日付 2012年9月25日
と き:2012年9月23日(日)
ところ:高島公民館
障害者の生活と健康を守る岡山県連絡協議会は9月23日、2012年度第2回の障害者の人権を考える学習講座を開き、約30人が参加しました。講座では3人の障害者の方が生活上の不便さやダウン症の子どもさんの就学の課題などがリアルに語られました。障害者の生活支援が不十分なままになっている実態がある一方で、障害者の生活や環境を良くしていこうとする父母や教育者の取り組みもあり、地域や学校の中で支え合うことの大切さが実感されました。
目が見えないので市から通知が来てもわからない、と話す海山さん
講演では中内福成(よししげ)さん(大阪府障害者施策推進協議会委員・障全協会長)が「最近の情勢と暮らしの場を考える~すべての人が住み慣れた街で暮らし続けるために~」と題してお話されました。山内さんは障害者に関わる審議会の委員をされており、「何かあれば直接意見を聞かしてほしい。審議会に反映させる」としながらも、「それにしても審議会はひどいもので、官僚の書いた原案に対して意見を出すと、記録はするのだが原案は変わらない」何故か?と聞くと、「意見は記録している」というだけで全然変わらない。全くどうにもならない審議会だ」と政府機関の実態を暴露しました。
気さくな感じの中内福成(よししげ)さん
また、最近の傾向だが、「何が起きてもおかしくない」として、「国会は民自公の3党合意さえあれば、短時間で国会を通過する」「新産業や新市場の創出には熱心で、医療介護の生活支援と言いながらロボット開発に予算をつぎ込んでいる」と話して、「生活保護に対するバッシングなど権利としての社会保障のあり方が問われている」と力説しました。
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