連想分類語 日本航空不当整理解雇撤回裁判支援
とき:2011年9月16日(木)12時15分~45分
ところ:天満屋アリスの広場前
概要:
9月16日、岡山県労会議は日本航空の不当解雇撤回裁判の支援にために、市内の民主団体と共に、昼休み時の天満屋アリスの広場前で宣伝を行い9名が参加しました。昨年の大みそかに日本航空のパイロットや客室乗務員165名が無法な整理解雇によって会社を追われました。整理解雇された労働者は148名が解雇無効を訴えて裁判を闘っています。これまでに口頭弁論によるパイロットや客室乗務員の証言がなされ、解雇の不当性が訴えられました。日本航空は乱脈経営による赤字が原因で倒産寸前に追い込まれ、希望退職者を募る形で合理化計画が進行していましたが、計画を超える1733人が退職希望に応じました。にもかかわらず、会社は165名を不当にも解雇しました。
この裁判で問われていることは①整理解雇の4要件を無視する会社の横暴な姿勢②日航の稲盛会長が解雇する必要性はなかったと言いながらあえて整理解雇する意図には、ものを言うベテランの労働者を追い出すことで会社の合意化計画や利益優先の会社経営を推し進めることにあったとされます。空の安全を脅かしても会社の利益を優先させ、邪魔な労働組組合に組織された労働者を追い出すことにあったことがこれまでの裁判でも明らかになっています。県労会議の伊原事務局長は「利用者である私達がこの日航の不当解雇に関心を持ち、会社を世論で包囲していくことが必要です」と訴えました。
買い物客や商店街を行き交う人たちは、物珍しそうに横断幕を横目で見ながら、中には「何があったの?」と聞いてくる人もいました。用意したチラシ500枚は20分でなくなり、雇用問題での市民の関心の高さが伺えます。県労会議は震災以降、日本航空の宣伝を休んでいましたが稲盛会長が証言台に立つ状況を迎え、宣伝を再開しました。今後も裁判の動向を見て支援行動を行います。
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