岡山県労働組合会議

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日付 2020年7月14日

7月14日(火)、12時15分から13時まで岡山駅西口サンステにて、7月豪雨災害被災者のための支援募金に取り組みました。災害対策連絡会おかやまが呼びかけたもので12名が参加。すべての参加者が募金箱をもって訴えました。募金は15,559円集まりました。

4日から九州各地で災害が発生して、球磨川や筑後川が氾濫しました。今朝の新聞報道によると全国7県で72人が死亡、13人が行方不明です。全国紙には報道されていませんが、倉敷市でも1人が倒壊した家屋の下敷きとなり1名が亡くなっています。今日は小田川が増水してレベル4の避難勧告が出されました。岡山市でも夕方にかけて河川の増水が予想されるとしてレベル3の警戒警報が出ています。朝からダムの放流を告げる警報が鳴り続けており、予断を許さない状況ですが、11時過ぎに岡山市では晴れ間が見えはじめました。

訴えは伊原災対連事務局長、同じく災対連事務局の住寄さん、そして岡山市議の東さんです。2018年の西日本豪雨災害時にボランティア団体として発足した「災害対策連絡会おかやま」ですが、毎年、この時期になると募金活動をするようになりました。

岡山県が受けた他県の恩は同じくボランティア活動でお返ししたいところですが、現在、被災県にはコロナ感染や交通渋滞を勘案して支援にストップがかかっています。ところが香川県から熊本県に派遣された職員がコロナに感染していることが分かり、現地でも不安が広がっています。どうやら厚労省からの急な要請で事前の検査が間に合わなかったというのが真相のようですが、それでもなぜ検査ができるまで待てなかったのかが問われます。そうした事情も考え、当面は募金をお願いしながら支援を続けていくつもりです。

球磨川の氾濫はどうやら支川の越水による破堤で本川側への崩壊が始まったと熊本の方から聞きました。報道にはない様々な事情があるようですが、今日のような地球環境の悪化と海水温度の急激な上昇によって異常な雨が今後もこの時期に降り続くことは容易に想像できます。国の河川管理の責任が浮き彫りになっています。

倉敷真備町の水害訴訟も始まったばかりですが、すでに自然災害とは言えず、公的な責任を明らかにして災害に対する万全の対策を取っていただきたいものだと訴えながら、「本気の対策を」と湧き上がるものがありました。真備町の被災者の方に電話をしました。小田川の水位は8割がたで避難はしていないと言っていました。雨が降ると怖いと言いながらも早めの避難にはまだ時間が掛かるようです。募金をしてくださった方の中に、筑後川地域の出身と話される方もいて、やはり故郷を思う人の優しさを感じました。

今後とも募金活動を続けていきます。また、コロナ感染に対する対策として、被災地へのボランティア活動には無料のPCR   検査が受けられるよう県に求めたいと準備をしています。今後とも命を大切に早めの避難を心がけたいと思います。

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