岡山県労働組合会議

はい、岡山県労会議です。086-221-0133

と き:2018年6月30日(土)13時30分~

ところ:岡山天神山文化プラザ

6.30望月衣塑子講演

望月衣塑子さんの講演会が開かれました。岡山人権連主催人権と文化のつどい2018ですが、彼女は「だから私は闘い続ける、安倍政権とメディア」というテーマで2時間、息つく暇もなくしゃべり続けました。噂は聞いていましたが、ご本人は想像を絶するそのパワーに圧倒されました。参加された方は皆さん同じ思いだったはずです。権力と向き合う新聞記者魂を見せられた思いです。

つどいの1部では岡山県が生んだフォークシンガー松本圭介さんがギターを手に6曲を披露しました。彼の楽曲はエネルギーに満ち、レベルの高い歌声に引き込まれました。松本さんと一緒に手拍子をしたり同じフレーズを口ずさんだりで、観客と交流しながらの小コンサートを心の底から楽しめるステージでした。

さて、望月さんですが話の内容が豊富で要約することなどはできません。しかし彼女の話から見えてきたことがあります。それは権力犯罪を暴くのはマスコミの懸命な取材とスクープとも言える記事であり、その記事に国民は共感すること。情報源となるネタ元は徹底して厳守されること、権力の構造はまさしく力関係であり、そのバランスを崩すのは世論だということです。権力側も彼女のような徹底した取材と政権に食い下がる質問の連続に辟易するらしく、権力にも嫌がられ、粘りとあきらめない気持ちが権力の横暴を追い詰めていくなど、大切な事を教えていただいたように思います。

そういう意味で、私たちの運動にも徹底した工夫が必要に思えてなりません。ただ訴えるだけでなく、市民の心を揺り動かす主張や仲間の参加など、情熱が一般市民に届く抗議行動が求められていることに気づかされました。

彼女のテーマは「権力側が隠そうとすることを明るみに出すこと」だそうです。彼女が最後に言っていた言葉に励まされました。「安倍政権は崩壊に向かっている。それはなぜか?次々に官僚たちが内部文書をリークしている。安倍政権の支配が崩れている証拠です。さらに、「自分の疑問や疑念が自分の内側で解消できたのか」が運動をしている側にとって大切なことも分かりました。人の受け売りではなく、自分が政権の嘘を見抜けているのか?そもそもどんな疑念があったのか?を明確にしないと追及できず、訴えも説得力を持たないことが分かりました。

望月さんは写真で見る限り相当な美人だと思っていましたが、実物は小柄で ひょうきんで、しかも表現力抜群、賢い人なのだと分かりました。驚きでした。「立て板に水」ということが機関銃のようにしゃべるまくり、数字も事件もその背景もしっかりと頭に入っていて、ありったけの思いを一気に爆発させる元気玉のような人です。「不正に対するとてつもなく大きな怒り」しかもそれをばねに活動する新聞記者が望月さんです。新聞記者に対する尊敬の念さえ抱きました。世の中捨てたものではない。まだまだ頑張っている人はいます。真剣勝負をしながら生きている記者さんの姿を初めて見ました。

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6月29日(金)、原発ゼロを目指すイレブンアクション岡山は中国電力への抗議行動を行いました。行動には20人が参加し、原発のない日本を求めました。

東京電力ホールディングスの小早川智明社長は、福島第二原発の廃炉を表明しました。廃炉について、福島第2原子力発電所が立地する福島県富岡、楢葉両町を訪問し、方針を両町長らに直接説明したことが報道されました。しかし、地元住民からは、「廃炉の決断が遅すぎるのではないか」との声もあります。

また、東北電力は株主総会の際に、7年余り停止している原発4基のうち、女川2号機(宮城県女川町、石巻市)と東通(青森県東通村)の再稼働を目指す方針を改めて示しました。総会では、「北陸電力と共に脱原発をすすめる株主の会」が求めた脱原発宣言などの株主提案6件が90%の反対で否決されました。

