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3.18米軍岩国基地学習会

とき:2017年3月18日(土)14時~16時

ところ:JA奈義支所

3月18日(土)、「2つの「殴り込み部隊」が融合する極東最大の危険な基地に」と題して岩国平和委員会の吉岡光則さんの講演が行われました。中四国防衛局が日本原の基地で海兵隊岩国基地の部隊の単独訓練を打診してきたことを契機に、奈義町や津山市、県レベルの平和団体が訓練反対の要請や地域へのチラシ配布を続けています。 この日は日本原の対策連絡会が午前中に400人が結集して集会と抗議デモが行われました。奈義9条の会、勝田郡平和委員会、津山平和委員会が学習は運動を強化しようとJA奈義で学習会を開きました。

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会場には約60人が参加、吉岡さんの話に聞き入りました。奈義9条の会の鷲田正見代表が「世の中逆戻りしている。自分は戦争中、学徒動員で勉強もできなかった。当時の占領軍には文句も言えなかった。戦争の訓練などもってのほか」と挨拶しました。奈義町の議会報告を行った森藤議員は「すでに全戸にチラシを配布しているが、議会で反対したのは自分だけだった。残念だ。しかし、町長はまだ態度を決めていない」と、新しいチラシを示しながら「笠木町長は町民の声を聞くべき、米軍単独訓練と自衛隊の演習は全く別物」と強調しました。

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津山市平和委員会の末永さんは「市長とも話し合いを続けているが何も決まっていない。反対賛成を決めると住民は割れる。結論を伸ばした方が住民の声を反映しやすい」としました。  吉岡さんは岩国基地の拡張強化がされた経緯とお金で住民が懐柔され、容易に反対運動が盛り上がらない実態を具体的に話しました。「基地のお金に依存するようになった岩国市は活力を失い、若者が自治体を去っている。カレー店のアルバイトに1000円を出しても若者が来ない」とその疲弊の実態を話しました。さらに国は住民に嘘をつき基地建設を進めている。住民はその嘘に慣れ、生活を国にお願いする弱さが基地強化につながっている」として、交付金目当てに米軍に依存する自治体運営を批判しました。

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質問では「なぜ沖縄と岩国の闘いは違うのか?」「岩国では北朝鮮の弾道ミサイルなどで戦争に巻き込まれるのではないかという不安はないのか?」などの質問が出ました。  吉岡さんは質問に答えながらも「日本では米軍の運用と言えば基地問題が秘密になる怖さがある。自治体の職員も善悪の判断の前に思考停止になっている」と、基地問題の怖さを語りました。

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