岡山県労働組合会議

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11.3憲法公布記念の集い

とき:2010年11月3日(水・祝)13時30分~

ところ:岡山県総合福祉会館

講師:有馬理恵さん(演劇家、劇作家)

概要:事務局長の感想的まとめ

11月3日、憲法公布記念の集いが県総合福祉会館で開かれ、約200人が参加しました。つどいでは、俳優座所属の演劇家であり、日本平和委員会代表理事でもある有馬理恵さんを招き、「差別と戦争をなくすために」と題してお話を聞きました。実行委員会は岡山大学職組の歌声に続き有馬さんの講演と続きましたが、参加者は演劇家が平和や憲法問題をどのように語るのかに興味を持っている人が多くいました。有馬さんの話が始まると、さすがに女優らしくその語り口は明瞭で、聞き取り易いことが分かりました。しかも自らの体験に基づいた平和と人権へのほとばしるような情熱が伝わり、差別・偏見への奥深い怒りにも引き込まれました。

 講演する有馬理恵さん

有馬さんは部落差別の象徴のような生い立ちで、自身の母方の家の敷居もまたげない悲しい体験があり、高校生の時に観劇した「釈迦内柩唄・水上勉作」で、その内容が自分の境遇と重なり合い、強い衝撃を受け号泣して気絶したことが紹介されました。有馬さんの人生と運動への情熱の根源に触れる思いでした。釈迦内柩唄の20分バージョン(実際は100分)がその場で演じられ、講演の迫力はいっきに爆発しました。地方公演のエピソードでは右翼の人たちとの交流や部落解放同盟の幹部が有馬さんの幼いころの近所のおじちゃんだったとかで、数々の困難?を度胸で乗り切ってきた逸話に感動したり、笑ったりで前半の話に聞き入りました。後半は彼女が結婚したというお話でした。有馬さんは6年前に有馬総一郎さん(04年イラク日本人人質事件で有名な写真家)と結婚したそうです。この事件で有馬さんは再び、ご主人への世間の偏見と中傷に3年間悩まされたと言います。「世間には暇な人がいるな」と思うと同時に、政府の自己責任の宣伝と同時に、政府自らが危険でない地域と言っておきながら、記者会見では「危険な地域に入った日本人」というレッテルを張る無責任さに驚いたと言います。おびただしい中傷と文書による嫌がらせを受けそうです。3回も引っ越しをしたそうです。子どもさんができお付き合いしている人たちからもイラク人質事件の話題になって時、正面から向き合えなかったと話しました。今では自分を見つめ直しはっきりと、「自分の夫は郡山総一郎だと逃げずに言おう」と決意していることや、こうした偏見を振りまき、誹謗中傷を誘って国の責任逃れをすることは許せないと、怒りをもって話されるのを聞くと「自分たちに何ができたのかな?」振り返ってしまう場面もありました。有馬さんは今、憲法ミュージカルに取り組んでいるそうです。有馬さんは日本軍にレイプされ慰安婦されたフィリピン女性の役柄に演じているそうです。この取材で体験したフィリピンの人たちの日本人の罪を問い詰めるようなまなざしに有馬さんは戸惑いを覚えたと言います。久々に生の体験に立脚した力強い話を聞いて感動した人も多くいたと思われます。これ程、平和と人権への強いメッセージを受け取った経験は少ないでしよう。今年の11.3集会は転機が来たと思える企画でした。 

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