連想分類語 夢
と き:2012年9月15日(土)~16日(日)
ところ:東京・全労連会館
概 要:
季節は殆ど秋に移り変わろうとしている9月半ば、全労連青年部は第25回定期大会を開催しました。原発事故を巡っての反原発運動を皮切りに様々な運動が大きく前進した一念だったと思います。
開会に先駆け、全労連青年部・松山部長は、「仕事に就くことが困難な青年が多い。生活に密着した報道がされなければならないのに、消費税増税・TPP参加など争点をずらそうとした報道がされている。こうした状況だからこそ、青年労働者が連帯し、語り合うことでお互いを知りあうことが大切だ」と開会あいさつを行いました。
来賓として参加した大黒全労連議長は、「今マスコミは総選挙を意識した報道を行っているが、野田民主党政権に対しては国民的怒りが爆発している。躍進しているかのように見える橋本維新の会の維新八策を見ると、強権的、ファッショ的な本質が見て取れる。増々、貧困格差の解消と改善、働くルールの確立など労働運動としてのとりくみが重要になっている。運動を強化し、広がる協働をさらに広げがんばろう」と話しました。
労働者学習協会の須藤さんは、「何年か前、ある組織の人に『青年は平和と交流しかしちない』と言っている人がいた。しかし、いま何かしたいという青年が増えてきている。みなさんの活動は社会を大きく変えます。みなさんの活動を応援します」と話しました。
全労連青年部の五十嵐書記長が2011年度活動総括と2012年度運動方針を提案しました。2011年度の活動報告では、9月23~28日にかけて海外の青年活動家との交流が実現したことや、全国青年大集会実行委員会・Ring! Link! Zero・中央青学連や就職連絡会、首都圏反原発連合などの団体に積極的に関わったことが報告されました。2012年度運動方針について、①平和と憲法を守り、住民本位の震災復興・原発ゼロをめざす(将来・未来を見据え安心で安全に働き続けられる世の中をめざし、平和の問題をはじめ、震災復興のとりくみを重視する。)②安定した雇用と社会保障充実に向け、声を集め広げよう(青年の生の声を集め広げる取り組みを重視する。身近な人をはじめ、職場に足を運び対話・アンケートにとりくみ、集めた声を広げる。)③「なぜ学ぶのか」「楽しく学ぶ」を重視した学習を進めよう(学習にあたっては、1.「なぜ学ぶのか」「誰もが働きやすい社会にするためにはどうしたらよいか」という視点、2.交流を通じてお互いのことを知ることも学習の一部。「楽しく学ぶ」を重視する。)④すべての課題を組織強化拡大・青年運動の発展に結び付けよう(青年の置かれている状況をなんとかしようという気持ちや、組織拡大の悩み、他の成功事例などを共有することが組織強化・拡大の第一歩。地域・職種をこえた交流をはかり、つながることを重視し、互いの仕事のやりがいや課題について議論し合える関係づくりを重視する。)以上4点が運動の基調として提案されました。五十嵐書記長は、「全労連青年部は未組織も含めたすべての青年労働者を視野に入れ、切実な要求の組織化、対話と共同の運動の促進のために先頭に立って青年の声を広げることを呼びかける」と最後にまとめました。
全体討論では、「活動報告が報告だけで終わっており、総括がない」「青年部のHP更新が全くされていない」など厳しい指摘もありましたが、「楽しくなければ青年部ではない」「つながりをつくることも学習だ」など青年らしさの溢れる意見も多数ありました。全体討論後の分散討論では、今後の青年部運動をどう盛り上げるのか、またどうやって青年とつながって行くのかを中心に議論しました。どの組織でも青年をいかに結集させるのかについて大変苦労している様子が伺えました。
全労連本部の定期大会でも「青年の育成」が強調されていました。今回の全労連青年部定期大会でもどう青年部を拡大・強化するかについて中心に提案されていました。これからの活躍にご期待ください。
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と き:2012年8月18日(土)~19日(日)
ところ:広島県立県民の浜海水浴場
概 要:
2012年夏の終わりに初めて全労連中国ブロックに所属する青年の交流集会が開催されました。今回の交流集会には総勢12人が参加し、密度の濃い交流となりました。既に来年の開催地も決定しています。
開会に際し実行委員の弓田盛樹さん(岡山県労働組合会議)は、「みなさんがいまの自分とこれらの自分を考え、自分の夢や希望から活動に参加するようになってもらいたい」と今回の集会の目的を話しました。その後、アイスブレイクとして自己紹介カードを使った自己紹介交流を行い、それぞれの職業・職種、趣味などのアクティビティで会話が弾みました。参加者同士のつながりを深めることができたのではないかと思います。
自己紹介交流終了後のフリータイムでは海岸にいき、思い思いに羽を伸ばしました。
2日目はそれぞれの「今とこれから」というテーマでディスカッションを行いました。各人の現場、職場の状況、悩み・葛藤、さまざまな不安を語り合いました。「労働組合や民主団体は組織率を低下させている。10年後が心配だ」「専従職員こそ色々なことに加わっていかないといけない」「やりたいことがうまくできない。組織に縛られていてはいけない」などの意見がでました。お互い困難な状況下でもがんばる同じ青年のスガタに、大きな刺激を受けたのではないでしょうか。
参加者からは、「今とこれからを話すことなんてないで、いい内容だった」「様々な職種の実態がわかってよかった」「青年のつながりに希望が持てた」など前向きな感想が寄せられています。
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