岡山県労働組合会議

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日付 2010年6月19日

とき:2010年6月16日(水)14時~

ところ:岡山地方裁判所

概要:

「私の病気の原因は、原爆であると認めてください」と裁判に訴えていた川中優子さんの判決が6月16日、午後2時から岡山地方裁判所で行われ、裁判長は「原告(川中さん)の請求を棄却する」と判決を言い渡しました。

 原爆症認定集団訴訟で国はこれまで25連敗をかさね、「被爆者の実態に即した」判決が全体の流れになっていました。この流れに逆行する判決に傍聴に参加したおよそ80名の支援者たちは「不当な判決」と強いいきどおりと共に声も出ませんでした。

判決後、岡山弁護士会館で報告集会がおこなわれました。

裁判所入りする訴訟団

この判決に対し、記者に感想を聞かれた川中優子さんは「被爆者に対しあたたかい判決を期待していたが裏切られました。今日は勝利判決を期待してきました、残念です。旧態然とした国の方針に沿った判決だと思います。」と感想を述べました。

 近藤弁護士は「きわめて不当な判決だ。被爆の状況、急性症状など被爆者の声に耳を傾けようとしていない、評価もしていない。いま黒い雨の地域拡大が言われており、川中さんの被爆した仁保地区でも降ったことは明らか。1歳で被爆したという感受性の高い年齢での被爆も考慮しない、昔の基準に逆戻りした判決といわざるを得ない」と判決を厳しく批判しました。参加者からも怒りの発言が続きました。

 全国弁護団事務局長の宮原弁護士は「これまでの流れ〔国が25連敗〕に反する判決だ。被爆者援護法の精神は、被爆者の心に寄り添ってつくられており、今日の判決は援護法の考えを理解していない判決だ。同時に、積極認定の審査方針に反し、集団訴訟以前の状況に引き戻す判決といわざるを得ない」と話しました。

記者会見をする川中優子さん(右) 近藤弁護士は左

 近畿弁護団の藤原団長も「今日の判決を聞き闘い続ける必要があることを痛感した。被爆者がどのような思いで生きてきたかわかろうとしない判決だ。認定がほしいなら『証拠を出せ』『証明せよ』は、援護法の精神に反する発想の判決だ」と発言しました。

川中裁判を支える会松岡会長は「私は1人の被爆者で、医師であります。今日の判決は『国が言ったことをそのままコピーした』といわざるを得ません。この怒りを被爆者援護・連帯の運動と核兵器廃絶の運動に発展させましょう」と挨拶されました。

とき:2010年06月19日(土)10時~

ところ:サンピーチおかやま

概要:県労会議パート・臨時労組連絡会は6月19日(土)朝10時から学習交流集会を開きました。交流会の基本柱は①非正規労働者の雇用実態を政府統計や岡山労働局の資料から全体像をつかみ、情勢認識を一致させること。②安保条約に関して、最近平和委員会が作成したDVD「どうするアンポ」の上映を通して、普天間基地撤去や日米軍事同盟の問題点をしっかりと学習して、連絡会としてもこの問題に積極的に関わること。③公契約条例や最賃、生活賃金について考え、公契約条例のない現状の行きつく先はどうなのか?或いは働くものの労働の質とどういうことか、などを学ぶこと。自治体が住民の暮らしを守るという観点から職員の人数や、「公務員は高給取っている」といった公務員賃金に対する間違った認識について考える。などを目的として開かれました。生協労組おかやまや県医労連、岡山市職労から55人が参加しました。

公契約条例について話す斎藤寛生さん(全労連) 労働の質が落ちることは命と直結していることがよく分かる話でした。

講演のレジメと資料はココ公契約適正化運動の到達と課題880KB

学習が終わると、さっそく意見交換会を行いました。日ごろから感じている非正規労働者の皆さんの率直な気持ちが聞けて大変参考になりました。

やはり、賃金の話題になると、「一時金をもらうときは正規労働者との差を感じて、いやな思いをする」という意見は多くの方の気持でした。「友達付き合いや懇親会へも気持がなえる」など、低賃金への悔しさももじみ出ていました。また、仕事に責任を持ち、或いは持たされているのに、パートという待遇に疑問。経営者も不採算部門だという。それでも仕事は投げ出せない。といった思いは団結で解決したい要求だと聞きました。

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