市民本位の岡山市政をつくる会11.10第2回総会講演
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とき:2012年11月10日13時30分~15時
ところ:勤労者福祉センター4階大会議室
参加者は約40人
井筒百子さん(大阪革新懇事務局次長)講演の要旨
井筒百子さん(大阪革新懇事務局次長)
井筒百子さんは「橋下・維新の会の危険な狙いと民主主義の危機」と題して講演を行いました。講演では①府民・市民はなぜ橋下氏を選んだのか?②その正体と背景、橋下という人物像③橋下氏は何を狙っているのか?などについて話した後、市民の反撃と展望を語りました。井筒さんは大阪市の極端な経済の落ち込み(非正規率45%、生活保護2位、犯罪発生率1位)の中で、「独裁でもいいから政治を変えて欲しい」という、府民・市民の声が背景にあったとしました。また、橋本氏は新自由主義者であり、市場至上主義・競争至上主義をモットーとして、社会福祉と教育を民間任せにしようとしている。維新八策には明確にその狙いが示されていると説明しました。人脈も堺屋太一氏(元経済企画庁官)、竹中平蔵氏(元金融担当相、小泉元首相のブレーン)、石原慎太郎氏(元東京都知事)など構造改革を叫ぶ、試され済みの人達であり、財界に擦り寄る変身ぶりも明確。その橋本氏の下で大阪府民・市民の暮らしが破壊されている状況を詳しく説明しました。WTCタワーを98億円もかけて府庁を移転させようとした背景には、売れない財界の周辺の土地売却に狙いがあったこと、黒字の市営地下鉄の民営化、中島図書館の廃館、交響楽団や文楽、国際児童館の補助金カット、中小企業振興予算、学校整備補助事業、教職員事務員カット等で339億円も削減したが、そのお金は大企業の公共事業のために使おうとしていることなどを詳しく話しました。橋下氏の最終目標は道州制であり、お金を中央に集めて更なる大型の公共工事につぎ込むのが狙い。その最たるものがリニアー新幹線であり、これには原発2基分の電力が必要になると強調しました。ただ、こうした問題を市民が黙って見ているわけではなく、文楽にしても今は大変盛況、学童保育をなくそうとした時は1ヶ月で30万の署名が集まるなど市民運動も盛り上がった。民主主義は少数意見の切り捨てではない。草の根の運動を積み重ねて大きなうねりにしていくことだ。おかしいと思う人は増えている。アメリカのオキュパイ運動(財界・政界に対する抗議運動)に学び、橋下維新の会だけでなく、野田政権を追い詰めようと呼びかけました。