月別 2015年3月
とき:2015年3月31日(火)12時15分∼
ところ:岡山駅西口さんすて
3月31日、JAL争議支援共同行動実行委員会は岡山駅西口さんすて広場前で、毎月定例の宣伝を行いました。宣伝には8人が参加して用意したチラシ400枚を配り切りました。
横断幕を見ながら歩く人、リクルート姿の新人社員の皆さんが次々とチラシを受け取ってくれました。学生さんは「そんなことがあったとは?」と驚いていました。それもそのはず、ドイツの格安航空会社のジャーマンウィグス機が墜落、150人の乗客が犠牲になったばかりです。共同行動実行委員会は「墜落の原因はパイロットのうつ病だったと報じられている。航空会社は社員の健康状態を把握する義務がある。それは空の安全運行に直結するからだ。しかし、この問題は他人事ではない。日本航空のパイロットや客室乗務員165名が2010年に整理解雇された時、多くは熟練の社員であり、健康状態を報告して一時的に休業した真面目な社員だった。逆を言えば、健康状態を隠していれば解雇されることはなかった。そうするとドイツと同じような事故が発生していたかも?と思うと怖い。しかし、その恐れは現在進行形だ」と訴えました。観光に来たと思われる熟年の女性たちは「あんた達、チラシのノルマがあるの?」と聞くので、宣伝の内容を知らせると「それは大変」とチラシを受け取ってくれました。
バスの事故、飛行機事故、トラックの事故。どの問題も根は同じ。労働者の酷使と安全軽視です。儲けを優先する会社に未来はない。「日本航空は165名を解雇して、2000人近くも雇用している。会社は安全より儲けと言っている。国民が声を上げて会社に安全飛行を求めましょう」と呼びかけました。
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とき:2015年3月24日(火)12時15分~45分
ところ:岡山駅西口さんすて
沖縄県・翁長知事が辺野古の作業停止を指示した翌日の3月24日昼休み、安保破棄岡山県共同センター実行委員会は辺野古新基地建設の中止を求める署名・宣伝を岡山駅西口さんすて広場で行いました。先月、同じ場所で7筆だったことを思うと今回はテレビ、新聞などで報道されていたこともあって、30分で31筆の署名を集めることができました。
3月の定例宣伝となった24日は、沖縄県と政府が辺野古の工事を挟んでにらみ合うような状況となり、サンゴ礁が工事管理区域外でも破壊される状況に対して、政府が「環境に配慮して工事を続ける」などと国民を欺くコメントで、沖縄県知事の指示を無視する政府の姿勢に署名をしてくれた多くの通行人が「政府のやり方はおかしい」と署名に応じる姿が見られました。訴えでは「政府は沖縄県民の負担を軽減すると言って、逆に普天間基地以上の軍用基地を辺野古に建設しようとしている。危険な基地建設を許してはいけない。日本は戦争する国になろうとしている。自衛隊を海外に出して、アメリカの戦争に協力しようとするもので、これはもう自衛でなく軍隊そのものだ。戦争のための予算を認めない国民的世論を広げよう」と呼びかけました。
風が強いので支えながら訴えています。
若い女性の2人組がジッとこちらを見つめているので、話し掛けると快く署名に応じてくれました。また、署名活動を終えて片付けていると、「私も署名を」と年配の男性も署名をしてくれるなど、反応の大きさにこちらが驚くほどでした。
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とき:2015年3月21日
ところ:山口県維新百年記念公園・野外音楽堂ビッグシェル
最近の雨模様が嘘のように晴れ渡った3月21日。上関原発を建てさせない山口県民連絡会主催の山口県民集会が開かれました。会場となった維新百年記念公園・野外音楽堂には4000人もの人が詰めかけました。岡山県からは50人が参加しました。集会では、埋め立て許可を却下せず、いたずらに判断を先送りする村岡知事や中国電力の反対運動への恫喝訴訟に怒りと抗議の声を上げる主催者の訴えが胸を打ちました。児童文学者・わんぱく3人組で有名な那須正幹さん、上関原発埋め立て禁止住民訴訟弁護団長の田川章次さん、中国電力からのスラップ訴訟と闘っている清水敏保さんらが主催者を代表して闘いの経過を報告、支援を訴えました。