廃炉に対する決断の遅さ、脱原発に踏み切れない株主の存在など、原発に対する根拠なき神話は未だ根強く残存しています。

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と き:6月25日(月)

ところ:岡山駅西口

概 要

岡山県労働組合会議/パート・臨時労組連絡会は最賃宣伝を行いました。行動には5人が参加し、12筆の署名を集めました。

訴えを行った弓田さんは、「最低賃金781円では年収は200万円にもならない。しかも、隣の広島県は818円で37円の差があり、月収にすると6,512円の差だ。最低賃金の地域間格差が原因で、賃金の低い地域から高い地域へと人口流出が発生している。地域別制度を改め全国一律制度を導入し、1000円まで最低賃金は引き上げないといけない」と述べました。

7月3日から岡山地方最低賃金審議会が開催されます。2年連続して20円台の引き上げが行われています。安倍政権は年率3%の引き上げを行い、全国平均1000円を実現するとしています。このペースでいけば今年の改定額も20円台となることは確実との見込みです。

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とき:2018年6月22日(金)15時~16時

ところ:JA中央会4階役員室

TPPに反対する協議会は種子法が廃止された問題は農業と国民の食糧事情に大きな影響を与えるだけではなく、今後、民間企業による食料支配を招く恐れが出ることを危惧しています。私たちはこの問題を終始して、宇野忠義さん(弘前大学名誉教授)の力も借りながら、これまでに2回学習会を開き、県の認識を問いただし、種子を守る条例や国へ働きかけをするよう求める要請する準備をしてきました。その一環として、本日JA岡山中央会と懇談、統一的な行動の要請を行いました。この懇談は、岡山大学の小松泰信教授のご尽力で実現したものです。JA中央会へはこれまでに4回懇談を試みましたが実現していません。小松先生は宇野先生とお知り合いでした。人脈の大切さを感じた次第です。懇談はお二人以外に、農民連会長の長谷川、同じく事務局長の秦、そして県労会議の伊原の3名が同席しました。

対応して下さったJAの役員は大角基男惨事、久山直樹企画部長のお二人でした。

今回の懇談は小松先生から要請の趣旨が事前に伝えられており、話はかなり深いところまで伝わった印象でした。

私たちは「種子法が廃止されたことで種子の安定供給、食糧自給率のさらなる悪化が予測されること、種子が民間にゆだねられれば農家は高い種子を買わされ農産物価格に跳ね返ること、県は主要農産物を守る義務があり北海道・宮城など7県は条例や要綱で安定供給のための対応がなされている。県としても積極的な対応を求めるべき」とする内容で、県に要請する文書を見せながら、できれば一緒に行動したい旨を申し入れました。話しをじっと聞いていた大角参事は、「趣旨は小松先生から聞いている。JAとしてもこれまでに県の担当課と昨年の10月17日に懇談を行い、11月15日に要請もしている」と、県の回答文書を見せ、その文書を提供してくれました。その文書には、「県として種子を維持していくことの重要性を認識し、水準や農家への影響がないように努める」と書かれていました。

そこで、農民連の長谷川会長は「JAの中央では種子を守るための努力をしているのは理解するが、地域の農協の文書には種子法の文字は何処にも見当たらない。話をするとみんな驚いている」と実態を紹介しました。これに対して大角参事は「確かに言われるような実態があると承知している。ただ、方針や取り組みを決めるのは当該の組合であり、こちらから一方的は決められない」と率直に不十分さを認めました。

私は「JAとして、種子法の危険性を具体的にどのように把握しているのか?私は素人だが専門家としての意見が聞きたい。朝日米や県産のブドウや桃などの趣旨保存についてはどうお考えか?」と聞きました。これに対しては「県はコメ、麦、豆などの品種改良や品質向上はすでにやっておらず、原種保存以外はやっていない」と認識を示し、「具体的な影響は議論できていないが、県は今の状態を確保、予算も人員も変わらないと言っている」と返事をしながらも「県は保障してくれていても国は農業破壊を進めている。農水は経産省の役人が入ってきている。これでは守れない」と率直に語りました。

