岡山県労働組合会議

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3.11への祈り 追悼と脱原発のつどい

とき:2017年3月12日(日)10時~

ところ:石山公園&デモ行進、バブテスト教会

3月12日(日)、3.11への祈り」追悼と脱原発のつどいが今年も開かれました。会場の岡山市石山公園には350人の人たちが参加して、脱原発と被災者支援への決意と思いを共有しました。集会ではギターの弾き語り、お母さんシンガーとしても知られている佐伯真由美さんがオープニングを飾りました。会場周辺で様子をうかがっていた参加者は一斉に歩を前に進め、叫び問い掛けるような歌声に聞き入りました。

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福島の現状を知る上で大切な報告が行われました。浪江の「希望の牧場」で、牛たちの命をつなぐために活動している吉沢さんを支え、獣医としても被ばく牛の暮らしを見つめる伊坂邦雄(本名・伊東節郎さん)が福島の除染と被災者支援について報告を行いました。

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伊東さんは、「除染は希望の牧場も対象になり、除染業者が来た。しかし、牧場の土をはぎとると牛の新鮮な餌がなくなるので、宿舎と牛舎だけにした。それでは仕事が少ないと業者に言われ、牛の糞を回収してもらうことにした。すると、業者は牛の糞と山の土を混ぜてフレコンバッグに詰めた。何故かと聞くと、牛の糞だけでは軽くてフレコンバッグが潰れるそうだ。しかし、こんな除染で1万個のフレコンバッグがつくられた。一個は5千円から8千円であり、福島の山以外はすべてが対象とされてお金が使われている。希望の牧場だけで1億円近いお金が使われている。本当の意味でこれは除染だろうか?このようなお金の使い方には疑問がある。さらに、避難者には除染を済ませたから避難解除準備区域を解除して帰れという。しかし、戻れない。若い人は仕事のない街に帰れない。家族はバラバラになる。しかも支援の打ち切りも同時に行われる。おかしい。帰っても暮らせない。楢葉町では20%くらいの帰還だ。これが現実だ」と話しました。

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脱原発の運動をされている団体の紹介が終わり、倉敷金曜アクションで毎回歌っているフレンズの歌が始まるとそろそろデモ行進の時間となりました。参加者はプラカードやのぼりを持って「原発再稼働反対、命を守ろう」とアピールしながら岡山駅前までデモ行進を行いました。

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午後はバブテスト教会で講演会やライブトークなどが開かれました。「日本再生のために」と題して講演した古賀茂明さんの話を聞こうと教会は人やカメラでいっぱいになりました。

祈りと誓いの奉読、宗教者の祈り、ライブやトークでは移住者の声を聞き、二階堂和美さんのライブなど盛りだくさんのプラグラムで原発被害への苦しみ悲しみを語り合い、祈って原発のない社会への誓いを新たにしました。古賀さんのお話は省略します。

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