那須代表は「村岡知事は前の知事と同じことを繰り返し、通算6回目の質問を中国電力行い、判断を先延ばしにして建設を中止にしようとしない。新規の原発を止めることができれば全国初となる。絶対に建設中止に追い込もう」とあいさつ。田川章次弁護士は「9回目の弁論となった。村岡知事の延期行為は許せない。違法行為とする監査請求を出している。人権こそ国富とした福井地裁は素晴らしい。山口でも素晴らしい判決を」と意気込みを語りました。
ここで、福島原発告訴団事務局長の武藤類子さんのお話です。武藤さんは「原発労働は過酷。先月も2件の死亡事故があった。2号機の建屋屋上の放射性物質が海に流れていたことを東電は1年も秘密にしていた。いわき市子どもたちはその海で泳いでいた。15歳の少年が1日3千円で働いていた。今でも線量は下がってない。政府の機関政策で20㍉㏜以下は安全ということになった。国は線量計を貸すから自分で管理せよとまで言い出した。学校給食も当初は県外からと言っていたが、いつの間にか県内産・地産地消に代わっていった。子どもたちの食の安全を考えると到底許せない。この国の子どもに対する人権感覚のなさに驚くばかりだ。8000ベクレルものゴミを焼却して減量する計画には、500億円もの焼却炉を原発事故加害者の三菱や播磨、日立の大会社につくらせた。子どもたちの健康も心配。30万人の検診が終わって80人の甲状腺がんが発見されたが、国は因果関係がないと言う。支援法は骨抜きにされ制度としての保養もない」と福島の実態や国の安全キャンペーンの異常さを訴えました。続けて、「住民や国民が事故の不安を口にすることさえ許さない国。しかも、国も東電も誰一人として責任を取っていない」と、静かに冷静に国の理不尽さを語りました。最後に、「双葉町では、原子力明るい街のエネルギーという看板を、負の遺産として残そうと、当時その標語を考えた大沼さんが残すべきと運動を始めた。私たちの闘いは終わらない。負けない」と激励と感謝の言葉を残しました。
祝い島の清水敏保さんは、「30年間、建設に反対してきた。電力会社は信用できない。上関町で議会活動をしながら住民の声を届けてきた。非暴力で抗議してきたが中国電力から自分も含めて、4人がスラップ訴訟に掛けられ4800万円の損害賠償を請求された。妨害が認められたら表現の自由と生きる権利が否定される」と満身の怒りを込めて支援を訴えました。
祝島島民の会の代表は「埋め立て免許の取り消しで祝島の命と財産を守りたい。裁判は少しずつだが前に進んでいる。裁判官にも現地で海と島民の生活を見てほしいと訴えている。守れ!命の海全国署名への協力を」と訴えました。
集会は宣言を全会一致で確認の後、昨年の集会にはなかったデモ行進も行われました。
昼食はマルシェ食堂で食事を、午後からは音楽や芸能などの文化行事を楽しみました。
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とき:2015年3月16日(火)18時30分∼
ところ:勤労者福祉センター4階会議室
県学習協の戦後70年シリーズ連続学習・第1回「ナチス・ドイツと日本」が開かれ10人が参加しました。県労会議の後援で講師は県学習協の長久啓太さんです。第2次世界大戦終結から70年が経過しました。日本の戦争について学ぶ機会は多いのですが、ナチス・ドイツに学ぶ機会は少ない。ナチスとイタリア、日本は1940年に「3国軍事同盟」を結びます。ナチスの台頭はなぜ起きたのか?ファシズムの狂気、ホロコーストは今?など、アウシュビッツを訪問したご本人の体験を踏まえてお話を聞きました。
最初はそのアウシュビッツ(ポーランド)の訪問から。話にはよく聞きますが、観光客は年々増えているそうで、現在は年間に160万人が訪れるそうです。ここでナチスはヨーロッパ全土から130万人を収容して110万人を殺戮しました。ユダヤ人だけではありません。ポーランド人政治犯、ソ連軍捕虜、ロマ民族などです。ここでユダヤ人はヨーロッパ全土830万人の内、600万人が殺害されたとされています。こうした人類最大の負の遺産「絶滅収容所」跡(現在は国立博物館)は、何故生まれたのか?安倍政権の暴走、戦争へと駆り立てる狂気の時代を絶対に阻止するためにも学ぶことは大切な闘いです。