私たちの要請には「検討して必ず返事をする」と約束をいただきました。懇談はこれまでと比べると大きく前進しました。懇談後、「これからは情報提供をしながら関係を切らさないようにすることだ」と話し合いました。

私たちは今後7月5日に農業試験場の見学、10日に県の担当課への要請を行います。8月2日には食健連からも来岡いただいて講演会を開く予定です。

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と き:2018年6月22日(金)12時15分~

ところ:中国電力岡山支社周辺

6月22日、金曜イレブンアクション。今日は汗ばむ暑さです。中国電力岡山支店前に集まった20人の仲間は「炉心溜まった 原発プール/使い古した危険なウラン/再処理技術は 未完成/増えるだけだよ/核のゴミ」と歌いながら電力会社周辺を抗議デモ。286回目です。9月末には300回目となります。自分で言うのも変ですがよく続いています。

余剰プルトニウム保有量に上限を設けるというニュースがあります。アメリカからも削減を求められているようですが47トンもプルトニウムを保有している日本で原発の再稼働が続けば増えるばかりです。

核燃料税に群がる地元自治体の姿も浮き彫りになっています。廃炉が決まった原発からも税収を確保しようとするあさましい地元自治体とそれを分け合う県と市町村では駆け引きが起きているようです。もともとの目的は「安全対策や産業振興」でした。原発を誘致していた自治体は廃炉の段階まで課税できる仕組みを整えているそうです。まさに麻薬中毒です。原発なしには暮らせない自治になっています。爆発も怖いが麻薬付で心まで蝕まれています。恐ろしい原発の実態に身震いする思いです。

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と き:2018年6月19日(火)18時~

ところ:岡山駅西口さんすて

6月19日総がかり行動。今日は朝から雨でしたので、久々に駅西口のサンステでの行動となりました。34人が参加、署名は24筆でした。同時に大阪北部地震被災者支援カンパにも取り組み5,055円をお寄せいただきました。感謝です。


訴えでは社民党の宮田代表、共産党の森脇代表がそれぞれ政党を代表して「9条改憲や働き方改革一括法、TPP11協定、カジノ法案などに触れて、国民生活を悪化させる法案を強行に採決しようとする安倍政権には、絶対に改憲発議をさせてはならない」と訴えました。
署名はしていただけなくても募金をしていく若い女性のグループや学生さんがいます。最近は募金が集まりにくくなりましたが、まだ捨てたものではありません。ありがたいです。


今日にも強行採決されるかと心配した働き方改革一括法案を批判して、県労会議の弓田さんが訴えました。弓田さんは「企業の利益が本業で出せなくなり、働く者の労働強化やピンハネなどのあくどい搾取が横行するようになった。これでは欧米の資本に太刀打ちなどできるはずがない。過労死するまで働かされれば働く者の意欲も薄れる」と日本経済の脆弱性を指摘しました。


今日は3人の訴えでしたので、「戦争させないコール6.19」「替え歌で軍拡止めて明るい社会」と声をあげました。
最近は参加者の皆さんがよく声を出してくださるようになり、コール原稿を書いている私は助かります。
ご参加の皆さん、今日はお世話になりました。

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県労会議のスケジュールを更新しました。

新しいスケジュールはココ6月20日~7月9日県労会議スケジュール

年金裁判チラシ(6-26)

 

世界大会パンフチラシ2018.7.6

 

 

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6月16日(土)、岡山AALA主催の講演会が開かれました。「憲法からジェンダーを考える」というテーマで吉川春子さん(元日本共産党の参議院議員、慰安婦問題とジェンダー平等ゼミナール代表)がお話をされました。

冒頭、共同代表の中尾さんが、「カナダでG7が開かれ安倍首相が出席していた。G7では宿題として、前年にジェンダー平等が取り上げられていた。各国の到達が報告されているが日本はゼロ点で全く何もしていなかった。日本の男女平等ランクは世界193ヵ国中114位と情けない地位だ。安倍首相は何一つこのことに触れていない」と話しました。

