分史です。労働組合などから青年を中心にして13人が参加しました。
吉儀和平さんは自身がいつどこで何をしたのかを以前から記録として残しており、旅行の記録だけでもノート18冊分あるとのこと。小学から中学時代について、「逆上がりもろくにできず、私は運動ができませんでした。これからの時代を生き抜くには軟弱な体ではダメだと学ぶことができた。中学校では軟式テニス部に所属し、県大会で3位になりました。この時、自分に自信を持つことができるようになりました」と話しました。吉儀和平さんは、「高校生の頃は学生運動が盛んな時期で、学校の校門周辺にヘルメットをかぶった学生がやってくることもありました。しかし、そういった環境に触れ、日米安保について友達と議論をするようにもなりました。また、学校内ではテストの順位が上位50人まで発表されていました。そのことについて、差別だと学校側に抗議し、掲示をやめさせました。このころから、おかしなことに対して意見をいう事ができるようになりました」と自分史を話しました。
吉儀和平さんのお話はとても面白く、参加者からは笑いが絶えませんでした(^_^)/
大学ではマルクス主義の歴史観を学び、理想社会を平和に、法則的に作るにはどうするのかを考え民青同盟、日本共産党に入党。その後も、学生時代は積極的に活動にかかわってこられました。
吉儀和平さんは松江市職員時代、労働組合活動に非常に積極的で、自治労青年部の役員を務めました。しかし、社会党一党支持に反対したことから青年部役員をわずか2年で外されるなど悔しい思いを経験されました。文化活動への関心も非常に高く、市職員として音楽祭やスポーツ大会を開催、また、伝統行事「ホーランエンヤ」を16年ぶりに実施するなど活動は多岐にわたります。「住まい」への関心も高く、「日本人はもっと住まいにこだわるべきだ」と話しました。
今回の学習会で印象的だったのは「楽しいことはぼやっとしていても成果がある。苦しい仕事はいくら頑張っても成果が出ない」という吉儀和平さんの言葉です。どんなことにも楽しみを見出すこれが「吉儀流生き方」なのかもしれません。
学習会終了後、参加者で三光荘近くの河川敷でお花見を行いました。それぞれが一品を持ち寄るポットラック形式でお花見を行い、みんなで楽しみました。
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