日付 2012年2月28日
と き:2012年2月26日(日)13時30分~
ところ:岡山市中央公民館4階
2月26日(日)、障害者の人権を考える学習講座が中央公民館で開かれました。講座は障岡連が毎年開かれていますが、違憲の障害者自立支援法の廃止を求めた裁判が民主党政権の下で和解に至ったものの、障害者も含めてまとめられた総合福祉法案の骨格提言が無視され、厚生労働省による自立支援法(現行)の手直し法案しか準備されていないことを明らかにしました。総合福祉法制定に向けた運動の強化が求められています。
主催者挨拶をする吉田会長
集会では「総合福祉法について」当事者や・家族・関係者からの発言が続きました。今年、2月13日に東京で開催された緊急フォーラムに不自由な身体をおして参加した清水博さんは、「大半の原告が裏切られて残念だ、がっかりしたという発言をしていたが、私は裏切りを予想していた。昨年12月3日に可決された延命法でも何も変わらなかった。全国700万の障害当事者が力を合わせて大事業を成し遂げよう」と呼びかけました。
2.23緊急フォーラムに参加した報告をする清水さん
講演では白沢仁事務局長(NPO法人・日本障害者センター)が、障害者総合福祉法制定をめぐる動向や民主党政権の政治・政策動向について詳しく説明しました、「厚生労働省は自立支援法にこだわり譲らない。約束を守らないことにもまともな自覚もない」と話しました。また、「民主党は新法の制定ではなく、政党案で全国を暗躍している。しかし、その案でさえ厚生労働省は無視をしている。民主党は完全に官僚の手の内だ。自立支援法を手直しするとして骨格提言の骨子は60項目の内、12項目しか何らかの手が加えてない。しかし、実態はほとんど変わらない」としました。
法案をめぐる状況を話す白沢仁(しらさわひとし)事務局長
会場からは、「裏切りに対して、再度裁判をやることも考えているのか?」という質問も出されましたが、白沢さんは、「和解の約束を守らせる事を柱に運動を強化する」と答えました。
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