岡山県労働組合会議

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連想分類語  野党共闘

12月16日(土)、おかやまいっぽんによる衆院選総括が行われました。100人以上が参加し、衆院選における市民と野党の共同の前進。そして、いたらなさについて意見を交わしました。

衆院選終了までのとりくみと総括を行ったのは大坂圭子共同代表で、「運動の軸になったのは政策づくりだ。全6回の政策会議と市民懇談会を開催し、市民による政策提案をまとめた。民進党と希望の党の合流騒動があり、野党共闘に参加する政党と各選挙区の立憲野党統一候補者と共に同じ政策協定書にサインする形を理想としたが、今回は各候補者個人との政策協定が結べなかった」と野党共闘の再構築の困難さを語りました。

宮本龍門共同代表は今後のとりくみについて、「前回の参院選では、一致点よりも違いが際立ったように思う。今回は一致点での共同が深まったと確信している。今後は、市民による政策提案をより発展させていくことが求められる。私たちの目指す政策について常に議論し、立憲野党との共有を進めていく。また、できるだけ早い段階からの立憲野党統一候補者の実現を目指していく。候補者にとことん関われる体制作りも欠かせない」と述べました。

衆院選では、岡山県の多くの民進党議員が希望の党に合流していきました。野党共闘が崩れたかに見えましたが、高井高志さんが立憲民主党から立候補し、当選を果たしました。高井さんが立憲民主党からの立候補を決意できたのは、おかやまいっぽんの全県での活動が背景にあります。

津山世話人の石川健さんは、「津山市を中心にいっぽんカフェを開催している。少しでも多くの人に政治に関心を持ってもらいたい。毎回30人程度の参加だが、必ず新しい参加者を迎え入れるようにしている」と仲間増やしの実践を語りました。

倉敷世話人の片岡達彦さんは、「柚木議員が希望の党に合流したことに納得できず、離れていく人もいた。しかし、倉敷では憲法を守らない政権はいらないと街頭宣伝を行い、市民のつながりをより強固にできた」と粘り強い活動大切さを語りました。

また、ゲストとして戦争させない市民の風・北海道共同代表の川原茂雄さん(札幌学院大学教授)を招き、北海道での市民と野党の共同について話を聞きました。

川原さんは、「衆院選では北海道の全20議席の内、選挙区では統一候補5名が当選し、比例代表でも立憲民主党の3名が当選した。北海道では衆議院5区補選が実施が決定した15年秋から市民と野党による統一候補の実現に取り組んでいた。結果的に補選では敗れたが、市民と野党の関係性を構築することができた。大切なのは、次の選挙までに何をするかだ。双方の関係性を維持していくことが非常に重要で、北海道では市民集会や街頭宣伝を定期的に行ってきた。共闘という言葉から選挙をイメージしがちだが、人と人の関係性こそ大切にしないといけない」と北海道における市民共同のあり方を語りました。

そして、市民の意識が変化していることについて、「市民とは自分の意思で権利を行使する人のことを言う。参政権とは投票権だけでなく、市民として政治に参加する権利のことだ。選挙を一緒にたたかった仲間からは楽しかった、またやりたいという感想がある。これまでは投票しかしなかった人たちが選挙に関わり大きく変わったのだ。市民による新しい民主主義革命の時代が始まっている」と訴えました。

市民と野党の共同を求める動きは今回の衆院選で全国に広がりました。岡山県でも選挙を通じて様々な課題が明らかとなりましたが、市民と立憲野党の共同を目に見える形で作ることができました。

川原さんは、「今後は、当選した議員の方々に対する相互支援の具体的なかみを市民と立憲野党で一緒に作らなければならない」と最後に提起しました。

と き:2016年9月27日(火)18:30~

ところ:林道倫精神科神経科病院ひまわりホール

概 要

 

7月に行われた参議院選挙では、岡山でも黒石健太郎さんを統一候補として擁立することができました。残念ながら、当選は果たせませんでしたが、市民と野党の共闘は運動の前進とつながりの強化という面では大きな成果となりました。