吉川さんは、「24年間参議院議員をやった。当時、女性の議員は191ヵ国中140位で、今も女性の地位は国際的にも劣っている。基本問題を一緒に学びたい」と前置きして、「今年は女性参政権獲得100周年だが、英のエメリン・パンクハーストが当時の女性リーダーだった。ジェンダーは生物学的な違いをセックスというのに対して、社会的文化的に形成された性差の呼び方。日本では長い間、男は社会で働き、女性は家庭を守るという性的役割分業が教育を通して刷り込まれてきた。1985年になって、女性差別撤廃条約が批准され、1999年に男女共同参画社会基本法の制定で法律上の男女平等が整った。それでも政府は男女平等と言わず、共同参画とごまかしている」と話しました。その上で、「従軍慰安婦問題はジェンダーの最悪の形態であり、当時、日本軍はアジアの各国に慰安所をつくった。吉見義明中大教授によると、慰安所の設置動機はシベリア出兵(1918年~1922年)の教訓から生まれている」と解説しました。その吉見教授の説明では「シベリア出兵で兵士は強姦によって性病に罹患。その数2012人、戦死1387人で対して性病で亡くなった兵士の数が多かったことから、①兵士の性病予防(指揮の低下と軍機防止)②強姦防止(国際的顰蹙と、占領支配維持)③将校の慰安(軍機内ストレス解消)④防謀(情報漏洩防止)が目的だった」とされていると紹介しました。

吉川さんは国会の質問の中で村瀬守さんという方が戦争中のカメラマンとして撮影した写真を突き付け、日本軍の慰安婦実態を追及しました。その結果、河野官房長官談話(1993.8.4)によるアジア助成基金の事業が始まったと話しました。「それでもこの基金を受け取ることは娼婦になったことであり、日本政府によるセカンドレイプと呼びかけられ、韓国では受け取った慰安婦が避難され、償い基金事業は中止となっている」と強制的に慰安婦にされた韓国女性の抵抗が紹介されました。何故この問題が根深いかは、「名乗り出ることができない慰安婦女性の当時の生活と戸主の判断で女子を売春宿に売ることができた法制度の犯罪性にある」と告発しました。

戦後46年目に名乗り出た「元慰安婦」金学順(キム・ハンスク)さんの証言を紹介して、「自分は名乗り出ることができるのは身内がいないからであり、日本政府は悪いと認めるべき。事実を日本と韓国の若者に伝え、二度と繰り返さないことを望む」と言っているにも関わらず、安倍政権はこうした証言や証拠の文書を亡き者にしようと画策してきた。日本では城田すずこさんの著書「マリヤの賛歌」の中で、「同僚のために慰霊塔を立ててください」と書かれているが、日本政府だけではなく、NGOでさえ日本の慰安婦を除外していることに、問題の深刻さや見えにくさがあるとしました。

吉川さんは最後に世界に広がる「#MeToo」運動と「性暴力を名乗り出られる社会」の重要性やセクハラ被害の事態を紹介して、「セクハラ罪はない」発言をした麻生副総理の「政治家としての資格を問う」と怒りをもって告発しました。ジェンダーは憲法上の問題としても自民党の改憲草案に触れながら、「彼らは家族制度の復権を狙っており、権利に対する国の責任を家族に転嫁しようとしている」と話されたことを追記しておきます。

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と き:2018年6月15日(金)12時15分~

ところ:中国電力岡山支社

6月15日、金曜イレブンアクション。19人が集まり抗議の声を上げました。歓迎すべきニュースは福島第2原発の廃炉だと思いますが、本音はどこにあるのか?つい疑いの目で見てしまいます。原発の廃炉には莫大なお金が必要となります。地元の合意を得られない原発を再稼働できずに放置するよりは、新潟県の柏崎刈羽原発を動かした方が効率的と判断したのでは?と勘ぐってしまいます。新潟県知事選挙の結果を踏まえてタイミングよく福島県知事に明言するなど、本当にしたたかだな?と思います。印象を良くして、刈羽原発の再稼働をスムーズに行おうとするそのどす黒い腹の底が見えるようです。

