岡山県労働組合会議

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6.14参議院選挙での統一候補への対応について

参議院選挙の統一候補への対応

はじめに

岡山県労働組合会議は6月14日(火)の第10回常任幹事会で6月22日~7月10日で闘われる参議院選挙に際して、統一候補者である「黒石健太郎さん」の支持を決定し、議論を呼びかけることにしました。支持は押し付けるものではありません。これまでも県労会議は政党支持自由の立場から、特定の候補者を支持・支援する方針を取ったことはありません。しかし、今回の参議院選挙では解釈改憲によって、戦争法という憲法違反の法律が暴力的に成立させられたことを踏まえ、自公政権にこれ以上の暴走を許させない運動と選挙への対応が必要と判断しました。

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1.何故、支持を呼び掛けるのでしょうか?

現在、岡山県では自公の候補者に対抗する野党の統一候補が誕生して、「戦争法廃止、集団的自衛権行使容認の撤回」の公約を掲げて闘っています。この候補者を支援することは、今後の憲法改悪、国民の基本的人権の侵害を許さない闘いに繋がると考えています。それでも、すでに特定政党への支持を決めている組合員はいると思います。あるいは個人の候補者選択は自由であり個別の権利として、誰からも強制されることはないと考えるのは当たり前のことです。その組合員も含めて、差し迫った選挙の意義を話し合い、憲法破壊を許さない国民の選択はどうあるべきかを自分判断することが重要だと考えています。

選挙の自由は労働組合が何もしないということではありません。これまでにも政治判断の材料として、各党のマニフェストに基づいて比較表を作成してきました。或いは各政党の実際の政治的態度なども星取表にしてきました。こうした材料を元に判断してもらい、後は自主的判断に委ねて来ました。従って、投票に行く人、行かない人がいても取り立てて組合として選挙運動などはしてきませんでした。

それは投票行動を促すということではなく、一方的な情報提供に過ぎなかったとも言えます。これまではそれで良かったのかも分かりません。憲法が壊されることはなかったからです。

憲法が壊されれば、基本的人権は奪われ、労働組合の存在さえ危うくなります。

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2.労働組合と政党との関係

労働組合は3つの原則に基づいて活動します。そのは①要求に基づく団結、②資本からの独立、③政党からの独立です。「政党からの独立」とは、組合員の政党支持の自由と、政治活動の自由を守り保障することです。

労働組合は政党とは協力共同の関係にあります。つまり、要求の一致に基づいて行動を共にします。

こうした原則を堅持しつつ、今度の選挙では、政党と一緒に立憲主義を守り戦争法を廃止するために共同の闘いを進めます。その政党は特定の政党ではなく、野党が共闘する統一候補です。この統一候補の後ろには県内すべての野党の皆さん、立憲主義を取り戻そうとする多くの市民がいます。この闘いは選挙というこれまでやったことのない運動として総がかり的に進められます。

県労会議が黒石健太郎さんの支持を決めることは、県労会議の方針やこれまでの運動からも当然の帰結であり、労働組合の基本原則からも矛盾するものではありません。

ご承知の通り、県労会議は安倍政権に対して「憲法を守れ、戦争は許さない」という運動を政党や多くの民主団体、一般市民の皆さんと進めてきました。その運動は今度の選挙で統一候補という形で結実して、再び一緒に選挙を闘うことになります。まさに、政党と市民、労働組合が一体となった国民的闘いです。

民主主義と憲法のために、私たちの権利を守って、ファシズムの到来を許さないためにもご一緒に闘いましょう。

以上。

方針はココ野党統一候補の対応について・全組合員の皆さんへ

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