岡山県労働組合会議

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8.21あかいわメッセ

2016年8月21日(日)13時30分∼

ところ:赤磐市健康管理センター

8月21日(日)、あかいわエコメッセ「漫才界の脱原発ジャーナリスト・おしどりマコ&ケン講演会、三田茂医師のお話」を聞きに赤磐市立赤坂健康センターに出かけました。

もう18回ですから良く頑張っている運動です。会場はいっぱいで、立っている人もいるくらいでした。(推定300人)

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最初はマコ&ケンの東電と福島第1原発の写真を使ってのお話でした。もっぱらマコちゃんのジャーナリスト活動と東電や政府の悪質な実態報告でした。ケンちゃんは合いの手を打つだけです。芸人らしい役割分担が彼女らの活動スタイルになっています。

ところでマコちゃんは大学の物理学科に3年間籍を置いた立派な理系女子です。その彼女から見た東電や政府の対応は異常だと言います。その通りで、非常に高い環境線量であって生活できるとしていることや、原発労働者の線量限度を超えているような地域で学校のグランド使用が許可されているなどを指摘しました。また、東京電力の記者会見に出かけて広報担当者の説明を聞いているとあきれる返事が返ってきたことを紹介しました。

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それは、福島第1原発の汚染地下水のくみ上げと海洋放出についてマコチャンが聞いた時です。「いったん汚染水から放射性物質を除去した水を、汚染した地下水とタンクの中で一緒にすると希釈したことになる」と主張すると、「それは正しくない、正しくは水を混ぜた」と説明したそうです。「なんじゃそりゃ?」って感じの返事。それに、手を上げてもなかなか当ててくれないそうです。これは私たちが地方公聴会で良く経験していることですが、どうでもいい質問をする人は何度も質問できるが、重要な問題を指摘する人は、例え当てられても他の記者から「どうでもいい質問は後にせよ」とヤジが飛ぶそうです。

マコちゃんはジャーナリスト活動をする内に何度も公安警察につけ狙われたと写真まで見せてくれました。

こんな実況中継風の話が続き、三田医師(岡山市在住)や関東のホットスポットから岡山県に移住してきた人からのお話と重なって、「原発が爆発した時、放射性物質が風に乗って全国に飛んだ。福島県だけ線量が高いわけじゃない。検診をしていると気付くことがある。それは小児の甲状腺がんも多くなっているが、免疫機能が弱くなり、放射線エイズとも言える症状が現れていることを認識する必要がある」という話でした。「なんとなくおかしいけど、証明できない」話は他にもあると言いました。農家の方が「根が4ヶ所から生えた玉ねぎが沢山できた」「トマトの主管が育たなくて成長しない」などで種は福島県産だとする人が説明会に現れたことです。「突然、口の中も血管がはじけて血を流した」「白血球が急上昇した」など病気についても話は続きました。

マコチャンが政府筋の研究者とお友達になって聞きだした話です。関係者のレセプションに参加していると「政府の狙いを教えてあげようか。福島の原発が爆発してこれから原発輸出に困るので、これからは事故を無かったことにすることや事故が起きても大丈夫という既成事実をつくることだ」と言われたそうです。政府の考えている無謀な放射能汚染政策はどんどん広がって行きそうです。こんな政府の下で私たちは生きていることをしっかりと認識する必要があります。

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