岡山県労働組合会議

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連想分類語  岡山合唱団

とき:2014年10月5日(日)12時30分~16時10分

ところ:三木記念ホール

10月5日(日)、岡山県9条の会は結成10周年記念のつどいを三木記念ホールで開き、550人が参加しました。つどいでは岡山合唱団や国鉄合唱団じれんがオープニングを飾り講演が始まりました。小澤隆一さん(東京慈恵医科大学教授)と伊藤千尋さん(元朝日新聞海外支局長)は、「国連の集団安全保障では、安倍政権のように自国が攻撃されていないにもかかわらず密接な関係にある国が攻撃された場合に戦闘に参加するなどという、勝手な集団的自衛権と考えはない」「憲法は権力者のルールを決めた最高法規。権力者も誤ることはある。だから憲法遵守義務がある。活憲で戦争も原発再稼働も止めさせよう」と訴えました。つどいの冒頭、真壁忠彦さん(前倉敷考古館館長)が開会のあいさつ。石井淳平9条の会事務局長が結成10年を振り返り、安倍政権の暴走を止めるためにさらに運動を強化していくと決意が述べられました。

         真壁忠彦さん

           石井淳平さん

講演では最初に憲法学者の小澤さんが憲法に関わる視点について説明しました。「戦争を決めるのは大人、戦争に行くのは若者だ。9条の会はこれまでのように集会だけでなくデモ行進も始める。集団的自衛権の行使は戦争の契機になる。閣議決定は戦後69年間できないとしていたことを1日で覆した。しかも、国民に説明するとしながらも議論はしない、話をはぐらかすなど不誠実極まりない。来年の通常国会前に止めることが大事だ。そもそも国連が言っている集団的自衛権の概念と安倍首相のそれは全く違う。しかも国連は個別的自衛権を認めているが日本の憲法ではそれも認めていない。憲法こそ最高法規であり、これに違反する法律は認められない。ここが政府の弱みだ。だから、本来の手続きがとれない」と話し、9条の会が果たしている役割にも言及しました。

          小澤隆一さん

伊藤千尋さんは「アメリカは普通の国じゃない。気に入らなければ拳銃で殺される可能性がある。安心して話もできない。積極的平和主義というが、戦争をする事ではない。コスタリカでは国内に平和意識を根付かせようとアリヤス首相が奮闘して周辺国との対話によって戦争を終わらせた。軍事予算をすべて教育に使った。アリヤス首相を日本に呼んだ時、戦争をしないためには他国に対する医療と農業、教育の支援が必要だ。日本はそれを持っている。コスタリカの国民は憲法を自分の言葉でしゃべる。アメリカでも9.11のテロが発生したとき、国民は愛国一色となって大統領に戦争の権限を与えようとした。その時に反対したのがバーバラという下院の議員だ。彼女は多くの批判にさらされたが、議員が憲法を守るのは当然の義務だ、として集会で説明すると多くの共感を呼んで次の選挙では4倍の得票で当選した。2億人を変えたバーバラさんに習って、どんどん前に進もう」と参加者を励ましました。

         伊藤千尋さん

10周年記念集会は非常の心温まる内容でした。多くの参加者が2人の話に聞き入り、励まされ、勇気づけられ行動することの大切さを学びました。参加者は2人に惜しみない拍手を送りました。

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輝け 日本国憲法!集会

とき:2010年5月3日(月・祝)13時30分~16時

ところ:岡山市三木記念ホール

内容:合唱 岡山合唱団

   詩の朗読 岡山詩人会議「夢遊童子」

   品川正治氏の講演「戦争・人間・そして憲法9条」

参加者:350人

合唱団のみなさん「花はどこへ行った」「我が窮状」「すべて時代のせいにして」の3曲を合唱

この姿勢のまま動かずに、とても86歳の高齢とは思えない口調で講演する品川正治氏。言葉はゆっくりと聞き取りやすいことに驚きました。

概要:東大入学時に大学生の徴兵召集猶予の制度がなくなって、いつ自分も徴兵されて戦死するかもわからないという時代だった。そこで救いをカントに求めた。その理由は「この国は国家としての理性を失っている」という思いと同時に「国民として正しい死に方は何か」と考えたからです。この2つの命題を会得してから死にたいと思いました。と学生時代を振り返った品川さんは徴兵されて鳥取の連隊に配属されました。戦争体験を話す際に、現実の戦闘体験を話すことは辛かったのですが、今話すことが必要と思った。そういう最後の世代です。戦友が中国の壕の中で死んで、そのことがトラウマになった。皆、本土防衛は経験していても戦地には行ってない。一人でも多くの人に本当の戦争体験を話したほうがいいと思ったのです。自分は哲学青年でした。国家が戦争をしているときに、自分は如何に生きればいいのか考えた人生でした。戦争を経験し、憲法9条を知った人間として国家が起こした戦争に対して、どう考えたか。自分は間違っていた。戦争になぜ反対しなかったのかと。起こしたのも人間、それを止めるのも人間、それができるのも人間です。戦争は天変地異ではない。戦争を起こそうとする人がいる。あなたはどっちなのか、座標軸を持ってほしいのです。もあるんです。日本ははっきりと否定しています。人間としての憲法を持っている日本と9条を守ってほしい。と話す品川さん。話は憲法だけでなく経済にも及びました。経済を人間の目で見ることが主権者としての自覚を育てると。

詳しくはココに憲法集会・品川正治さんの講演60KB

閉会の挨拶をする高教組・岩佐委員長

元気というのは若い人からもらうものだが、今日は年配者の品川さんに元気をもらった。主権者として日本を動かす一人に成りたいと決意を語りました。

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