さて、ナチスはどうやって独裁政権を築いたのでしょうか?ドイツは第1次世界大戦に敗れました。政治体制は帝政から共和制(ワイマール体制)に替わり、社会民主党を中心とした連立政権が誕生しました。当時、敗戦国としてドイツが締結したベルサイユ条約は、ドイツの軍備縮小、保有する植民地の放棄、多額の賠償金を課しました。その為にドイツは経済危機に陥り600万人を超える失業者で溢れ、インフレもあって国民は経済的困窮に苦しんでいました。政治的困難は共和制への失望と閉塞感を国民に広げました。ナチス党は1919年に結成されましたが、ヒトラーは国民の閉そく感を救いあげるようにして、諸悪の根源はベルサイユ体制と共和制、そしてマルクス主義者にあるとしてそこに攻撃を集中しました。ここは、NHKが2005年に作成したDVD「映像の世紀、ヒトラーの野望」を観賞しながら学習しました。当時のNHKはさすがにいい作品をつくっています。ヒトラーは一度、ミュンヘンで武装蜂起を起こして失敗、逮捕、投獄されます。その投獄中に口述筆記されたのが「わが闘争」であり、その後のナチスの方針となったものです。彼は議会で多数派を獲得し、権力を一手に集中すると、警察権力を使って共和制秩序を破壊、専制独裁政権へと突き進みます。こうして1933年2月1日、国会の解散と同時に激烈な選挙戦が展開されます。いまでは普通ですが当時は珍しいラジオや飛行機を使った遊説、奇抜なポスター、旗など国民の目を引く選挙戦の中で「国会議事堂放火事件」が起きます。2月28日、ヒトラーは国会放火が共産党の武装蜂起だったとして、ワイマール憲法の基本的人権を一挙に無効にして、警察に弾圧権を与え、短期間に共産党幹部4000人をはじめ、社会民主党とその支持者を逮捕。共産党への恐怖を駆り立てる大々的なキャンペーンを展開しました。こうして、ヒトラーは共産党の議席をはく奪。憲法の制約も解除する「全県委任法」の採決を強行。ナチス党以外のすべての諸政党を解体して、1933年7月14日にはナチス党以外の政党を一切認めない「新党設立禁止法」を公布して、一党制の国家をつくりあげました。わずか6カ月で独裁国家体制をつくり上げたのです。
学んだことをすべて書いていると紙面が足りません、その後の戦争とナチス崩壊までは皆さんの良く知られているところです。ソ連との不可侵条約によってポーランドはナチスの侵攻を許し、わずか1カ月で敗戦国となりました。1939年10月のことですからその後5年に分かってアウシュビッツで殺戮が繰り返されたのです。麻生副総理が「ナチスの手法を見習ってはどうか?」などと不謹慎な発言をしたことは有名ですが、ドイツでこんなことを言えば議員辞職では収まらないでしょう。メルケル首相が最近来日して、なぜドイツがヒトラーの残虐行為を反省して再生したのかを語っていますが、日本の政府にそれがないことが、安倍政権の暴走を許す結果になっていることは間違いのないことです。
ナチス・ドイツの歴史を学び、同じことを繰り返さないために、今を生きる私たちが声を上げ続けなければいけません。マルティン・ニーメラー牧師の「彼らが最初、共産主義者を攻撃したとき」から始まる詩は有名ですが、彼は「無関心」こそ、悲劇を生んだ最大の理由だと言っています。知っていることと実践することは別でしょうか?10人の学習会が投げかけたテーマは、戦後70年を生きる私たちの生き方を問いかけているようでした。
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と き:2015年3月17日(火)12時15分~45分
ところ:岡山駅ビックカメラ前
3月17日(火)、昼休みに秘密保護法廃止共同行動実行委員会は岡山駅ビックカメラ前で宣伝・署名に取り生みました。訴えでは「秘密保護法は昨年12月10日に施行され、その後382件もの秘密事項が指定された。肝心なことはこの法律が基本的人権の抑圧だけでなく、その後の集団的自衛権行使容認の閣議決定や今国会に提出された恒久法など戦争につながる法案づくりと密接な関係があることだ。国民に知られると都合の悪い情報を隠して、戦争のできる国へと暴走しているのが安倍政権だ。共謀罪、盗聴法、マイナンバー制の拡大適用など国民を管理、抑圧するための法律がセットで議論されていることも偶然ではない。注意を傾け、憲法違反との声を上げていく必要がある」と話しました。
