日付 2012年11月22日
と き:2012年11月22日(木)9:00~
ところ:鳥取県北栄町
概 要
原発ゼロをめざすイレブンアクション岡山実行委員会は第3弾フィールドワークとして鳥取県北栄町の風力発電を見学しました。今回で3回目となるフィールドワークですが、目的は反対運動に止まらず、自治体のとりくみや私たちの日常生活とエネルギーの関係を知ること、どうしたら運動を広げることができるのかを追求していくことにあります。今回のフィールドワークには私たちの運動に共感を寄せてくれる19名が参加しました。
北栄町職員・斎野博樹さんが北栄町のとりくみについて説明してくださいました。斎野博樹さんは、「事業費は全体で28億円。内7億円は国からの補助金で賄い、残りは借入金で運営している。年間修繕費も1億円必要だ」とし、「小さな町がこうした大きな事業に着手するには勇気がいる。独自財源の充実を目的としてはいたが、維持管理をしていくのがやっとだ。しかし、今年の7月に法改正が行われ電力の固定価格買い取り制度ができたことで、やっと利益が見込めるようになった。そういった背景もあり、北栄町で風力発電を設置したのは、環境問題への関心をアピールし、町の活性化を図ること目的になっていると言える」と話しました。
説明終了後、実際に風車見学に行きました。風車についてはバードストライクや騒音問題などが指摘されていますが、北栄町ではそういった問題は起きていないそうです。また、風がないのに風車が回ることについて斎野博樹さんは、「北栄町の風車は風速3m/sで発電するように設定している。実際に風車は3m/s以下の風速でも回る」と説明しました。
日本ではまだまだ風力発電は普及していません。このまま原発を維持し続けるのか、自然エネルギーへの転換を図るのか。みなさん自身で考えてみてください。
0 Comments | Posted by sakaki in ニュース, 県民運動