月別 2016年9月
とき:2016年9月19日(月・祝)18時30分~
ところ:岡山駅西口さんすて
1カ月ぶりの総がかり行動は戦争法廃止から1年を迎える行動となりました。戦争法を強行成立させ、憲法を変えるなどとは一言も口にせず、経済・アベノミクスの総達成と野党共闘批判を重ねた安倍政権と改憲勢力は、参議院選挙の結果、衆参で3分の2の議席を得ました。私たちは相当な危機感を持っています。野党共闘によって全国11の選挙区で勝利をしたものの、結果に私たちは危機感を強くしました。そして再び総がかり行動として岡山駅西口サンステに立ちました。
戦争法成立後の象徴的な出来事が沖縄県高江のヘリパッド建設強行でした。11月からの南スーダンへの自衛隊派遣もそうですが、ここで起きていることは民意の否定であり、基本的人権をないがしろにするものです。高江住民と沖縄県民を愚弄する工事の強行が沖縄県民と国民に大きな不安を招いています。
沖縄の琉球新報、沖縄タイムスの社説を紹介しながら高江で起きている問題を訴えました。500人にも及ぶ機動隊の投入、その費用は負担と被害を受けている沖縄の県警が負担するという「人を馬鹿にしたような仕打ち」に怒りの声が集まっています。
「9月19日は敬老の日。この日に戦争法は成立した。絶対に忘れない。戦争は国民の命と人権を否定する。許せない。総がかり行動は今後もこのことの危険性を訴えて行く」と戦争させない1000人委員会の大石さんは訴えました。
沖縄高江の闘いを現地に出かけて、その異常さを体験した角南さんは写真を見せながら住民を弾圧する県警と機動隊そして暴挙、そしてヤンバルの森を破壊する工事の様子を伝えました。
リレートークや政党からの訴えなど盛り沢山でした。
今回は憲法の視点で訴える初めての総かかり行動でした。高江の問題を訴えようと事務局で話し合いましたが、残念ながら十分な段取りに至らず、準備不足の感はありました。途中で「戦争法廃止は訴えないのか」「発言を準備してきたが今日の趣旨とは違うので辞退する」とかの訴えもあり、運営が十分でないことに残念な思いも残しました。今日のために準備してきた方や戦争法成立1周年の思いを届けきれないもどかしさを感じた方もおられたと思います。事務局でも再度、話し合いたいと思います。
ですが、1周年にあたる9月19日は120人が集まり、戦争法の怒りと安倍政権の憲法を踏みにじり、強引に安保体制を推進しようとする民意無視の安倍政権に怒りをもって訴えることができました。私たちはベストでなくとも自分たちのやるべき立ち位置で精いっぱい平和について訴え続けたいと思います。
ご参加の皆さん、お疲れ様でした。
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とき:2016年9月17日(土)14時30分~
ところ:岡山市スクウェァービル
9月17日(土)、憲法に緊急事態条項は必要かというテーマで永井幸寿氏(日弁連災害復興支援委員会元委員長)のお話を聞きました。主催は岡山弁護士会です。
参加者は約100人くらいでしょうか?年配者が多いという印象です。政府は、と言うより安倍政権は執拗に国家緊急権の導入を狙っていました。当初は憲法9条を変えようとしましたができませんでした。次に96条を変えようとしましたこれも失敗。今やろうとしているのは解釈改憲とそれに続く明文改憲、そして9条の改悪です。そこで登場してきたのが緊急事態条項の創設です。口実はテロや災害対応で、国家緊急権の発動とか熊本地震での対策に託けて菅官房長官も発言しています。いったい国家緊急権とは何か?自民党は何を狙っているのか?というのが今回のお話の核心でした。
永井氏は国家緊急権の定義を、「戦争・内乱・恐慌ないし大規模な自然災害など、平時の統治機構をもってしては対処できない非常事態において、国家権力が国家の存立を維持するために、立憲的な憲法秩序を一時停止して非常措置をとる権限」と説明しました。この権限の特徴は国民のための制度ではなく、国家のための制度であり、人権保障や権力分立を停止するものだとその本質を語りました。
近代憲法は基本的人権を保障するために権力分立と立憲主義の立場をとっているが、国家緊急権は国家のための権利であり、濫用されればナチスドイツのような権力の暴走を招くとして、ナチスや大日本帝国憲法が犯した「反対する政治勢力の弾圧、緊急措置が固定化され、すべての人権が過度に制約された歴史」を繰り返してはならないと強調しました。
災害に対する権力の集中を考えても、備えのない権限は意味がないとしました。「災害時の権限集中や強制権は法律で詳細に決められている。権限を集中しなければならない理由はない。必要なら法律で決めれば済むことだ」と重ねて説明しました。
東日本大震災でも死亡者が出ているのは、法律や制度の適正な運用による事前の準備が全くなされなかったことが原因であり、災害が起こった後に憲法を停止しても対処できないと国家緊急権の問題点を指摘しました。実際に被災県のアンケートでも憲法は障害にならなかったとする回答がほぼ100%だと話しました。
また、テロは法律で対処できること、それは国家緊急権の「非常事態」ではないとして、テロがあっても平常時の統治機構は機能しているため、法律で対処できるとしました。
質問の中でも、自民党は災害時での国家緊急権の必要性を具体的に説明できないでいる。映画「シンゴジラ」でも必要なかったと、もっともらしく言っても国家緊急権に根拠はないと強調しました。永井氏は「災害をダシにして憲法を改正してはならない」と被災者の言葉を借りて話を締めくくりました。
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とき:2016年9月16日