「頑張って」と声を上げる人、「戦前のことは知っているが、そこまでは悪くならないだろう」という年配の女性。様々ですが、国会の成立からすると1年3ヵ月が経過しています。反対運動に参加する人、街の反応も次第に薄れている気がします。今日は7人参加で7筆の集約でした。いま、運動を強めなければこのまま、悪法を押し切られるのを黙って見ている訳にはいきません。
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とき:2015年3月13日
ところ:表町商店街
3月13日(金)イレブンアクション岡山の金曜行動。今日は表町商店街をデモ行進です。替え歌、シュプレヒコールが商店街によく響き、元気よくアピールしました。参加者は一同に「気持ちよかった」との感想も。参加者は35人でした。事前の宣伝ではやはり充分ではなかったようです。中国電力の方へ行っていた方もあり、場所の変更はなかなか徹底しません。
玄海原発1号機の廃炉が決まりました。いいですねと言いたいところですが、電力会社の思惑は原発をなくすためではありません。九電は採算が取れないためと言っています。規制委員会の基準を満たすためには経費が掛り過ぎるとの判断のようです。しかし、老朽化した原発の再稼働などもってのほかです。川内原発に続いて高浜原発、規制委員会の許可を待つ原発は次ぎ次ぎに出てきます。原発会社にとって儲かる原発は捨てられないのでしょう。核のゴミをどうするのか?未だに決まっていません。地下に埋めるなどとんでもありません。これから先、何百万年も人類が管理するなど絶対にできません。正気の沙汰ではないことくらい分からないはずがありませんが、それが資本の論理です。「なるようになれ。後は野となれ山となれ」です。儲かればいいという論理は絶対に認められない。命が放射能によって汚されることになる。
子ども達の未来や国の未来を真剣に考えていないのが今の安倍政権です。どうして、こんなことになったのか?国民がしっかりしないと日本をダメにする。福島の環境汚染は除染の成果は出ていますが、まだ放射能線量値は環境基準には達していません。にもかかわらず、望月環境大臣は、「除染は効果的にやり、100%はしない」と言っている。にもかかわらず、住民の帰還を促すのはどうしてでしょうか?東京電力には甘く、核物質が漏れても対策すら取ろうとしていません。住民の命と健康は儲けの前には軽く扱われるということでしょうか?朝日新聞の調べでは福島県の環境汚染モニターで国の基準を満たしているのは88%とのこと。国の目安は0.23㍃シーベルトです。ですが、最近になって、モニターの値が低く出るように細工をしているニュースが飛び込んできました。政府が言うことを聞かない業者を切り捨てているとも聞きます。なぜ、こんなことになるのでしょうか?国の目安と言っても、これは年間線量に換算すると2㍉シーベルトであり、法律が示す環境基準の2倍です。到底、安心して過ごせる値ではありません。国は法律と目安を使い分け巧妙に誤魔化しています。金曜アクションを私たちだけの運動ではなく、市民の運動として定着させたいものです。
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とき:2015年3月12日~13日
全市的運動
3月12日~13日は全労連の全国統一行動日となりました。全国50万人、全労連の半数近い組合員が一斉に決起して、2015年春闘での大幅賃上げや消費税増税反対、国民要求実現のために奮闘しています。12日は県医労連の民医連職場が昨日の団交を受けて一斉職場集会と統一行動に270人が結集しました。通信労組のストライキに連帯した組合員は16人、11時からの宣伝署名行動には35人が結集、署名122筆を集めました。生協労組おかやまは春闘ワッペンを付けた組合員1400人が仕事に付きました。
国労、県国公、高教組、自治労連などの組合員もストライキに参加して統一行動を盛り上げました。生協労組おかやまは13日には一斉団交に臨み、春闘回答の引き出しに集中します。団体交渉には220人が参加する予定です。これに先立ち、県医療連民医連部会では倉敷医療生協労組がすべての組合員に500円のベースアップ、看護師の初任給を2000円~4000円に引き上げるなど2年連続の賃上げを引き出しました。岡山医療生協労組は200円の引き上げ、JMIUは光軽金属が一律1300円の引き上げを勝ち取りました。