前回2013年に民主・社民・みどり・共産党が獲得した岡山の票の合計は246,319票でした。それが今回は329,501票を得たのですから素晴らしい結果です。逆に自公が獲得した票は前回490,727、今回は437,347票で大きく票を減らしています。黒石健太郎さんは敗れたとはいえ、相手候補を確実に追い込んでいます。

こうした成果の背景には、様々な市民が立場を超えて集まってできた「おかやまいっぽん」が政党と市民の橋渡しとしての活躍があります。衆議院選挙でも野党共闘は続きます。「おかやまいっぽん」のとりくみをさらに前進させ、衆議院選挙での勝利を実現するために必要なことは何かを参加者と一緒になって考えました。

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第1部ではゲストトークが行われ、市民連合みえ呼びかけ人の岡歩美さんから「参議院選挙1人区、私たちはどのように闘ったのか」とのテーマでお話ししてもらいました。岡さんは仕事を辞めて世界1周旅行に行こうかと思っていたら、安保法制(戦争法)の問題が浮上し何とかしなければと思い、野党共闘に関わることになりました。

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「三重では民進党現職の芝博一さんを候補者として擁立したが、当初は難航。元神社の神主で日本会議に所属していたことや共産党に対するアレルギーもあり、市民からの不信感もあった。しかし、目指したのは市民主導の選挙であるということを粘り強く訴え続け、野党共闘を実現できた」と話しました。そして、「何より大切なのは信頼関係だ」とし、「市民と市民、市民と候補者の距離を縮めるために選挙マニュアルとビジョンの共有を大切にし、宣伝の後などには交流会(吞み会)を行うようにした」と経験を語りました。最後に、「候補者の良し悪しは本質ではない。市民の関わりと政策のすり合わせができているかどうかが大切なポイントだ」と訴えました。

第2部では、岡さん、おかやまいっぽん共同代表・宮本龍門さん、事務局・赤松章子さんの3人によるディスカッションが行われました。

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宮本龍門さんは「おかやまいっぽんの反省点は、三重のように市民同士のつながりを深めるという点や政策・ビジョンの共有ができていなかったことだ。安保法制の廃止と集団的自衛権の行使容認の撤回この2点で政策協定を結び、参議院選挙を闘うため、その他のことはいったん棚上げすることにしていた。それでも、政党間で市民の間で意見の食い違いが生じていた。衆議院選挙でも野党共闘を実現するためにもより丁寧な意見交換の場が必要だ」と話しました。赤松さんは、「岡山にはメディアチームや仲間は揃っている。しかし、選挙は結果が全てだ。三重がゼロからはじめて、野党共闘で選挙に勝つことができたのは岡さんのように活動する本音で積極的に活動する人がいたからだ。本音を言う、妥協しない、市民としてのプライドを持つ。この3点が私たちには足りなかったのではないか」と率直な意見を述べました。

その後、フロアからの感想、質疑があり閉会となりました。評論家のように「言いっぱなし」「批判だけ」で終わるのではなく、「市民一人ひとりが参加し協働する」という本来の政治が岡山だけでなく日本全国に誕生するきっかけとなったのが野党共闘です。今回の「野党共闘」は未来につながる大きな意味を持つものだと確信を新たにできました。

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と き:2016年4月19日(火)12:15~

ところ:岡山駅西口さんすて前

概 要

 

岡山県労働組合会議は戦争法廃止の署名・宣伝活動を行いました。同時に、熊本大震災の復興支援募金を募り3,906円が集まりました。本日の行動には5人が参加し、チラシ200枚を配布しました。

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マイクをとった伊原事務局長は、「安倍政権は人のいのちを大切にしているとはいない。当初は熊本県知事の要請を断り、コンビニに70万食を届けると発言したりするなど人命軽視をしているとしか思えない。今では緊急事態法のキャンペーンを張り今回の震災を政治利用している。また、アメリカ軍への支援要請だけでなく、欠陥機オスプレイさえ支援に投入した。まさに震災の軍事利用だ。このようなことは絶対にやめるべきだ。人命を大切にすることは戦争法廃止に通じている。国民の命・平和な暮らしを守るためにも戦争法を廃止すべきだ」と訴えました。

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