岡山県労働組合会議

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7.16平和行進引継ぎ

とき:2018年7月16日(月・祝)12時30分~

ところ:備前市寒河駅

7月16日(月・祝)平和行進初日、兵庫県からの引継ぎを寒河の駅で行いました。例年使っていたバス停が使えなくなり、兵庫の行進団には負担を掛けましたが無事引き継ぐことができました。兵庫県では途中から豪雨となり、岡山も大きな被害を受けたことを知った兵庫県行進団は、津川原水協代表理事が岡山県行進団に激励と連帯の言葉を贈りました。津川代表は「今年は2つの特徴がある。1つは平和行進60周年記念であり、2つは国連で禁止条約が採択されて1年が経過したことだ。行進中にもう一つ特徴が生まれた。西日本の豪雨災害だが、岡山・広島の被害は大きく心中は複雑。大会のスローガンにあるが核兵器と公正な社会は相容れない。1500億円、300億円とも言われるイージスアシュアを入れることは国土建設という立場からは問題があり、大会のスローガンは核兵器廃絶と同時に公正な社会となっている。軍拡のために国土づくりに手を抜いてきた政権は核兵器に頼り核の傘に入ることしか考えていない。これでは国土を守れるはずがない。兵庫では今年の平和行進を成功させようと2割増しの参加で成功させた。県内の首長が核兵器禁止条約の批准を求めて意見書を上げている。それを今年はポスターにした。20名以上の首長が顔写真に協力してくれた」と紹介しながら、岡山の行進団にポスターを贈呈しました。

岡山県を代表して挨拶した三上県労会議議長は、大雨と酷暑の中での行進に労いの言葉をかけながら、「豪雨によって岡山も大変な被害に会った。災対連を立ち上げ犠牲者の救援、行政へ対策強化を求めて運動を始めた。原水協の総会では、国力もない国が平和の取り組みで大国にない魅力的な国づくりをすすめている講演を聞いて感動した。女性の活躍と言いながらセクハラを放置している国とは大きな違いだ。今日から11日間、災害のために一部変更を余儀なくされたが、核兵器のない世界に向けて広島に引き継ぎたい」と話しました。

ここで通し行進者が紹介され、南友香佳子さん(京都平和委員会)が「72日目の行進となった。兵庫県に支えられてここまで来た。地震と豪雨で大きな被害と犠牲になられた方々にお見舞いを申し上げたい。自分は平和と多様性、人類が共存できる社会をめざして活動している。核兵器や原発は相容れない。平和運動をされている皆さんに敬意を表したい。行進の様子はリアルタイムで発信をしている」と行進への思いを語りました。

もう一人は五十嵐成臣さん(JMITU、東大和原水協)です。前回お会いしたのは5年前だったと思います。五十嵐さんは「四国のコースから合流した。平和行進60年の思いは被爆者援護だ。その思いを広島につなげたい」と3度目の行進の決意を語りました。

初日となる寒河から備前市までのコースは80人が参加。酷暑の為、途中、予定外の休憩を余儀なくされ、歩けなくなる人などで用意した3台のワゴン車は満杯になりました。それでも平和への思いも強く、谷口さんや中島君のリードで歌やコールで元気に行進。小さなお子さんを2人連れたお父さんも救護車に乗ることなく歩き続けました。県外から参加した青年3人も先頭を歩き通しました。途中、給水に尽力された備前9条の会や日生支所、備前市役所の職員の皆さんに救われました。

日生町の住吉神社では梅サイダーや胡瓜、飴、お茶が用意され、酷暑に曝され熱くなった身体を癒すことができました。平和行進が平和と核兵器廃絶への思いを持って迎えてくれる方々に支えられていることを実感する瞬間でした。

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