岡山県労働組合会議

はい、岡山県労会議です。086-221-0133

日付 2017年9月14日

と き:2017年9月14日(木)18時~

ところ:勤労者福祉センター4階会議室

9月14日(木)県労会議の健康講座を開きました。労組や一般の方が15名参加されました。講師は林精研岡山カウンセリングルームの野崎詩織(臨床心理士)です。テーマは「ストレスチェック制度とその活用」です。パワーポイントを使って詳細な制度のあらましと制度発足1年の気付いたことや、義務化後の現状などが報告されました。

ストレスチェックは2004年に東京医科大学衛生学公衆衛生学で公表され2007年から始まりましたが、2015年に50人以上の職場で実施が義務付けされました。目的は本院委ストレスの気づきや、セルフケアに役立てることや職場環境の改善に役立てることにあります。実際に結果が個人に返ってもわかりにくく、活用の仕方などで周知が難しいと話されました。高ストレス者は従業員の10%になるそうで、医師の面接をすすめるも希望者は少ないようです。およそ600人に3人くらいで、面接を希望しない方へのフォローも課題だと話されました。高ストレスの職場の原因は、当たり前のようですが「業務の効率化や労働時間の圧縮など労働強化にあるようです。職場環境が悪く、上司の指導もよくないのもストレスが高くなる」要因です。こうした制度を実施してみてわかったことは、判定図を読み解いて、使いこなせる企業が少ないことにあるようです。現状は「ストレス状況が見えにくくなった、メンタルヘルス対策に意欲的な企業が出てきた」と強調されました。

労働組合の側からすると、「ストレスチェックが企業に悪用されないのか心配する向きもあります。また、ストレス改善に意味がないという意見もありますが、職場の労働安全衛生の議題にして、職場の分析結果を改善に結び付ける取り組みが求められている」と話し合いました。今後も検討して、職場の実践を交流する必要があります。

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