金曜イレブンアクション9月16日。23人が参加しました。もんじゅの廃炉問題は当然ですが、現地ではお金にしがみつく市長がいるようで、必要性はお金だけという情けなさに愕然とします。
福祉県立病院の子どもの甲状腺がんの被ばくとの関わりを調べた結果が公表されました。被ばく線量とは関係なく甲状腺がんが発生していることが問題なのに、被ばく線量の程度によって発生件数に変化がないことを逆手にとって、被ばく量との因果関係を説明できないとした報告に疑問を感じました。
今日はテレビドラマの「仰げば尊し」が終了したことを記念して「・・・・の替え歌」で原発反対を訴えました。
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とき:2016年9月3日(土)10時~16時
ところ:おかやま西河原プラザ
県労会議は9月3日、第28回定期大会を開き、2016年度の運動方針を全会一致で採択しました。大会では15人が発言、組織拡大や社会保障の闘い、賃金闘争など、多彩な発言で方針案が補強されました。
戦争法廃止の運動と相まって、各産別や単組・支部が地域の中で頑張った様子が発言から感じられました。今大会は共同の闘いから運動への確信が生まれ、県労会議の前進を阻んでいる組織拡大についても積極的な発言が続きました。
全労連から長尾ゆり副議長、日本共産党岡山県委員会から森脇県議が来賓としてあいさつされました。
お二人から戦争法廃止に運動に関わって共同の力を発揮させたのは地方労連の運動の成果であり、市民との連携が政党を動かしたと励ましていただきました。
また、JAL争議団支援の要請と物品販売で大会に参加され、挨拶を受けました。2つの航空会社の争議は今日の大企業の横暴な体質を象徴する闘いであり、引き続き県労会議は支援を続けます。この日は用意された物販がすべて売り切れました。ご協力いただいたみなさんに感謝します。
森脇県議からは岡山県知事選挙に関わって、「パフォーマンスが目立つ県知事だが、政府の経済や教育政策のままに、力のある企業は支援しても地場の中小零細企業の支援はなおざりであり、教育は学力テスト偏重で生徒を追い込んでいる。企業の要請する資質を磨くことが目的の教育になっている」と批判。「住民に寄り添う県政を目指して」県知事選挙を闘うと決意が示されました。
県知事選挙については議案の中でも報告が行われ、大会の討論後、県知事選挙に向けた決議を全会一致で採択しました。県知事選挙については9月5日、記者発表があり、植本完治さんが民主県政をつくる会の要請を受けて立候補することになりました。
県労会議は組織減の中、数こそ力と2万人県労会議に向けて奮闘する方針を決めました。これまでにも同じような方針は掲げてきましたが、全労連も含めて、待ったなしの事態を踏まえて奮闘する決意も示されました。
ピンチはチャンスと言いますが、2016年の闘いが県労会議の新たな出発になることが期待される、元気の出る大会として成功しことをご報告します。
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とき:2016年9月2日(金)12時15分~
ところ:中国電力岡山支社周辺
少し涼しくなってきました。日陰になっている中電支社の玄関側は風が優しい。会社もこれくらい優しければ命を粗末にするような原発を動かそうとはしないだろうと思うのですが、儲け一筋の会社にそれを求めても無理というものだとも思います。
ニュースを紹介しました。ついに規制委員会は気がふれたのかと思う方針を発表しました。炉心など制御棒となった放射性廃棄物を地下70mに埋めて管理するまでは分からないでもないのですが、それを電力会社が300年~400年、その後は国が10万年管理するというものです。バカな方針を考えるものです。これから増え続ける放射性廃棄物を地下に埋め続けるとでもいうのでしょうか?これほど国民をバカにした話はありません。電力会社にしても、国にしてもそんなに長く存在し続けることができるのでしょうか?バカらしい。仮に存在し続ければ日本全体が放射線廃棄物の管理施設になっているに違いありません。日本は増え続けた借金で崩壊するかも分からない状況でこんな方針を本気で出しているとしたら、責任放棄もいいところだと考えます。あまりにも稚拙だ。
もう一つ、これは朗報です。上関原発建設の埋め立てをめぐって中国電力が起こしていた反対住民へのスラップ訴訟ですが、2009年12月に訴えられてから約6年と8カ月を経て、勝訴に近い和解を勝ち取ったようです。4人の喜びが見えるようです。中国電力にとっては痛くも痒くもない訴訟だったと思いますが、4人の被告はそのために人生をかけざるを得なかった訳で、大変な訴訟を勝ち抜かれたことに敬意を表したいと思います。原発に反対する鹿児島県知事が誕生したことも1歩前進です。反対に新潟県の泉田知事が退意を示されたことは非常に残念なことです。様々な思いを胸に今日も21人が参加してくれました。
それから、書くのを忘れていましたが、今回の行動で仲間が中国電力支社周辺に集まっていると、犬の散歩をしているご婦人が通りかかりました。軽く会釈をするとそのご婦人が「いつも大変ね。毎週じゃないですか?ありがたいです。私も一緒にやりたいくらいです。近所のものですが、感謝しているんですよ」と声を掛けてこられました。超うれしかったです。有難いことです。
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9月のスケジュールはココ岡山県労働組合会議9月のスケジュール
2016.9.17~18働くもののいのちと健康を守る中国ブロックセミナー
2016-9-27おかやまいっぽん参議院選挙総括集会
2016-10-8校庭に東風吹いて
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