新潟の花角新知事は「県独自の原発検証作業を続ける」と、公約の関係もあってうそぶいていますが、「結果を踏まえて決めるのは自分だ」と言っているところが怪しい。県知事選挙で初めて支援した勝手連の女性は「一生懸命頑張った。新潟県を託したい」と言っているそうですが、何を託したのでしょうか?書かれていません。

危ない日本の原発政策はどこまでもゴマカシとしたたかな政権の関係者によって、腐っていくような気がします。ここはあきらめずに運動を続けるしかないですね。

中国電力の貸ホールでは今日も写真展が開かれています。デモ行進に出くわした女性は、私たちの仲間に「私も反対、原発輸出はありえない」と話していました。

今日は「つながる仲間 国会の前に/声をそろえて 原発なくせ/あまりにも 政治がむなしくて/ばかな ウソにまみれた政権/電力政策 再稼働」と抗議しました。

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と き:2018年6月9日(土)~10日(日)

ところ:東京都

概 要

全労連非正規センターは26回目となる非正規集会を開催しました。2日間にわたって開催された非正規集会には述べ800人を超える労働者が参加しました。

初日の全大会では、「教育と貧困」をテーマに前川喜平さん(前文部科学省事務次官)が記念講演を行いました。前川さんは自身も加わっている夜間中学の活動について、「夜間中学で出会った人の中に今まで一度も鉛筆を持ったことがない70歳のお爺さんがいた。今までどうやって生きてきたのか不思議だが、日雇いの肉体労働で食いつないできたそうだ。日本では親のネグレクトや貧困ゆえに十分な教育を受けることのできない子どもたちが増えている」と夜間中学が時代を映す鏡であることを話し、「夜間中学のような教育支援と自立支援法をうまく結びつけることが貧困解決にはより効果的だ。そのような活動を広げて欲しい」と問題提起しました。

その後、全労連非正規センターの仲野智事務局長が基調報告を行いました。基調報告では、非正規雇用が増加している現状を話し、年収200万円以下の労働者が1131万いる一方で、年間報酬1億円以上の富裕層は457人に拡大するなど格差が広がっていると訴えました。仲野さんは、「全国一律最低賃金1000円、早期に1500円に引き上げることなど私たちの要求を実現するためには、仲間を増やすことが大切だ。社会全体での非正規雇用の増加から考えると、私たちの拡大数は追い付いていない。改めて、組織拡大に踏み出すことを確認したい」と述べました。

全大会ではトークセッションも行われ、川村雅則さん(北海学園大学経済学部教授)をコーディネーターに岩崎唯さん(さっぽろ青年ユニオン)、鈴木真貴さん(出版情報関連ユニオン)、檞恵之さん(郵政産業労働者ユニオン近畿地本)の3名がスピーカーを務めました。

岩崎さんは、サウンドデモやコンビニナイトクルージングなど既存の労働組合運動に囚われない青年らしい活動を行っており、「経営者との合意形成も大切だ。最賃引き上げが中小の経営に影響を与えると危惧する経営者は多い。賃金上昇に耐え得る企業への保障を一緒に求めていきたい」と話しました。

また、リレートークと争議団の紹介が行われました。松村比奈子さん(首都圏非常勤講師組合・委員長)は、「無期雇用転換ルールが本格化しているが、日本大学では3年で雇止めにする意図的な脱法行為が行われている。大学の理事会では、予算が限られており、有期職員の雇用継続は難しいと雇止めを正当化している」と訴えました。

集会では、働き方改革関連法案の強行採択を許さない特別決議が満場の拍手で承認され、集会アピールとして仲間とともに運動を大きくし要求実現を勝ち取る決意が読み上げられ閉会となりました。

翌日は、12の分科会に分かれて議論を深めました。最後は、サウンドデモを行い、「最賃上げろ」「貧国なくせ」「働くルールを守れ」とコールしながら都内を歩きました。

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