連想分類語 岡山市
とき:2013年7月20日(土)9時~15時
ところ:岡山市役所出発~早島町役場
蝉が鳴きはじめ、平和行進の出発集会は朝から賑やかでした。集会は岡山市役所前の大供公園で行われました。最初に岡山市から、社保険福祉局・那須副保健福祉局長が市長のメッセージを代読されました。
保険福祉課・那須副保険局長
メッセージでは「連日の平和行進ご苦労様です。平和な社会の実現に向けた取り組みに敬意を表します。岡山市は終戦前の6月29日の未明、空襲による甚大な被害を受けました。8月6日、9日には原爆が投下され、今尚、多くの方が後遺症に苦しんでいる。岡山市は昭和60年に平和都市宣言を行ない。平成元年に6月29日を岡山市平和の日とした。世界各地の紛争が絶えない中、平和で幸せな社会の輪を求める運動が実る事を願っています」と言葉が送られました。
県労花田議長
県労会議花田議長は、「岡山に入って5日目の行進となる。NPT再検討会議の第2回準備会が4月に行われました。この準備会に高梁市職労出身の岡崎加奈子さんが高梁市長のメッセージを届けた。こうした行動が大きな力を発揮する。選挙も最終版になったが、自民党の石破幹事長は、国防軍が設置されれば、軍事裁判的なものをおく必要があると言いだした。懲役を課さないと軍の命令に従わない国民が出てくると言っている。戦争は人間性を奪うものであり、それが軍隊だ。戦争のない社会を求めて運動して行こう」と話しました。
岡山市被ばく者会・平末さん
岡山市被爆者会の平末さんは、「今日で岡山被爆者会は皆さんとお別れです。精力的な行動に感謝している。被爆者会は今年、20名を東山に合祀した。合わせて696名の方が眠る事になった。残りの人生で、2015年のニューヨーク行動に参加できるかどうか不安だ。しかし、皆さんの行動に励まされている。昨日、長崎市長がはじめて岡山に来た。行進団に激励のあいさつもしてくれた。これからも皆さんの力を借りて頑張っていきたい」と話し、「明日は投票日だが、国防軍が話題になっている。戦時中は学徒動員で多くの犠牲者が出た。朝鮮の労働者も犠牲になった」と当時を振り返りました。
通し行進の村田さんは、「昨日は玉野市で行進をして、総務部長さんと議長さんからペナントと激励の金一封を頂いた。要請に行く前は市役所に非核平和宣言都市の垂れ幕はなかったが、その事を指摘すると行進の準備をしている間に垂れ幕を下げてくれた。市役所の中で原爆展開催も了承してくれた。私たちの声が行政に届いた。平和行進が多くの自治体で受け入れられていることに嬉しく思っている。日本政府が非核宣言を行えば、その声は大きく世界に届く」と玉野市での網の目行進を印象的に語りました。
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ところ:岡山市勤労者福祉センター4F
概 要:
今期のテーマ「ジェンダー」を学んでいく中、世の中の流れの多くが男性を中心としたものであることに気づき、問題意識を高める受講者が増えています。第4講義では看護学校で講師をされている崎本敏子さんを招き、「女性を活用する国、しない国」と題して講義を行ってもらいました。
崎本敏子さんは、「日本は男女差別撤廃条約を締結しています。それにもかかわらず、女性の活用が進んでいません。欧米諸国との違いは何なのでしょうか」と疑問を示しました。現在、国連の女性差別撤廃員会から日本は「雇用主、学校、夫(男性)がこれまでの態度を改める必要がある。しかし、こうした変化については日本人のほとんどがまだまじめに考えていない」との指摘を受けており、海外からの強い批判があります。崎本敏子さんは統計データを示し、「2008年の時点で全体の労働人口に対する男性の割合は72.8%。女性の割合は48.2%です。女性の働き方を見ると、正規職員約30%、パート90%、アルバイト50%、非正規約70%となっています。男性は約80%が正規労働者です」と話し、世界からの批判は当然だとしました。
終わりに、「女性を都合よく利用するための活用ではなく、女性自身をよりよく活かすための活用が必要です。そのためには、女性自身が意思決定をきちんとすることが大切です」と話し、岡山市さんかく計画、岡山県ウィズプランを紹介しました。憲法を活かし、必要な法律を整備し、日常化していくことが盛り込まれています。
今回の講義では「男女共同参画計画」についても触れられました。男女雇用機会均等法や女性差別撤廃条約がいくら締結されても、男性自身が変わらないことにはどうにもならない問題です。女性だけではなく、男性が考え方を変えることが特に必要とされているのではないでしょうか。
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