NTT前に結集した連帯集会では通信労組の河合書記長からNTTの経営状況や労務政策が行われ、「NTTは4期連続の増収で2014年3月期の決算を迎えた。過去6年間で最高の営業利益1兆2137億円を上げた。役員配当も上がり1人あたり4920万円だ。一方で33割を占める非正規労働者、10年以上も賃上げゼロの状態だ。60歳を超えた契約社員の年収はわずか230~40万円であり、通信労組は300万円に引き上げるよう要求している。NTTは内部留保のわずか3.88%を取り崩せば月額3万円以上、時間給250円の引き上げが可能であり、NTTは社会的責任を果たせ」と訴えました。
午前中の宣伝行動では県医療連の仲間と共同した社会保障制度拡充の署名に取り組み、岡山駅西口さんすて広場に組合員が立ち、40分間の宣伝でティッシュの入った600枚のチラシを配布しました。
県労会議は15000枚の全労連春闘チラシを地域に配布します。地域から職場から大いに春闘の風を吹かし、13日の重税反対統一行動に繋げていきます。
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とき:2015年3月8日(日)10時~
ところ:石山公園、デモ行進、バプテスト教会
「3.11への祈り、追悼と脱原発のつどい」が3月8日(日)、岡山市で取り組まれ、400人の参加で集会とデモ行進が行われました。同実行委員会は午後からもバプテスト教会で分科会を開き、講演や祈りの儀式、ミニライブとともに、原発事故からの避難者の訴えに聞き入りました。
集会では中原永昌(宗教者NGOネットワーク)さんが実行委員会を代表して「今尚、避難生活を続け、助けを求めている人が多くいる。それでも原発を推進する政治を変えていく必要があると思う。自分で考え行動することが大切」と挨拶しました。エコースティックギター奏者の佐伯真有美さんや、岡山で活動するワッカバンド(百姓)の演奏に続き、各実行委員会団体からのスピーチが行われました。イレブンアクションは金曜アクションを紹介しました。会場は黄色の風船に彩られ、脱原発を掲げるプラスターや横断幕など、それぞれが工夫したメッセージを手に、岡山駅までデモ行進しました。デモ隊は「島根の原発を動かすな、再稼働反対」とアピールしました。岡山市職労からの参加者はビートルズの替え歌で反原発を訴えました。太鼓や楽器も賑やかに、これまでの行進とは一変して楽しく賑やかで、風船も鮮やかにアピール度抜群の内容でした。
午後からの分科会は環境活動家の田中優さんの講演から始まりました。田中さんは「ダイレクトに原発反対の運動に取り組むのもいいが、それだけでは疲れる。ワクワクするような取り組みで運動を長続きさせよう。その為には電気を電力会社から買わなくてもいい生活に切り替えることが必要。それをオフグリッドという。エコ生活はそれほど難しくない。冷蔵庫や洗濯機、電灯を買い替え、電気を熱に変える非効率な生活を止めるだけで電気の消費量は激減し、太陽光パネルと蓄電池だけで生活できる」と話し、実際に一般住宅に住む体験談も登場して会場は盛り上がりました。
分科会は「祈りのつどい」として取り組まれ、キリスト教、黒住教、仏教者など多様な宗教者と市民の共同の催しとなり、震災犠牲者への黙とうと祈り、追悼のライブと原発事故からの避難者のトークなど、多彩な企画が原発再稼働への違和感を語りかけました。震災と避難の経験を話した五十嵐しゅり(中1)さんは、家族と離れて岡山で暮らす寂しさを乗り越え、福島県から保養に来る人達との交流を通して、海での楽しい思い出を大切に岡山での生活を楽しみたいと心境を語り、盛んな拍手が送られました。また、袈裟を着た姿で登場した大原英揮(遍照院・副住職)さんのバイオリン「花は咲く」はとても素晴らしい演奏でした。
祈りの集会の冒頭で「Amazing grace」を独唱した沢知恵さんなど、芸術や宗教者の熱意がほとばしる集会として成功した分科会は、最後に参加者が全員で「被災されたすべての方々と生き物の幸せのために」「原発にたよらない未来の実現のために」努力しますと誓い合いました。
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